みすずは刈らんかったけど(3)
しかし、本当にこの日も信州は暑かったですねえ。
お城の入り口に「関所」がありまして、
ここで700円の拝観料を払って城内に入ります。
でもさすが国宝のお城ですね。
美しいたたずまいです。
タクシーの運転手さんは、松本の観光は松本城だけ
とかおっしゃいましたが、、ものすごい人数の観光客が
来られていました。
もう老若男女、国の内外から、という感じでした。
だけど、ほら、国宝のお城ということは、大阪城とか
岡山城、熊本城と違って、エレベータもなければ
エアコンもない、ということなんですよね。
しかもお城なんてもともと戦略施設ですから
中は実用本位の造りです。つまり、階段なんかは
急傾斜でしかも段差が大きい、しかも階段の幅も狭い、
ということで、、、、要するに
観光客が大挙して昇降するなんていうことは
全くの想定外なわけで、、、
階段の至るところで、階段を上下する人の列ができていました。
そして当然のことに暑い。
業務用の扇風機がフル稼働はしていたのですが、、
そんなもの追いつきません。
汗だくになってのお城見物でした。
教訓。松本城には夏来てはいけない。
長年の懸案の松本城見学ができたので
安らかな気持ちになって、お城を後にしました。
帰りは急いてはいなかったので、歩いて駅まで
行くことにしました。
松本の街はこじんまりとした小都会でした。
途中川を渡りましたが、その水の透明で清らかな
流れは本当に涼し気でした。
それから、トイレとか食事前とかに
何度か手を洗ったのですが、何回、
どこで洗っても、水は大変冷たかったです。
途中郵便局に寄る必要があったので、松本郵便〇に
寄って、再び駅に戻りました。
駅に戻ってきたのはちょうどお昼でした。
折角信州に来たのですから、、ここはやはりお蕎麦と
思って、駅近くの蕎麦屋さんに行きました。
きつね蕎麦を注文しようと思ったのですが、、、
メニューには、きつね蕎麦の文字はなくて、、
油揚げそば、とありました。
「油揚げそば、って、甘辛く炊いたお揚げが
乗っているお蕎麦ですよね」と確認して注文しました。
ということで、はい、と来たのがこれでした。
長野は東日本ですから、やはりおつゆのいろが黒い。
でもまぁおいしくいただきました。
再びコインロッカーの所に行き、預けておいた荷物を引き出し、、
駅中の待合室に行きました。
15分ほど待って改札口のほうへ。
松本駅には自由通路があって、駅東西をつないでいます。
西側のほうは全面ガラス張りで、アルプスの山並みが
美しく見えていました。
改札口の周辺には、登山の人でしょうか、
大きなリュックサックを担いだ人たちがたくさん
いました。
夏山登山なんでしょうね。
こないだ亡くなった父は、すぐ下に弟がいたのでしたが、、
その人が、70歳を過ぎたのに、山登りばかりしている
と怒っていました。もういい加減、高齢なんだから
な山登りなんかやめろ、といつも言っていました。
本人にも忠告したとのことですが、怒って電話を切られて
それっきりになった、と言っていました。
「あれはアホや」というのが父の口癖でした。
そしてそのおじさん、(謙介から見たらおじさんですが)
三重の御在所岳に登山途中、滑落してしまいました
救助ヘリが出て救助したらしいのですが、死亡が確認された
というようなことでした。
「そらみたことか」と父は怒る怒る。
というようなことがありました。
そんなことを思い出しながら階段を下ってホームに行きました。
名古屋から走って来た、特急長野行しなの9号に乗ります。
列車は定刻に来ましたが、接続した列車の遅れで、松本駅を
少しだけ遅れて発車しました。
列車は途中姥捨の見晴らしのいい地点を通過して
川中島を経て長野市内に入っていきました。
少し遅れて松本を発車したのでしたが
長野駅には定刻に到着ということでした。
ということで、長野駅に到着しました。
あの時は長野駅前で宇多田ヒカ〇のトラベリン〇が
なんか知らんけど何度も放送されていたなぁ、と
思い出しました。
(今日はここまでとします)
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