みすずは刈らんかったけど(6)
長野電鉄の電車は、善光寺下から30分ほどで
小布施に到着しました。
電車から出ると、むわっと暑い空気に包まれます。
いやはやどこに居ても暑いですね。
小布施の風光、景色はさわやかそうなのですが、
気温が35度とか36度ではちっともさわやかでは
ありません。
謙介は、この小布施に来たのは2回目です。
前回長野に来た時に、上田に住んでいる友人が、
車でここに連れて来てくれたのです。
ここは江戸時代には、かの有名な葛飾北斎がしばらく逗留して
作品を残した、と、されているところです。
それと小布施と言えば、何と言っても栗ですね。
栗を使ったお菓子が小布施は有名です。
そんなことで、ここの町立ホールは、北斎ホールということに
なっているんだとか。
ただ、前に来た時に北斎の博物館とか栗のお店には行ったので
今回は図書館に来ました。
小布施の町立図書館はまちとしょテラ○という愛称です。
ここはその運営方法とか、活動内容で、全国に知られたすばらしい図書館
ということで、見に来たのでした。
ちょうどその日開館したばかりの図書館に入りました。
夏休みの、それも土曜日でしたので、やはり親子づれの利用が
多い感じでした。
書架の本を見ていきますと、おもしろそうな本がいっぱい
並んでいて、選書にものすごく情熱を入れているなぁ、
ということが伝わってきました。
やっぱり図書館は司書のみなさんが選ぶ選書が大切ですよね。
棚も工夫されていて、
「小布施棚」(小布施の郷土資料をおいてある棚)
「五分棚」(電車を待つ、5分程度で読めるものを置いた棚)
「推し棚」(司書さんの推薦図書)
とかいう表示の棚があちこちにあって、それを探しながら
本を見ていく、というのも楽しかったです。
さすがの図書館と言う感じがしました。
2時間ほど滞在していろいろな本を読んで、再び戻ることにしました。
駅に行ってみると、ちょうど長野行きの電車が出たところでした。
ただ、15分待つと、特急が来る、ということだったので
特急で長野に帰ることに。
特急には普通乗車券以外に100円の特急券を買って乗ります。
特急の発車時間が近づいてきたので、ホームに出ました。
あつー。
しばらくすると紅白の塗分けの(以前小田○で走っていた電車)
特急電車がホームに入ってきました。
シートもふかふかです。
さすがに特急だけのことはあって、
途中、停車駅も少なくて、あっという間に長野駅に
到着しました。
その日の日程は、午後1時過ぎのはくたかで敦賀まで行き、敦賀から
サンダーバードに乗り換えて、大阪まで。その晩は大阪どまりというものでした。
はくたかに乗る前に食事を、ということに。
昨日、松本でおそばをいただいたのですが、せっかく信州にいること
ですし、もう一度くらい食べておこうということで
その日のお昼もおそばにしました。
どこの店がいいか、よくは分からず、、とりあえず
検索して、近くにあったお店に入りました。
お店の中には、先日お亡くなりになった指揮者の小澤さんの
サインがさりげなく飾ってありました。
メニューを見せてもらって、冷たいおそばにしました。
冷えたそばだったのですが、ぼけたみたいな味で
なんだかなぁ、という感じでした。
自分も料理を作るからわかるんですけど、
冷えた料理って、よほど味を明確にしようとしたら、
醤油をしっかりと入れないと、舌が感じないんですよね。
そうすると今度は塩分の摂りすぎになってしまうし、、
それはそうなんですが、なんだか食べていて
ぼんやりとして、みずくさい味のそばつゆでした。
でもまぁ注文したし、残すのも悪いかと
思って全部いただきましたが、、、。
そんな感じで、長野最後の信州そばはイマイチ、という
残念な結果になってしまいました。
今日はここまでとします。
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