最高です(2)
出発した時の家の気温は、朝の段階で25度くらいだったのです。
一応、行く時に、服、どうしよう、とかちらっと思ったりはしたわけです。
何せ、1000mを越えた場所ですから。
と言ったって、謙介が今住んでいるところの標高だって
465メートルくらいあります。東京タワーが
333mですから、東京タワーのてっぺんよりまだ
100m以上高いとこに住んでいるんですけど。
人生最高地点の居住だと思います。(たぶん)
それが、1345mですからね。1000メートル越えたら
やっぱり寒いかなぁ、と思ったわけです。
とはいえ、野辺山では自転車に乗って移動するし、
汗をかくかもしれないとか勝手に思っていいや半そでポロシャツで
ということでいつもの格好で行ってたわけなんですけれども。
で、実際に行くことになりました。
小諸から乗った小海線のディーゼルカー、
冷房が入っていたのですが。
それでまぁ駅付近を行き交う人の服装を見ていたのですが、、
半そでの人なんて誰もいない。
いないどころか、長袖のシャツの上にパーカーなんか
羽織っている人もいて、、しかも雨なんか降りだすし、、
半袖は寒いかなぁ、と後悔しつつ列車を降りたのですが、、
おりた感触は、それほど寒くはなかった、ということでした。
こんな日に野辺山まで来る人間なんて謙介位のもんじゃない?
とか思ったのですが、世の中には酔狂というのか
奇特な人間はほかにもいたようで、、、
野辺山ではなんと20人近くの人が列車を降りました。
このせいで、列車の野辺山発車が多分5分くらい遅れたんじゃ
ないかと思います。
雨は一層激しくなってきて、、もうこれは自転車ダメだ
と思いました。観光案内所へ行って、自転車の予約を
キャンセルしました。仕方がない。
駅前に、かつて小海線を走っていたSLが静態保存されていたので
それを見ました。そういえば小海線のポニーとか
いう記事をかつて読んだなぁ、とか思い出しました。
今までは小海線ね、くらいにしか思わなかったのですが
今回は、現在の技術で作られた勾配用の大出力の
ディーゼルカーでさえ、エンジンをうならせながら
登ってくるという、小海線の勾配を経験したので、、
でも蒸気機関車で、あの急坂をがんばって登って来たんだなぁ
と思うと、やっぱり感じ方がずいぶんとリアルに
なっていた、という違いはありました。
その横にこの野辺山のある南牧村の資料館があったので
そこに入館してみました。
この資料館、内部は大きく二つに分かれていて、
西半分は南牧村の歴史が分かるようになっていました。
そして東半分は、時期に応じたそれぞれ変わる
特別展をするスペースでした。
謙介が行った時には、この八ヶ岳の麓に居住して
画を書いている方の絵画展が開催されていました。
それがこの絵画展、すんごく良かったのです。
この方のプロフィールを拝見したら
愛媛県宇和島市のご出身だとか。(あれまぁ)
写真撮影可、ということでしたので
何枚か撮りました。 額縁のガラスが照明に
反射してうまく撮れていないのですが、、、
大変良かったです。
帰りの列車の時間まで15分となったので
資料館を出ました。
肌寒いとはいえ、折角野辺山に来たので、、
やはりここではこれかな、と思って
駅前のお土産物屋さんで売っていた
ジャージー牛乳のソフトクリームをいただきました。
やっぱり、普通のソフトクリームとは違っていました。
色がほのかに茶色みがかったというのか
濃い色をしていました。当然のことながら
味が濃い。大変おいしいソフトクリームでした。
さてソフトクリームをいただいて駅に戻りました。
次は塩尻まで行きます。
謙介がホームに行った頃は、まだ誰もいなかったのに
列車が着く寸前になると、わらわらと人がホームにやってきて、、
その数はやはーり30人くらいいましたか。
ホームが混雑、というようなありさまになりました。
暫くすると、駅東側の踏切の警報機が鳴りはじめまして、、
小諸からの列車が到着しました。
ホームに入って来た列車を見ると、
ものすごい混雑です。立っている人が大勢いました。
降りる人を見たら、やはり30人以上いました。
まぁ夏の観光シーズンの最後の時期でしたし、、、
人が格別多かったのかもしれません。
野辺山に来た時の列車は冷房でしたが
今回は暖房が入っていましたよ。
ということで列車は案の定、10分近く遅れて
野辺山を発車しました。
野辺山の次は清里です。
野辺山と清里の間に県境を越えまして、
野辺山は長野県、清里は山梨県ということになります。
ちょうどバブルの頃でしたかねえ、
この清里、すんごいブームでしたねぇ。
そのころの職場の同僚が、清里に行ってみたい、
とか言っていたのを思い出しました。
とはいえ、もうかつてのブームは遠く過ぎ去ったものになったようで、、
結局のところ、清里で列車を降りたのは年配の女性が3人、
(地元の人という雰囲気の方でした)ということでした。
この辺、JRの標高の高い駅、ベスト10のうちの9駅まで
入っているという高所を列車は走っていきます。
ですから小海線でこの辺を走っているだけで
JRの標高の高い駅ベストテンのうち、9駅制覇ということが
勝手にできてしまう、ということになるんだとか。
列車は、そういう標高差を一気に駆け下って、、
終着の小淵沢に到着しました。とはいえ小淵沢駅の標高だって
887mですからねぇ、、そうそう低いものではありません。
いや立派に高い駅だと思います。
ここからは中央本線の電車に乗り換えです。
小海線の列車は結局5分遅れ程度までになって
小淵沢に着きました。とはいえ、接続時間は定刻到着だったら
8分あったのがいきなり3分の接続時間になりました。
そのうえホームが違いますから、、謙介さん、階段を駆け上がって
駆け下って中央本線のホームに急ぎました。
謙介がホームに降りると、駅のアナウンスが松本行の電車の入線を
知らせました。
この電車で塩尻まで行くのでした。
長くなりました。今日はここまでといたします。
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