« 山鹿 ふたたび(2) | Main | 次は八代(1) »

24. 11. 19

山鹿 ふたたび(3)

午後2時のバスで山鹿を出発しました。
玉名行のバスに35分ほど乗りまして、「ロマン館前」で
バスを降ります。
ロマン館、というのは、道の駅の愛称らしいです。

謙介、どうしてここで降りたのかと言いますと、
ここに古墳があったから、なのです。

と、いうことは、この「ロマン館」の
ロマンというのは、歴史のロマン、ということ
なんでしょうかねぇ、、
ロマンなぁ、と思いながら、古墳のほうへ行きました。

 

まぁ古墳と言ったって、西日本であれば、あちこちにあります。
九州だっていろんなところになるんですが、、。
ここにある古墳が、「江田船山古墳」という古墳でありまして、
この古墳は、盗掘がなされず、明治に入って調査のための
古墳探索が行われるまで、埋葬のままの状態が保たれていました。

この江田船山古墳というのは、小学生の時に読んでいた
『学習漫画日本の歴史』というのがありまして、
その本の冒頭部分に古墳の名前とともに出てきていたのです。
「えだふなやまこふん」という名称が刷り込まれていたわけです。

それで、前回山鹿に来た時に、帰りのバスから
「江田船山古墳はこちら」という表示板を見たときに、
その小学生の時に読んでいた学習漫画と道案内の表示が
一気につながったのでありました。

これは行かなきゃいけない、と思ったのですが、
その時はバスの便等の諸般の事情でそこで降りる
ということができませんでした。

ということで今回、再度山鹿行の機会を作って帰りに
寄ったというようなことでした。

この山鹿の辺は、この江田船山古墳以外にも
チブサン古墳とか、考古学的に有名な古墳が結構ありまして、、
(チブサン古墳は最初に山鹿に行ったときに友人が
連れて行ってくれました)

この江田船山古墳の周辺もいくつかの古墳があって
それらは古墳公園として整備されています。
これが江田船山古墳です。

Img_0940

ちょうどタイミングが良くて、地域の郷土案内のボランティアの方が
おいでになっていて、団体を案内していたところに行くことに
なりました。

Img_0941
そういうようなことで、古墳の紹介、案内もお聞きすることが
できたようなことでした。
石室にも入らせてもらったのですが、あいにくと、古墳内部の
照明が壊れていたとかで、細部は、よーく目を凝らさないと
見えなかったのですが、それでも石棺も拝見できましたし、、
謙介的には満足することができました。

あとの古墳は外観しか見られなかったので、ざっと
見て、、元のバス通りまで降りていったのですが、
その時に「とんからりん」はこちら、という標識が
ありました。「とんからりん」って、、

Img_0946
「とんからりん」まで300メートル、と書かれていました。
まぁ300メートルくらいだったら行ってもいいかと思って
行ってみることに、、。
とんからりん、というのは、謎の石造りの洞穴というか
通路なんだそうで、、
400メートルほどの長さで続いていて、、
その洞穴ですが、まーっ直ぐにその通路が続いているのではなくて
ぐねぐね曲がりくねっていて、、
どうしてその洞穴というのか通路が作られたのか
製作意図が不明の遺構なんだそうです。

とんからりんの入り口の写真を撮るの忘れてしまいました。


石を落としたら、洞穴ですから、反響して音がするので
その石音から「とんからりん」という名称がついたらしいのです。
かつて松本清〇さんも見学に来られていろいろと推理されたんだとか。
というような遺構がとんからりん、というようなものでした。

江田船山古墳も見学できたし、、とんからりんも見学したので
最後にせっかく来たんだし、ということでロマン館へ
行ってみることにしました。
まぁ道の駅ですからね。
この周辺でとれた農産物とか、みそ・しょうゆといった
農産加工物、それと、ここはやはーり熊本ですからね、
「くまもん」グッズとかが置いてありました。

謙介は結局、甘柿が安かったので、

(だって5個で、230円ですよ)
買いました。
という買い物をして、再びバス停へ。
バスはほぼ定刻通りにやってきました。

しかし途中で交通渋滞がありまして、、
玉名の駅に着いたのが、接続列車の来る1分前というぎりぎり、
おまけに玉名駅の上り列車ホームは跨線橋の向こうときています。
おぢさん、必死で駆け上がり、通路を走って今度は階段を駆け下り、
ホームに入線してきた電車とほぼ同時にホームに到着です。
うわーーー。ホームには高校生があふれかえっていました。

 

玉名市内には公立・私立合わせて高校が4つあって
その高校の下校時でしたから、、
驚くような人数の高校生がいたわけです。
何とか電車に乗ることもできて、ホッとしながら
家まで帰ってきたようなことでした。

あ、そうそう。これが栗入りの山鹿羊羹です。

Img_0951
もうね、びっくりするくらいおいしかった。
前回買ったこしあんの山鹿羊羹もよかったですが
こお栗入りは、栗の香りもしましたし、栗がふんだんに
入っているようで、栗の風味も格別でした。
もうひと箱買ったらよかった、と後悔しました。
それくらい良かったです。

Img_0953

というようなことで今回の山鹿行のご報告は以上です。
今回もお読みいただきましてありがとうございました。

 

九州各地を巡るお話はまだ続きます。
(一体、いつまで続くんでしょうか。笑)

 

 

|

« 山鹿 ふたたび(2) | Main | 次は八代(1) »

おでかけ」カテゴリの記事

Comments

 ・・・江田船山古墳,僕が子供の頃に愛読してた漫画版「日本の歴史」には出てきてませんでした。名前を知ったのは高校に入ってからくらいじゃなかったかしら・・・。

 とんからりんって,ホント謎な遺構ですよね〜。石積みの工法などからは江戸時代あたりだと思われるのに,地元には何の伝承も残ってないという・・・普通はそれに関した説話とかがある筈ですが。
 もしかして「シュバルの理想宮」みたいに,地元の一奇人が生涯かけてコツコツと構築した一大オブジェだったとか?

Posted by: Ikuno Hiroshi | 24. 11. 20 AM 10:30

---Ikuno Hiroshi さん
 
 謙介の読んでいた漫画の中でどこで見たかといえば、漫画本編じゃなくて、口絵カラー写真の写真の中にあったのでした。Ikunoさんが愛読してものと出版社が違ったか、版が変わって内容差し替えになったかしたのかもしれませんね。

Posted by: 謙介 | 24. 11. 20 AM 11:56

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



« 山鹿 ふたたび(2) | Main | 次は八代(1) »