12月4日の「朝鮮日〇」のコラムに
鄭権鉉(チョン・グォンヒョン)論説委員が
以下の文章をお書きでした。
お題は「反日の対価は高い」
지난 10월 30일 징용 피해자에
대한 대법원 판결은 지극히 '대한민국 법원다운' 판결이다.
외교 조약까지 용훼(容喙)할 수 있는 사법권을 가진 법원은
OECD 국가에는 없다고 들었다.
50여 년간 유지해온 합의나 약속을 뒤집으면
상대가 반발하고 관계가 악화되리라는
것은 누구나 아는 사실 아니었던가.
그런데 한국 외교부는 "일본 측의 과도한
반응을 유감스럽게 생각한다"고 되받았다.
뺨을 때려놓고 맞은 사람이 화를 낸다고 나무라는 격이다.
去る10月30日の徴用被害者(徴用工)に対する
大韓大法院は極めて「大韓民国の裁判所らしい」判決だ。
外交条約にまで口出しできる司法権を持つ裁判所は、
OECD加盟国にはほかにないと聞いた。
約50年間にわたり維持してきた合意や約束を覆せば
相手が反発して関係が悪化するだろう、ということは
誰もが知る事実ではなかったのか。
ところが、韓国外交部は「日本側の過度な反応を遺憾に思う」と
言い返した。ほおを殴っておきながら、
殴られた人が腹を立てるのを非難するのと同じだ。
(中略)
지금 일본 여론은 더 이상 나빠질 수 없을 정도다.
징용 판결에 이어 위안부 문제 해결을 위해 출범한
'화해치유재단'의 해산까지 이뤄져 최악의
한·일 관계는 더 깊은 나락(奈落)으로 빠져들고 있다.
"한국은 국가 형태를 갖추지 못했다"는 극언이 나오고,
한국과 마주 앉기 싫다며 한일의원연맹을 탈퇴한 의원도 있다.
今、日本の世論は、もはやこれ以上悪化しようがないと
いうほど悪化している。徴用被害者判決に続き、
慰安婦問題解決のために発足した「和解・癒やし財団」まで
解散となり、最悪の韓日関係は奈落に沈んでいる。
日本側では「韓国は国家としての体をなしていない」という
極端な発言が飛び出し、韓国と顔を合わせるのが嫌だと言って
韓日議員連盟を脱退した議員もいる。
(中略)
대법원 첫 판결 후 침묵을 지켜온 문재인 대통령은
지난 1일 처음으로 한·일 관계의 '미래 지향'을
강조하면서 "과거사 문제는 별도"라고 못을 박았다.
이낙연 총리는 "관계 부처 및 전문가들과
논의해 대응 방안을 내놓겠다"고 했으나
한 달이 지나도록 감감무소식이다. "한·일 관계야
늘 그렇지 뭐." "미국이 양국 간 조정에 나서주겠지."
한국 외교부 관리들의 속내를 들어보면 과거 패턴대로
시간이 지나면 해결될 것이라는 '정상성 편견'에
사로잡혀 있다. 국제 무대에서 지금까지 한국을
지지하는 입장을 취해온 일본이 태도를 바꿀 때,
한국의 외교력이 얼마나 대단한지 밑천이 금방
드러날 것이다.
大法院初の判決後、沈黙を守ってきた文在寅大統領は
去る1日、初めて韓日関係の「未来志向」を強調しつつ、
「歴史問題は別」とクギを刺した。李洛淵首相は「関係部処や
専門家と協議して対応策を打ち出す」と言ったが、
1カ月たってもなしのつぶてだ。
「韓日関係なんていつもそんなものだ」
「米国が両国間の調整に乗り出してくれるだろう」。
韓国外交部の官僚たちの本音を聞いてみると、
これまでのパターン通り時間が経てば解決するだろうという
「正常性バイアス」にとらわれている。
国際舞台でこれまで韓国支持の立場をとってきた日本が
態度を変えた時、韓国に本来の外交力がどれだけあるのか、
すぐに明らかになるだろう。
(引用終了)
これをお読みになって
どういう感想をお持ちになりましたか?
