とうとうトランプ大統領、ということに
なってしまいましたねぇ。
トランプと言えば、謙介さん、ずいぶん前に
ニューヨークに行ったんですよ。
片道12時間も飛行機に乗って、、疲れました。
夏だったからサマータイムで飛行時間が1時間短かったですが
今だったら13時間になるんですかねぇ。
全日空が、本格的に国際線に就航した、とかで、
その記念に航空運賃がその当時としては安くなっていたのです。
ただし、成田から、ニューヨーク直行ではなくて、
成田⇔ワシントンDCでしたけど。
(結局ワシントンのダレス国際空港で、国内線に
乗り換えたので、13時間になった、ということですけどね。
でもまぁ続けて12時間もずーっと飛行機に乗る、
という経験もたぶんあれが最初で最後だとは
思いますけど。
そのニューヨーク滞在時に、
トランプタワーにも行ったんですよ。
行ったというのか通りがかったので、
ひょいと入ってみた、というところですかね。
いまだに覚えているのですが、床が金色と黒の市松模様
だったと思います。それで、もういたるところきんきらきんで
ぴかぴかで、、、
あまりに趣味が悪かったから、今も覚えているんですけど。
あの人、金色が好きなんだそうですね。
ホワイトハウスのカーテンの色も金色にしたとか。
それでそのトランプタワーっていうのは、下層階はお店が入っていて、
上層階は、有名人の家が入っている、ということでした。
そのニューヨークのトランプタワーには、
スティーブン・スピルバーグもここに住んでる、とか聞いて、
へぇ、ここに住んでいるんだ、とか思って
上層階を見上げたものでしたが、、。
やれやれ。まぁいずれにしろ、
2017年の世界の混迷要因のトップですねぇ。
あーあ。
× × ×
20日の金曜日でしたが、
友達から、ご飯を食べに行こう、というお誘いが
ありました。
その友達とは、月に一度の割合で、あちこち
お店を探して、食べ歩きをしています。
というのが、お店によったら、おひとり様では、ちょっと、、
行けない、もしくは行きづらい、(たとえば焼肉とか、、)
というお店があるではありませんか。
そんな時に一緒に食べに行こう、と言って、
一人では行きづらいお店に食事に行っている
友達です。
で、その彼から、今回は中華ね、というメールが来たのです。
場所は? って聞いたら、
二番町。ベラミビル。
もうビルの名前からして、怪しさ爆発です。
街に出た時は、車をいつもとめている「フラパ」
(フラワーパーキング)に今回も車をとめました。
フラパから、東に歩くと「労研饅○」の店があります。
「饅頭」はなぜか、北京語式に「マントー」と読みます。
この饅頭、蒸しパンみたいなものなんですが、
生地がふんわりとしていなくて、ややかためなんです。
正直、あまりおいしくありません。
しかも、保存料とかは入っていないので、
翌日にはもっとかたくなります。
でも、結構買っていく人がいて、売れているのです。
地元生まれ、地元育ちの人に「労研マン○ーって、おいしいと思う? 」
と聞いたことがあったのですが、
「正直、かたくておいしくない」という
答えでした。「でもね、時々食べたくなる時があるのよ」ということでした。
うーん、郷愁の味、というので、買う人がいるのですかねぇ。
その労研マン○ーの店を通過してさらに東に行き、
「焼き肉、サンキュッパで、飲み放題付きですけど」
とか、「30分1000円のキャバクラいかがッスかー」と
言ったおにいさんの甘言を振り払いひたすら歩きます。
(キャッチセールスは禁止です、とか言う放送が
商店街に流れているのだけど、、いいの?客引き、とか、、)
世の中、不景気ですよねぇ。
全然景気なんて良くなっていない。
謙介みたいな、全然お金持ってなさそう、
そういうところに行かなさそう、という人間にも
声をかけてくるくらいですもんね。
金曜日の晩だというのに、
歩いている人も少ないなぁ、、という感じです。
ここを曲がって、、と言って、その角を右折します。
そうして南にしばらく歩くと、
ひときわきんきらしたビルの前につきました。
5階建てのビルなんですが、
スナックとかが入っていて、
中華の食堂があるという感じではありません。
この5階だから、と言います。
ビルそのものも古そうなビルです。
雰囲気的に、1980年代の半ばごろに
建てられたビル、という感じです。
エレベータが1階に降りてきました。
がたぴし、という感じで、ドアが開きます。
5階のボタンを押すと、ドアが閉まりました。
するとこのドアがありました。
これが、食堂というのか中華料理のお店の
たたずまいに見えますか?
