銀行手続きとか ポートタワーとか 磯野さんとか 温泉とか（５）

さて。温泉でございますが、温泉の入り口はこんな感じです。

温泉の規模は、もう普通の家の浴室よりほんの少し大きくした
という感じです。脱衣場の棚こそ、８人分くらいありましたが、
浴室なんて、もう２人入ったら、いっぱいという感じです。

入り口で「こんにちは」と声を掛けたら中からご店主さんが
出て来られました。お金を払って脱衣場に入ります。

温泉のお湯は地下から噴き出したものをそのまま使っている
とかで、源泉かけ流しではあるのですが、やたら熱い。
泉源の温度は４５度くらいありますかね。
決死の覚悟で、入らないと、、それも浴槽に浸かっている
時間なんて３０秒は無理でした。もう熱くて熱くて。

脱衣場に服を脱いでいた人がいましたから先客さんが
いるんだろうな、ということは分かりました。
入ってみると、３０後半のくりからもんもんの
おにいさんが入っていました。

謙介、くりからもんもんにはあまり驚きません。
京都は少なくなったとはいえ、銭湯が結構残っている
のですが、京都の家って、銭湯に入りに行くのを
基本としていました。自分ちにお風呂がない家が
普通だったのです。そういうことで銭湯に
いきましたら、くりからもんもんのおにいさんが
結構来ていたのです。

不思議とそういう人が「坊主、何年生や？」とか、
「ようあったまりや」とか声をかけてくれました。
そういうことでくりからもんもんのおにいさんも
怖がらずに普段通りに話をするようになっていました。
最近では、刺青のある人は入浴をお断り、
というところも多くなりましたが、、
以前なんて普通にそういう人もいましたから、、

そのおにいさんなかなかフレンドリーに
「熱くないですか？」「入れます？　」とか
聞いてくれます。「いやいやこんなの熱くて、、」
「入るのに根性が要りますよね」とか話をしました。

ここの温泉は熱いよ、ということは、仕事場の同僚から
聞いてはいたので、さほど驚きはしなかったのですが、
でも、実感としてやはりすごおおおおおおおく熱かったです。

暫くするとくりからもんもんのおにいさんは、「じゃあ
おさきに」と言ってあがっていかれました。
謙介は、なんとか頑張って、もう一回入ってました。
まるで石川五右衛門のかまゆでです。

石川五右衛門の境地の味わえる温泉。
あと１回入るのが精一杯でした。
お風呂から出て、服を着て、再び受付のところに行くと
「早かったですね」と笑っていました。
「熱かったです」「もううちは源泉かけ流しで、
加熱もしていなければ、塩素も入れてなければ、
もうそのままですからね」という話でした。

よく温まりました。どうもありがとう、
と言って店を出ました。
再びバス停に戻ると、あと５分でバスが来るところでした。
思いっきり熱いお湯に入ったので、外に出たら
逆に涼しいくらいでした。

来た道を〇鉄大橋に戻り、再び特急電車に乗って
帰ってきたのでした。

今回も最後までお読みくださってありがとうございました。