事の顛末
11月9日から11日にかけて実家に帰っておりました。
所属している合唱団の演奏会があったためです。
11日、集合時間(9時30分)にホールへいくと、驚くような
ことを聞かされたのです。
「オーケストラが来ないの。」
「え? どうしてですか?」
「マリンが(マリンライナー)止まっているから」
「どうして? 」
「架線事故らしいの」
「それで? 」
「さっきバスのチャーターの目途が立って、バスが岡山目指して
今、行っている。こっちに来るのは、うーん2時ごろね」
ちなみに演奏会の開始は2時です。
そうなったら客入れを遅らせますかねぇ、、
というような話になっていました。
その間も、オケはこないけれども、合唱団はそれなりに準備を
しておかないといけません。指揮者に来てもらって、
オーケストラでは合わせられませんから、ピアノ伴奏で
最終リハーサルを終えました。
それが12時半です。
13時40分、「オケが着いた」との連絡がありました。
合唱団のメンバーは、みんな楽屋口に並んで拍手をして
迎えました。
結局演奏会は10分遅れだけで済みました。
オーケストラは着くやいなや、演奏用の服に着替え、
ステージに行き、客席に客のいる前で、音合わせをして
即演奏に入った、ということでした。
もうリハーサルなしのぶっつけ本番です。
なんと後からの聴衆の評価は
近来まれにみる良い演奏だった、という評価でした。
やはり緊張感みなぎる演奏が良い方に行ったのだと思います。
すごいぞ関フィル(笑)
演奏会が終わって着替えたタイミングでスマホを取り出して
JR四国の運行情報を見ましたら、17時30分更新情報で
まだ不通のまま、です。
謙介、九州に帰る切符を持っていたので、時間をかえてもらうかして
とりあえず駅に行って何らかの手続きをしないといけませんでした。
そういうことで、駅のみどりの窓口に行ったのでしたが、、
窓口の人から、なんと、19時10分から運行再開します、との
情報を聞きました。謙介その再開マリンに合わせた岡山からの
新幹線予約もしました。何とかその日中には九州に帰れそうです。
ホッとしました。
それから駅中のパン屋さんに行って、夜の食事用のサンドイッチを
買ったりしました。駅で2時間待ったのち、、
18時50分にマリンの入線があって、その列車に乗りました。
当然のことながらすごい混みようでした。
電車は19時10分、定刻に出発しました。
サンドイッチを食べ終えたころ、坂出駅に着きました。
列車はすぐに発車すると思っていたのですが、5分、10分待っても
全然動きません。
そのうち車掌さんの放送があって、現在瀬戸大橋上にいる事故車両を
児島駅まで運ぶ準備をしている。とのことでした。
それから20分くらいして、ようやっと車両が児島駅まで
到着したとのことでした。もう出るだろうと思ったのですが
やはり動きません。
結局動き始めたのは坂出に着いてから42分後でした。
そこからも途中で徐行したりしましたので、
さらに遅延し、岡山駅には44分遅れで着きました。
その結果、東京駅行の最終ののぞみには間に合わないことに
なってしまいました。(東京へ行く人、どうなったのでしょうかねぇ)
2012年1月18日付朝日新聞以下引用
16日午後9時半ごろ、坂出市のJR瀬戸大橋線
児島―坂出・宇多津間で、高松発岡山行き
快速マリンライナー(5両編成、乗客約140人)が、
海上に出る手前の高架部分の瀬戸大橋上で停止し、
立ち往生した。
4時間15分後の17日午前1時45分、
救援のディーゼル機関車に引かれて動き出し、
午前2時19分に宇多津駅に収容された。
引用終了
前にもこういうことあったんですけどねぇ。
JR四国には目下ディーゼル機関車が1両もないのです。
去年の春に最後の一両が老朽化で引退して、後継はいまだなし。
こういうことって、1度ならずあるんですから、やっぱり
一両は入れておかないといけないんじゃないですかねぇ。
それはともかく。
謙介は買っていた指定席券の列車に乗れなくなってしまいました。
それでも西に行くことに関しては、最終の熊本行のさくらになんとか乗れそう
でした。結局、岡山駅に小一時間遅れで到着したマリンライナーを
降りると、脱兎のごとく走って、みどりの窓口に行って
指定席の変更をしてもらいました。幸いに指定席の空きがありまして
座席を確保してもらうことができました。
さくらの発車は15分後でした。ホームに上がって、
東方向からさくらが見えた時、ホッとしました。
それに乗って、九州の最寄り駅に着きました。
さくらが福岡に到着したとき、ふう、と大きなため息が出ました。
もうバスは終わっていたので、タクシーでアパートまでです。
家に到着したのが23時50分というような時間でした。
それでもまぁ11月10日のうちに帰れたので良かったです。
次の日は朝一番で病院の定期検診が
あったのですが、病院に緊急で日程変更をいうようなことに
ならなくてよかったです。検査とか主治医のスケジュールとか
いろいろと調整しないといけないので、簡単に日程の変更が
できないのです。これにもホッとしました。
やれやれの長い一日でございました。
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Comments
救援が遅れた原因の一つに,乗客を安全に横付けした列車に移動させるための渡り板がどこに保管されてるか,わからなくなっていたということもあったそうで・・・お粗末;;;
Posted by: Ikuno Hiroshi | 24. 11. 20 PM 2:53
---Ikuno Hiroshiさん
謙介もその記事、読みました。児島駅にあるとばっかり思っていたのが、坂出駅にあって、坂出駅から車で運ぶことになって、、、。もう、あーあ、としか言いようがありません。合理化、省力化と言って、金もうけのことしか頭にないようなことになっているからじゃないか、と思います。
Posted by: 謙介 | 24. 11. 20 PM 7:18