鄙の温泉に行く(1)
このところ、もう完全におでかけ、と言うテーマでしか
このブログを書いていないような気もします。
前にも少し書きましたが、九州にいる間にできるだけ
あちこち行って、実際に見てみる、体感する
というのが今年のテーマです。なので、このブログの
カテゴリー別文章も、最近はほとんど
おでかけになってしまっています
今回は「鄙」の温泉に行く、ということにしました。
「ひなびた」温泉ではありません。「ひなびた」は
田舎っぽい、とか田舎みたいな、という意味です。
はっきりと田舎の温泉に行くわけなので、
鄙の温泉、という
直截的なタイトルにいたしました。
世間では、大分県が温泉県ということで、温泉が県内あちこちに
ある、ということで大分県は地面を掘ったら、どこでも温泉が湧く、
というイメージがあります。(というか九州全部どこを掘っても温泉かも?)
ですが実際に大分に行ってわかったことは、
大分だって温泉の出るのは、限られた場所で、それ相応の場所を掘らないと
温泉は出ない、ということでした。
例えば別府市内なんてどこを掘っても温泉が出そうな気がしていたのですが、
別府だって温泉が出るのは市内のいくつかの決まった場所なのであって
そういう地域めざして掘らないと温泉は出ない、ということを知りました。
ところがその逆もありまして、、
福岡県なんて、桜島の鹿児島や阿蘇の熊本、由布岳の大分と違って、火山もないし
温泉なんて全然ありそうにない、温泉もないというイメージでしたが、
調べてみたら、結構な数の温泉があります。(有名でないだけ)
そうした温泉は今から50年くらい前までは
遠くに遊びに行く手段がなかったので、近所の観光地でにぎわったの
ですが、今や、忘れ去られてしまっていて、、
福岡には人が行かない温泉地というのが結構あります。
そういうところは、たいてい田舎にあるのです。
ということで、3月に数か所、田舎の温泉に行ったので
そのご報告をしたいと思います。
一つ目は、あ、これは福岡じゃなくて、大分でした。(笑)
奥耶馬渓温泉です。
で、謙介さん、九州には車を持ってきていないので
遠距離の外出はすべて公共交通機関任せ、という行き方です。
最近は公共交通機関の便数が減っていて、旅程の組み立てに難渋するのですが
何とか地域のコミュニティバスとかを使って
行っています。
今回はJRと路線バスでした。
謙介の住んでいるところから、大分方面に行く列車に乗りました。
平日の午後だったのですが、、列車に乗って驚きました。2両の
列車、座席が満員なのです。
で、謙介の予想ですと、そんなこと言ったって、どうせ途中で
降りるでしょう、やがてガラガラになるんじゃないの、
と思ったのです。だから謙介さん座れずに立っていたのですが、、
ところが、列車は全然人が減らないのです。混んだまんま。
ええええええええとか思っている間に、とうとう終点の日田
(大分県日田市)まで来ました。みんな日田で降りるの?
と思ったのですが、今度は日田から大分方面に行く接続の列車に
ぞろぞろと乗り込んでくるではありませんか。
日田までの列車で謙介は立っていたので、さっと列車から
降りられて、日田から大分へ行く列車もさっと乗ることができました。
そのおかげで、今回は座れましたが、、
今度は逆に福岡から乗った人が座れずに立つ、
ということになりました。そういう人は大きなトランクや
スーツケースを持っているのですが、、話を聞いてみたら
日本語じゃない言語(漢語とか韓国語)が聞こえてきました。
どうも湯布院に行くらしいのです。
湯布院に行くんだったら、赤い特急とか
緑の特急で行ったら
さっと行ってくれるし、特別車両だし、、
何も好き好んで各停に乗らなくったっていいんじゃない?
と思いました。
またローカル列車に乗って、ローカル列車でなければ
味わえないような土地の人との会話とか、外の風景とか、
いろいろな人の観察でもする目的で乗っているのか、とも
思ったのですが、ずーっとひたすらスマホの画面を
見ているだけです。どうして各停になんか乗ったのかなぁ、と
思いました。
謙介は湯布院まで行かず、その手前の豊後森で
降りてしまったから後のことはわからないんですけどね。
ということで、謙介は豊後森駅で下車しました。
今日はここまでといたします。
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Comments
効率優先な世の中になったせいなのか,今時の旅行者って目的地だけが興味の対象で,そこへアプローチする過程なんてものを楽しむってことは下手になってるように思いますです・・・;;;
Posted by: Ikuno Hiroshi | 24. 04. 11 PM 9:18
---Ikuno Hiroshiさん
新幹線で九州から四国へ帰ろうとすると、Ikunoさんはよーくご存じのように福山を通るわけです。新幹線のさくら号は必ず福山は停車します。駅の横、至近距離で福山城が見えるわけですが、福山城を見る外国人観光客は皆無です。ひたすらスマホの画面だったり、横の人と談笑をしていて、福山城はしらんぷり。何もお城は姫路城だけでもないでしょうに、と言いたくなります。ひところ日本人が外国に行って、決まったものしか見ない、とよく言われたのですが、外国人だって結構そうじゃないか、って思います。全く外の風景見ていませんし。何しに来たのか? とかちょっと聞いてみたかったりします。
Posted by: 謙介 | 24. 04. 11 PM 11:01