EOSのCM(その2)
いおすのCM、いつ撮りにきたんですか?
って、島の連合自治会長さんに聞いたら
「今年の春よ。 4月の28んちだったわ。」
とのこと。
そうだよね。
あのCMの海の色、どうみても春の海の色だもの。
島に行くなら、春から夏だと思う。
夏もやはり海風が吹くから、
そんなに暑くて暑くて、ということもないし、、。
島のハードな季節は?
そりゃ、12月から2月だ。
北風がまともに吹くし、
遮るものが何もなくて、島に吹きつけるし。
本当に島の冬は生きていくのが辛くなる。
以下は謙介が撮った島の写真。
郷土唱歌
@たまひめさん
俺が住んでいたころは、それでもまだ
温室で花の栽培をしている人がいて、
その花を都会に出荷して生計を立てたり
蛸を韓国から輸入して島の生簀に一時置いておいて
大阪の蛸の価格動向を見て、出荷するような
ことをやってた人もいたけれども、
今ではもうそんなことをする人はいなくなった、と
聞いた。
人口もあの頃は300人いたけれども、
今、どれくらいになったのだろう、、。
来年はまた瀬戸内国際芸術祭があるので
島に人がわんさか来ると思う。
夏も過ぎて、運動会も終わって
これから島は静かな季節。
@崎中のバアの家
@灯台道
@灯台の下の浜
@池
× ×
あさがおその後ですが
なんとアゲハチョウの幼虫に葉っぱをずいぶん食べられて
しまったのです。 これが9月の半ば
これが今。
8日のお休みに朝顔、片づけようか、って言ったら
まだ暑いからもうちょっと、と言われました。
でもまぁもう10月も中旬だし、、。
乾燥した種を採ったら。
たぶん、13日ごろには朝顔も片づける予定。
朝顔さん、どうもありがとう。
× ×
ムラカミさんのノーベル賞については
賞とるの、難しいんじゃないかなぁ、、。
ここで謙介、もうすでに何度も言ってきたことなので
後出しじゃんけんにはならないと思って言うのですが。
ムラカミさん、お話の中で
人間の「動き」というのものは書いているんです。
誰がこう動いた、この人がああ動いた、
って。でも、それだけしかない。
そのとき登場人物がこんなふうに動いた、ということは
こういう感情を内蔵していたからこんなふうに動いたんだ、
ということが、読者に暗示的に伝われば、
それは小説上の表現として成り立つのですが、
それがムラカミさんの小説って
そういうのはあんまりなくて
作品の中では人の動きが描かれているだけ。
内面の心理描写とか、人物と人物の
感情のぶつかりあいとか、
葛藤とか、そういう人間の内面がどろどろと
出ているような小説ではない。
日本の若い子って、人間と人間のべたべたした
付き合い、って嫌いでしょう?
身体と身体だって、距離感を取らないといけない、って
考えてたり、そうしている部分があります。
ところがアジアのほかの国に行ったら、みんな
息がかかるくらいまで近づいて話をしたり
するのが普通ですが、日本だとそこまで近づくと
嫌がられるでしょ?
心理的にもちょっと距離をおいたおつきあいが
したい、と平静は思っている。
でも、そんなふうに思っているのに
もっと近くにいて欲しいとか、どうしてみんな遠いのか
なんて思っている人もいて、、。
だから日本人って、そういうふうな
他人と自分の間の距離の置き方、取り方で悩んでいる
人が結構多いんじゃないかなぁ。
そういうふうな日本人の、人と人との距離感で
いつも悩んでいる、というような感性に
ムラカミさんはすごく適合してるのだと思う。
ムラカミさんの登場人物、って
みんな一定の距離というのか何か皮膜の
ようなものに覆われていて、じかに触れない、
触れられないようにしてる。
ということで微妙な距離感が登場人物間にある。
むやみに近づけない。近づこうとすると
そういう接近からすぅっと逃れていくような
距離のとり方を登場人物同士がする。
そういう距離の取り方をしているのが
若い人にとって、魅力に映るんだろうな、
だからムラカミさんの
小説好き、っていう若い子が多いんじゃないか
って謙介は推測してるんだけど。
でもこういう小説で評価されるのって
たえず人と人の距離感で悩んでいる日本と
アメリカとヨーロッパの一部だけなんですよ。
ノーベル賞を受賞するような作品っていうのは、
内面の汚さがあっても、欠点がたくさんあっても
文章の力でぐいぐい押して押して押して、
押しまくって、そんな欠点とか汚さすらきっちりと
昇華してしまったような力を持った、
言ったら読者をねじ伏せる力を持った
小説じゃないと受賞にはつながらないでしょう。
でも、ムラカミさんの小説、そういうのとは
まるで違った作品傾向だから、
賞を、ということでは、ちょっと難しいのではないかなぁ、、
というのが謙介の意見です。
ムラカミさんの小説についてはそういうふうに謙介は
ずーっと前々から言ってるし、そういうことだと思っています。
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