腕時計
実はもう20年近く前のことなのですが
何かの拍子にそれまで使っていた腕時計を
なくしてしまったのです。
その時計は高校入学以来ずっと使っていた
時計で、すごく気に入っていた時計でした。
今では持ち物については、姉から教わったように
これはここに置く、これはここ、と、持ち物によって
定位置を決めておいて、そこから動かさない、
もしくは持って出たら必ずその定位置に返す
というようにしているのですが、たまたま忙しい時期が
あって、おそらく何かの時に紙袋に入れて、そのまま
その袋を中身も見ずに捨ててしまったかどうかして
なくしてしまったのだと思います。
実はそのころ、立て続けに、腕時計と、その頃一番
好きだったネクタイをなくしてしまいました。
その時以降、1度スウォッチで気にいったのが
あったので、それをしばらくつけていたのですが
それもやがて壊れてしまいました。
仕事場の部屋には時計があるので
平生は時計の必要はありません。
出張とか外回りもほとんどないので
外出先で時間を気にする、ということもありません。
大抵の人なら今は「携帯電話」というものを持っていて
それで時間を見ますが、俺は携帯電話は持たないので
外出したときにはやはり今は何時かな、と思う時があって
その時はやはり腕時計が要るかなぁ、とは思っていました。
ですが出張が終わったら、やっぱりいいや、ということに
なっていました。
それともうひとつは雑誌におしゃれな時計の広告が
まとまって出ることがあります。ちょっと前のアエ○にもそういう
最新のデザインの時計がたくさん出ていていろいろと見たのですが
その中にも欲しい、と思うような時計がひとつもありませんでした。
そういうふうに世間の流行らしい時計のデザインと
謙介の欲しい方向が全然違っていて
俺の欲しい、という時計が無かった、ということも大きい理由でした。
見る時計見る時計全部装飾過多で、
ごてごてとしていて、、俺の場合時計にファッション性とか
かわいい、とかそういう主張は求めません。
時計を見て、見た瞬間に時間がパッとわかんなきゃ困ります。
でも、写真の中にはそういう時計は少なくて、今、何時なの?
という時計にとって一番大切な時間を見る
ということがすごく分かりにくい時計ばかりでした。
藝術品というのか、謙介から見たら要らね、っていう
ような時計ばかりで、、
それからブランドものの時計も要りませんし。
俺、ブランドものって、全然興味がないんです。
どうして高いものを買って、わざわざその店の品物の
宣伝までしてやらないといけないのか? って俺は思うんですよ。
たまたま○○○というメーカーのカバンを使った。
それがすごく使う人間に配慮がされていて
使いやすかったから、結果としてそのブランドのカバンを
使うことになった、っていうんだったらわかります。
そういうことだったら俺もあります。
すべては自分の持ち物です。いろいろな道具を使うのは
自分自身を表現するためにあるはずだと思うんです。
新しいものが出ても、やっぱりそこで
立ち止まって考えてしまいます。
それは果たして自分の今の生活の中で
必要なものなのかどうか。
そんな借り物のブランドでもって自分っていうのを出すのって
虎の威を借りる狐みたいで、そんなの自分じゃないもん、って
思っちゃうんですよ。そういうことでブランド
っていうものに、全然興味がないんですよ。
で、先日、実家で新聞の整理をしてたんです。
そうしたら貴金属バーゲン、っていうデパートの広告が
入っていて、、。その中の時計に目がすうっと
吸い寄せられたわけです。
これ! って思いました。
これが欲しかったんです。
お値段を見たら、2500円。
ええ2万5000円ではありません。
25万でもありません。
(上の本物の時計の後ろの雑誌の
写真の時計は全部50万前後のお値段です。)
で、早速行って買ってきました。
すっかりお気に入りです。こんな時計がずっと
欲しくて購入を保留してきてたんですよ。
しかしまぁなんと安上がりな人生でせうか。(笑)
土日に今、分かっている段階での
今年の8月9月のスケジュールを
全部書き込みました。
9月はともかく、8月はちょっとしんどい
ことになりそうだなぁ、と。
あ、8月どころか、今週の後半は金土日にかけて
大きな仕事の山があります。
きっと来週の月曜は疲れ果てているのではないか、と
思います。でも、今年はおそらくこんなふうに
地道に足元を固めていかないといけない年のようです。
一歩一歩目の前の課題をこなしていって、最終的に
1年が終わっていればいいなぁ、と思っています。
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