鄙の温泉に行く(15)
今回は大分の壁湯という温泉に行った時のご報告です。
例によって、久大線の列車に乗ります。
前に久大線に乗った時は、結構混んでいたのでしたが、、
今回もやはり座席はすべて埋まっていて、、、
結局、謙介は列車の終点の日田まで、小一時間でしたけど
立っていました。 まぁ列車の一番前に立っていて、
前面展望が楽しめるから、立っているのも悪くはないんですが、
ただ足はしんどいです。
列車は途中、夜明駅で運転手さんが乗客の質問に対応したり、
連絡バスに乗るための割引券を発行したりしていたので
時間がかかって、3分遅れくらいで日田に到着しました。
ホームの反対側に止まっている大分行きの列車に乗ります。
日田で下車する人はそう多くなくて、大半の人が
大分行きの列車に移乗しました。
殆どが、湯布院に行く外国人観光客の人でした。
由布院って、外国人にものすごい人気です。
いやまぁ確かに良い温泉地ではあるとは思いますが、、
由布院以外にだって九州に風情のある温泉はたくさんあるのに、、
結局、この前に言った、お城と言えば姫路城だけ
温泉と言えば別府か由布院、という決まったところしか
見ない、行かない、というようなことなんでしょうか。
でもそのおかげで、他の所はあまり行く人はいなくて
静かで落ち着いた風情を楽しめて、こちらとしては助かるんですけどね。
日田から30分ほどで、3月に行ったのと同じく豊後森で下車しました。
1か月経過して同じ駅に降り立ったのですが、感想は、緑が濃いなぁ
ということでした。駅前の木々の緑が本当に美しくなっていました。
四国から九州に来て思ったのは、やはり雨が多いせいでしょうか、
木々の緑が濃いななぁ、ということでした。
アニメの隣のトトロの中に、緑がグワーッと生長するシーンが
ありますけれど、九州へ来てみたら、あんな風景アニメじゃなくて
実際にそこここで見られることにものすごく驚きました。
3月の豊後森はすごく寒かったのですが、この日はまぁまぁの
御日和でした。今回はバスの待ち時間は、わずか10分です。
駅横のバス停に行ってバスを待ちます。しばらくすると
宝泉寺行のバスが来ました。
乗ってからバスの運転手さんに、
「このバス、壁湯は通りますか?」と確認をしました。
「とおりますよ」とのことで、バスに乗ります。
豊後森から壁湯までは時刻表では20分ということでしたが
実際は30分ちょっとかかりました。
バスは国道を避けて、旧街道の方を通ります。
そっちのほうが集落の中を通っているので人も乗りやすいから
なのでしょう。でも、旧街道だから道幅が狭くて、、
そこを運転手さんは本当に上手に運転していきます。
お客は例によって謙介だけです。
うねうねと狭い道を通ってきたバスが、国道に出たところに
壁湯のバス停がありました。
バスを降りてすぐに目指す温泉の看板が見えていました。
ここも杖立の温泉と同じく、本業は温泉旅館なのですが、、
人気があるのですが、室数が6部屋しかないため
いつも満室で、、結局泊まることができないので
立ち寄り湯で来た、というようなことでした。
バスを降りたところは、ずいぶんと高いところでした。
旅館はその道のところから少し坂を下ったところに
崖にへばりつくように建てられていました。
旅館の入り口で立ち寄り湯の料金、400円を
払います。旅館の方が温泉はこの下です、
と教えてくれました。
行ってみると、、女性風呂は屋根がある建物の中にあったのですが
男性風呂は露天風呂です。
そうして脱衣場は、、塩化ビニールのトタンで囲った
だけのところで、、、なかなかワイルドな造りでした。
露天風呂といいましたが、半分洞窟みたいになっていて
そこに岩を囲って、一応お湯が溜まるようにしてある
天然の岩風呂というしつらえです。
洞窟の上を見たら、岩に「南无阿弥陀仏」と彫ってありました。
洞窟からは間断なく水滴がしたたり落ちてきて、、
それを避けながら入浴します。
泉温は40度ない感じで、ぬるいお湯です。
(日なた水、という感じ)なので、長く入っていられます。
というのか、長く入っていないと温まらない。(笑)
謙介が来た時に、4人ほどの先客がいました。
(ここは人気のある温泉なのだと後から知りました)
謙介入ってから20分ほどして、2人の方が上がっていきました。
この時期の露天風呂は、新緑の美しさを見ながらの入浴で、、
本当に風情がありました。
謙介は30分ほど入って出ました。
ちょうど謙介が出た時にまた二人入ってきて、、
さらに階段のところでまた一人来た人とすれ違いました。
こんな山奥の温泉ですが、入浴客が
次から次へという感じで来るのですから、、
やはり人気があるんだなぁ、と思いました。
今度は温泉の建物のわきの階段を上がって
バスの走っている道路に出ました。
10分ほどでバスは来ました。
今回は、学校の下校時刻のバスだったのでしょう。
乗ったら小学生が2人座っていました。
「こんにちわー」と元気に挨拶をしてくれたので
「こんにちわー」と挨拶しました。
小学生は謙介が乗った壁湯から10分ほど行った
ところでバスを降りていきました。
また、謙介以外の客はいないのかなぁ、と
思っていたら、、途中で年配の女性が乗ってきたりして
帰りのバスはお客さんが乗っている、というようなことでした。
バスはまた30分ほどで豊後森に戻ってきました。
帰りの列車は珍しく豊後森始発の列車だったので、発車時間の
10分前でしたが、すでにホームに入っていて、列車のドアも開いていて
乗れる状態でした。
さすがに今回は始発からの乗車でしたから、、座席にも座ることが
できました。
東の大分方面からの列車は、特急ゆふとか
ゆふいんの森みたいな特急は別として大分発の各停の列車は
たいていは日田までなのですが、この列車は珍しく日田以西も
そのまま運転される列車でした。謙介みたいに日田から先まで
行く人間にとってみれば、やはり乗り換えは煩わしいので
直通列車の方が助かります。
日田からたくさん人が乗って来るかと思ったのですが
案に相違して、あまり乗ってきませんでした。
それより福岡県側のうきはとか筑後吉井から人が大勢乗ってきました。
結局そういうようなことで、謙介が降りる頃にはこの各停の列車
満席状態だったです。
というようなことで、大分の壁湯温泉に行ってきました。
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