みすずは刈らんかったけど（２）

飛行機から降りて、、謙介は荷物は預けていなかったので、
そのまま、出口から外へ出たのです。
そこまでは普通だったのですが、、。

空港のロビーに出たら、とんでもないことになっていました。
出るやいなや、放送局の取材の記者さんが何人も来ているわ
関西万博の着ぐるみの人形はいるわ、取材カメラに写ってしまったわ、
そのうちに、はい、とお土産袋を渡され、その後で
これもどうぞ、と言われて、イチゴのパックまでいただいて
しまいました。

何でも信州松本空港のジェット化30周年記念日がこの日だったとかで
県知事は来るわ、乗客にはプレゼントを
もらえるわで、要するに長野県が
力を入れて観光振興を行うセールスの記念日に
（そうとは知らずにたまたま）謙介は松本空港に降りた
というようなことでした。滑走路のタオルまでもらっちゃった。
長野県のみなさま、本当にいろいろとくださってありがとう。
（謙介はどこぞの知事と違って、いただいたものについては、
恩義を感じてちゃんと広報します）

松本空港は出発した九州の空港に比べたら、
こじんまりとした空港でした。

松本空港から松本市内までは、バスで30分ほどです。
松本駅前のバスターミナルに着きます。
暑い。JR松本駅舎の屋上には気温の表示板があって
37度と表示されていました。

謙介はもう20年くらい前のことでしたが、、
その時は、列車で名古屋から松本を経て長野に行きました。
今回もこの日の最終目的地は長野市だったのですが、、
せっかく松本を通るのですから、松本城へは行かなければ
と思ったようなことでした。
駅のコインロッカーに、荷物を預けて、リュックサックだけ
持って、、、、はて。バスで行こうかと思ったのですが
バス停は長蛇の列で、時間を調べたらちょっと待たなければ
ならない、ということでしたので、タクシーで行くことにしました。
タクシーの運転手さんに聞いたら、「まぁここの観光名所は松本城しか
ありませんからねぇ」ということでした。駅からの運賃は
700円ほどでした。
ということで、国宝の松本城まで来たのでした。
今日はここまでとします。