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24. 10. 26

島原へ(5)

姫松〇を出てお城の横を歩いて駅のほうに戻りました。
下から見上げると本当に大きなお城です。

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原城に行った時に、そもそも天草・島原の乱がおこった原因の
ひとつに、藩主の城普請ということを言いました。
そもそも島原藩は4万石の石高なのに、10万石格の大きな
お城を建てようとしたらしいのです。
櫓だけで30もの櫓が林立するようなお城ということです。
そういう賦役から建築のための資金まで、藩の住民たちから
搾り取ったお金で建てようとしたわけです。
そういう藩の住民たちの大きな犠牲によってこの城が
できたと思うと、やはりあまりに無茶で反乱だって起こすわ
という気もしました。
お城から駅までは歩いて10分ほどでした。
島原にはJRは走っていません。この駅は島原鉄道の駅です。

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ここから朝、行けなかった温泉に行こうと思ったわけです。
駅員さんに尋ねます。15時発の島鉄の列車はあるのだけど、
それだと島原港までしか行かなくて、その先、まだ歩かないと
いけないので、バスの方が良いですよ、バスは15時15分の
便があります。と親切に教えてくださいました。
20分ほど待ってバスに乗りました。
島原からバスで15分ほど行くと東登山口バス停に到着です。

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バスを降りたらすぐ前が島原シーサイドホテ〇です。
このホテル、名前の通り海岸に建っています。
ホテルの別棟に温泉がありました。
さすがホテルの温泉です。豪華な造りです。
入口で料金を払って、浴場に行きました。
手前に室内の浴槽があって、その向こう、ドアが
あけ放たれていて、出てみたら露天風呂がありました。
垣根の隙間から海が見えました。
温泉のお湯は、海辺というのに、全然塩辛くありませんでした。
30分ほど出たり入ったりして温泉を堪能しました。

 

4時過ぎに温泉を出て港までゆっくりと歩いていきました。
大牟田行きの高速船の出るまで40分ほどありましたので、
ちょっと港の周囲を巡ってみました。

やがて5時前になりました。待合室の椅子に座っていたら
大牟田行き高速船の乗船開始という案内がありました。
桟橋へ向かいます。さっきの潮だまりも潮がすっかり引いて
いました。海の海水面も引き潮の時間だったのでしょう。
来た時に比べてえらく桟橋が低くなっているなぁ、と
思いました。
帰りの船の乗客は5人でした。
船は5時5分の定刻に島原の桟橋を出発しました。

Img_0648
大牟田の三池港着は5時55分です。
さすがに10月となりましたから日暮れも早くなってきました。
5時半くらいになるとやはりずいぶんと暗くなりました。
(それでも何とか見えますが)
船は三池港に到着しました。
もう連絡バスが来ていて、三池港で降りた乗船客はすべて
バスに乗り移りました。
バスは8分ほどで大牟田駅に。

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大牟田駅は、西〇とJRの共同駅なのですが、
帰りも西〇にしました。JRはこのところ便数が減るし
大牟田から博多方面に行く快速電車がなくなって
しまったのです。一方西〇は30分おきに特急が
あります。
西〇の特急、本当に豪速で走ります。

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というようなことで、無事に家に帰りつきました。
今回の島原の話はこれでおしまいです。
お読みくださってありがとうございました。

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Comments

島原の旅、興味深く拝見しました。
私も2度ほど行ったことがありますが、いずれも噴火災害前の〇十年以上前のことで、様変わりしてるだろうと思っていました。
干拓が進んでいない時代はもう少し離れて見えたかもしれませんが、島原から見る天草、八代~水俣から見る天草、いずれも思ったより近いとびっくりしますよね。
「隣の芝も青くなかった」者同士が結束した反乱についても見聞を得られたことは、フィールドワークを重視されている謙介さんならではの収穫だと思います。
雲仙普賢岳は溶岩ドーム崩壊が心配されていますが、災害起きてほしくないですね。
私も再度訪れてみたいです♨

Posted by: 正憲 | 24. 10. 26 PM 3:54

---正憲さん

 そうなんです。地図がありますから、見たらまぁ対岸の関係というのは分かりはしますが、実際に現地に行って、景色として見たら、うわー、これはお互いに船をこいで、話し合いをしようとしたら、すぐにできるなぁ、(実際に島原沖の浅瀬に船を打ち上げさせて、互いが対面して一揆の相談をしたらしい)と思ったようなことでした。
やはり行ってみることは大切だと改めて思いました。

Posted by: 謙介 | 24. 10. 26 PM 11:39

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