長崎へ(その13)
西坂を降りて再び長崎駅前に出ました。
ここからまた路面電車に乗って浜町まで行きました。
長崎の名物でもあったら買おうかなぁと思ったのです。
長崎には以前はデパートが2つあったのですが、
ひとつはなくなって、今は浜〇というデパートだけです。
デパ地下でいろいろと見たのですが、、
結局カステラくらいしかめぼしいものはなくて、、
カステラだったら謙介の住んでいる街のデパートの
地下に福砂〇があるので、別にそこで買えばいいしなぁ、、、
と思いました。
以前、長崎の人に聞いたことがあったのですが、、
長崎の人が何か人に用事を頼む場合、
軽い用事であれば、文明〇のカステラを持って行くんだと。
重要な用事の場合は、福砂〇のカステラを持って行く、
ということを聞いたことがあります。(真偽のほどは、、
知りませんけれども、、、)
で、めぼしい買い物もないなぁ、、と思って1階に
上がってきましたら、、1階に浜乃〇という
大判焼の店がありまして、、
ついつい大判焼となると買ってしまいます、、。
お店の人に「つぶあんありますか?」と訊いたら
もうこしあんしかありません、ということだったので
こしあんのものを1個買って、すぐ横のベンチに腰掛けて
いただきました、、、。どうしても関西出身の人間は
姫路の御座〇と比べてしまうんですよね。
御座候に較べたら、生地がちょっと硬めでした。
何か粉の配合に企業秘密があるのだろうとは
思うのですが、、、、
ここのお店では大判焼ではなくて回転焼きという
看板が出ていました。
いずれにしろ、甘いものをいただいて一息つけたので
浜町からJR長崎駅までは歩くことにしました。
幸いに雨も降っていませんでしたし、、、
駅は何となく北西方向だ、ということで
道は全然わからなかったのですが、なんとなく
北西方向へ歩いていましたら、、、
突然視界が開け、大きな建物が目に入ってきました。
なんだろうか、と思ったら長崎市立図書館と
あるではありませんか。
あらま、と思って早速入館しました。
新しい図書館でした。
本の並びについておもしろい配置をしていました。
1階と2階が閲覧フロアだったのですが
1階には、地理歴史・文学(小説)・家事
という図書と新聞、雑誌が置いてあって
2階はそれ以外の資料が置いてありました。
図書館で一番利用の多いジャンルは地理、(旅行ガイド)
家事(お料理のレシピ)文学(小説)なのです。
利用の多いのを一番見やすいところに置くという
配置でした。
図書館の展示で知ったのが、今年が遠藤周〇さんの
生誕100周年になるのだとか。
帰ったら、また『沈黙』とか読んでみようかな、
と思ったことでした。
図書館を出て、駅の方向に行こうとして
路ばたにあった石碑に眼を取られてしまいました。
向井去来の生誕の地とあります。
あれまぁ。向井去来さん長崎の方だったのかぁ
とその時知ったのです。
どうして謙介が、ことさらに驚いたのかと言えば
向井去来は後に京都の嵯峨野に落柿舎という草庵に
住み、そこで一生を終えるのです。
元右京区民にとって嵯峨野の落柿舎は懐かしい場所ですし
容易に頭の中に落柿舎周辺の風景が浮かびます。
いきなり目の前で、京都の嵯峨野を思い出すような
ことになったので、驚いたというようなことでした。
石碑を後に長崎の町を歩きますが、、
それがいきなり目の前に急な上り坂が現れたかと
思ったら、今度は崖のような階段があったり、、で
直線距離としてはそう長い距離を歩いたのでは
なかったのでしょうが、、何せアップダウンが
激しくて、、、改めて平面がない、ということを
体感させられたようなことでした。
しばらく歩くと川に出ました。
で、前の方を見たら、、こんなお店がありました。
下は川なので、、橋の上に家が建っているという
ことなんでせうね。
このお店の前を通ると、長崎駅前から大浦へ行く
覚えていた道に出ました。あ、ここを右折したら
いいんだ、ということでずんずん歩いていくと、
果たして長崎駅前に出たのでした。
ホテルに、午後6時過ぎに戻ってきました。
今日はここまでといたします。
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