ふふふ。
開けると、、正面にカウンターがあって、右側に
テーブルが2つ。どう見たってスナックの造りです。
そのスナックを、中華料理屋として借りている、
というのもすごい、と思いました。
どうぞ、とお店の姑母(おばちゃん)に促されて
座ります。
お店は、おばちゃん(50代)とおっちゃん
(おばちゃんよりもうちょっと若い感じ40代後半)
の二人でやっているようでした。
謙介と友達の二人が入った時に、カウンターの端に
常連さんのようなサラリーマンの人が二人いました。
会話が、日本語だったかと思ったらいつの間にか
北京語になって、また日本語になって、、という
会話でした。 目の前にテレビが置いてあったのですが
そこに映っていたのは当たり前のように
中国の番組でした。
おばちゃんが何にします? と流ちょうな日本語で
聞いてきます。
謙介は「やきめし」と「ぎょうざ」をお願いしました。
友達は「担担麺」と「ぎょうざ」ということでした。
しばらくして謙介の頼んだやきめしが一番最初に
運ばれてきました。
さっそくいただいてみます。
味は? って聞かれて、感想は、、普通でした。
なんだか期待が大きすぎたのでしょうかねぇ。
それとも知らず知らずの間に
日本人の作る中華料理に口が慣れてしまった結果、
中国人の作る中華料理に違和感があるのかなぁ、とか思ったり、、
いや、おいしくない、というのでは決してなかったのですが、
ああ、こんなものなのか、という感じでした。
お店の中に掲示があって、1月27日から2月5日までお休み
します、と書かれてありました。 春節で帰省するのでしょうね。
サラリーマンの人と店のおじさんの会話から
店のおじさんは上海の人だ、ということが
わかりました。 サラリーマンの人とおじさんの会話は
帰省の時の航空券の料金のことで、どの経路、
どの航空会社で行けば一番安くつくのか、
というような話でした、、。
しばらくして焼き餃子が運ばれてきました。
以前、中国にいた時、学校の寮で何度も餃子宴会を
しました。 皮から手作りで、それはそれはおいしい餃子
でした。 もちろんその時の餃子は水餃子です。
餃子パーティをした次の日に余った水餃子を、
焼いて(鍋貼餃子)食べるのが、普通でした。
いちおうおばさんが餃子のたれを持ってきてくれては
いましたが、一口いただいてみると、別にそのたれを
つけなくてもいいような濃厚な味がついていました。
(でもまぁつけてもおいしかったですけど)
食べてみての感想は、、微妙。
最初の期待が大きすぎたんでしょうか。
予想の範囲内というようなものでした。
中国にいた時はもちろんのこと、日本に帰国してからも
中国人の作った餃子というのを何度かいただいてきて
いたわけですが、、慣れてしまったのでしょうか。
それともさっき言ったように日本人の作る中華料理に
慣れ過ぎたのでしょうか、、。
こんなものかな、という程度のものでした。
あまりいただいて感動がなかった、というのか、、。
おいしくないの? と言われたら、
まずくはないとは思うのですが、
またここの餃子をわざわざ食べに来よう!
と思うような味ではありませんでした。
一緒に行った友達も、おいしかった時は、
これはいいね、また来たいね、と、
正直に感想を言う人なのですが
ちょっと微妙そうな顔つきで、、(笑)
あんまり、これだ! ということがなかったのかもしれません。
食べログなんかを見ると、この店に来て
食べた人の感想は、、軒並み高評価だったんですが、
それがまた不思議な気がしました。
謙介の反応は、、???? という感じで、、。
二人は淡々と食べ終わると、
会計を済ませて店を出たのでした。
ちゃんちゃん。
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