まぁこういうことを言っている
韓国の新聞もあるのです。
あ、「朝鮮」とあっても、38度線以北の新聞では
ありません。かつての「李氏朝鮮」時代に
由来を持つものであれば、「朝鮮」と
つけてもオッケーです。
ただし、本来の「ちょそん」という
読み方にすると北と同じになって
しまいますから、けんちゃなよ国では
「ちょうすん」と読ませることになってはいます。
(でも実際聞いていたら、ちょうすんいるぼ、なんて
めんどくさい発音しているひとはあまりいなくて
ちょすんいるぼですけどね)
で、その「朝鮮日〇」のコラムでしたが
謙介はちょっと別の感慨を持っちゃいました。
謙介がソウルに居た時、下宿のアジョシ(おっちゃん)は
朝鮮日〇を取っていました。
そのころ、朝鮮日〇というと対日政策には
めっぽう厳しい論調で、日本に対して
安易な妥協はするな、というようなことをいつも
書いてあって、読んでいて辟易としたのでした。
そもそもが朝鮮日〇は保守的な論調の新聞です。
あの頃は、大統領が保守派の大統領だったから
かもしれません。
そんなころの朝鮮日〇を知っている人間としては
この論調、とっても進歩的な(笑)論調に
映りました。
周回遅れなのか
進歩的な論調なのか。(笑)
それで言うと朝鮮日〇は
今の大統領が大嫌い(笑)ですから、
政権批判をする中で、正論をぶつけることが
できている、ということもあるかもしれませんね。
こういう判決が出るのって、今年の夏に
直接かの国の大統領から日本の首相に直接話があった、
ということらしいですけど、
それが分かっていたのであれば、
とっとと対策作っとけよ、
という話でないかと思うんですけどね。
その当時からにしても、今まで3か月以上の
時間があったわけです。その間一体何を
していたのか、 なーんにもしていなかったんでしょう?
何にもしていなかった理由は以下ですかね。
一つは、けんちゃなよ国の外交部に対日政策の
専門家が払底してしまった、ということらしいです。
政権によって対日政策が変わりまくるどころか、
下手をしたら、何だあの交渉は、とか言われて
クビだぁぁぁ、ということにされた
外交官も多いと聞きます。
そんなことでだーれも対日政策に責任を持つ、
持てる人がいなくなってしまった、ということ
らしいですが、、。
それともう一つは、日本がこの判決で
こんなに怒ってくるとは思っていなかった。
ということでしょうか。
それにこの朝鮮日〇の鄭さんもお書きですけど
どうせ怒っていたって、そのうちへなへなと
収まってしまうさ、とでも思っているのでしょう。
日本人にもそんなところが
ありはするのですが
日本人以上にけんちゃなよ国の人って
固定観念にとらわれていて、
自分の頭の中の狭い情報だけで
すべてを判断してしまいます。
しかも思いっきり自分勝手かつ適当に。
「ああ、いるぼんね、あの国は、どうせそんなもん」
というような見方です。
それがまぁ、困ったことにそういう人間に限って
けんちゃなよ国政府の中枢に多いんですよね。
ところが日本には「臨機応変」という
言葉がありますねぇ(笑)
場面によって対応を変える、ということもあるわけで、、。
そんな相手の対応の急激な変化を見せられると、
自分の固定観念と違っているから、
「なぜだ」というだけでなくて、
日本政府が怒っているために、
こっちもキーっとなって怒りだす、
というところが今の状態ではないでしょうか。
多分向こうは弥縫策しか打ち出してこないでしょう。
(日本政府が、ちゃんとした対案を出せよ、
小出しにしてくるようないい加減なことはするなよ、
と強硬に言ったので)
対案が出てくるのは、今年中には
無理かもしれませんね。
12月15日付加筆
日韓議員連盟に会ったジェニー大統領が
「徴用工問題での解決方法を模索する」
と言ったのだとか。
この期に及んで、今から模索ですか?
と、思いました。
やはり対案は全然作っていなかった、
ということなのでしょう。
おそらくは、韓国に都合よく
日本が折れてくる、というところで、
思考停止になっていた、
ということなんでしょうねぇ。
で、日本が怒ってくる、なんて予想だに
していなかった、か、もしくは
北朝鮮関係が忙しくて、対日関係は
どうでもよかった、ということ、なんでしょうね。
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