仕事人もびっくり
去年の暮れ、中学からの友達のOくんに会った。
というのが、共通の友達だったヤツの
カミさんが、去年の秋、亡くなってしまって、
(このブログにも書いたけど)
その共通の友達を慰める会、というのを
しよう、という計画を立てるために二人が
久しぶりに会うことになったのだ。
よく喧嘩をした時の捨て台詞で
「矢でも鉄砲でも持ってきやがれ」というのが
あるけど、彼にはそういうことを絶対に
言ってはいけない。
何せ彼の家は火薬店なので、
ダイナマイトなんて持ってこられて「ホラよ。」
なんて放り投げれた日には、あなた(笑)
彼に以前ニトログリセリンをなめさせて
もらって、「ホラ、芋ようかんの味やろ。」と
教えてもらった。
浅草名物舟○の芋ようかんは
ニトログリセリンのお味♪
そのOくんがこんなことを言った。
「謙介な、気に食わんヤツが居ったら言いや。」
「え? 何すんの? 」
思わず俺が聞くと、
「こんな爆破装置があんねん。」
と彼が教えてくれた。
それは、お薬のカプセルより
もっと小さなものだそう。
それを寝ている嫌なやつの耳の中に装着
するだけ。それで準備オッケーだそうで。
「どうするの? 」
「そんなかにタイマーが入ってんねん。」
「ふん。」
「たとえば仮に4時間後、としようか。」
「うん。」
「4時間後に、その火薬が、爆発する。」
「え? 頭こなごなになって血だらけになるの? 」
「そんな下手なことするかいな。」
「どうなるの? 」
「頭の中の、脳だけ破壊すんねん。」
「え、じゃあ頭蓋骨は? 」
「全然影響あらへん。そやし、見てる分には
ただ単に寝てるみたいに見える。」
「だけど、中の脳だけ壊されるの? 」
「ふん。」
「じゃあ、血とか出ないの? 」
「まぁ体液が若干出るやろけど。」
「そんな爆発できるようになってるの? 」
「そやねん。いまどきの火薬って、大きいものは
ビルかて壊すけど、小さいものは、そんなふうな
ことかてできんねん。」
「ひええええ。」
「誰か嫌な奴居ったらやったろか? 」
「いや、まぁ、はぁ、、。」
「いつでも言いや。」
「言いや、って、そんなもの。」
昔は
「おどれ、がたがたぬかすんやったら、大阪南港
コンクリート詰めにして、沈めたろか、ワレ。」
というのが、関西の定番の脅し文句だったですけどねぇ。
そんなものより、
黙ーってそのカプセル仕込まれたほうがなんぼか
怖い。
ちょっとおどろおどろしい話題だったので、もうちょっと
普通の話に。
お正月、謙介は、ずっと本やら論文を読んでいた。
久しぶりに論文を読むと、脳が活性化された気分が、、。(笑)
しかし、つくづくやっぱり自分の頭はザルだと思った。
読んだ片っ端から、えーっとえーっと、と忘れるありさま。
ダダ漏れのザルですわ。
でもおかげでお正月、頭が休眠状態にならなくて
よかったけど。
ずっと本を読んでいたので
テレビだって、年末年始、
つけていた時間って、1週間合計で
2時間もないと思う。紅白なんて
知らない間に終わっていたし、、。
ただちょっと天気予報が見たい、と思ってテレビをつけたら
箱根駅伝をやっていた。
うちのオフクロは運動は身体に悪いから、あんなもの
するな、という人。
「しかし、きばってよう走らはるなぁ。
大したもんやわ。○○くん、この中で
走ってるのか? 」
「そんなもの走ってるはずないやんか。もうおっさんやもん。
あいつ、俺と同期やで。」
「いや、○○くんなら、走ってても不思議はない。」
「あいつは監督。走るのは選手の大学生。」
最初の仕事場で同期だったヤツは就職して3年で
仕事を辞めて、好きだった陸上の仕事に
就いた。その時から、ずっとある箱根駅伝の
出場校のコーチになって今は監督になった。
しかしまぁ、気合とか意地っていうのも、
案外大切かもしれないね。
白山の大学が優勝した、っていうのも案外、
そんな「意地」も要素の中にあったりして、、。
まぁ、その前に、もちろん人並みよりはるかに
すぐれた走る身体能力、っていうのがあったから、
という条件はもちろん、あると思うけど。
もうひとつ。
こないだ大三島に調査に行ったとき、
友達のWくんの家で、「これからのみかんはもう
これになっていくだろう。」
と言う言葉とともに新しい品種のかんきつ類をいただいた。
このかんきつ類は、「まりひめ」という品種。
従来の温州みかんに代わる品種として
ここ2、3年の間に出てきたもの。
アルジェリアのかんきつ種「クレメンティン」に、
日本の「南柑20号」
をかけたものだとか。
まだ生産量が少ないので、他地方へは
あんまり出荷されていないと思う。
味は今までの温州より、やはりオレンジに
近く、味も濃厚な感じがする。香りが
すごくいい。
皮は厚くてややかため。だけど
かといってすごく剥きにくい、という
ことはない。だけど温州よりは
やや剥くのに力が必要かな。
皮がかたいので、長距離輸送にも
向いていると思う。
輸出だって大丈夫だと思う。
これからはこれが温州の後継品種だって。
かんきつ類で絶対に必要なことは
潮風に当たったものであること、だそうで。
そういう意味から言えば、島のかんきつ類
なんてもう潮風に当たりまくりなわけで。(笑)
ご馳走様でした。
(飯日記のブログ主さんを真似て。笑)
あ、さわやかな話題で終わることができた、っと。
めでたしめでたし。
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