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24. 04. 05

長崎へ(その12)

来た時と同じ、大学病院の電停から長崎駅方向へ
行く電車に乗ります。前にもお話しましたが、
路面電車は、この辺りは7分に1本来るようになっていますから、
乗り遅れても、少し待ったらまた次が来る、という感じで
便利です。

今度はJR長崎駅まで戻ってきたのでした。
JR長崎駅は、駅舎というのか、JR〇州のホテルとか
ショッピングモールは完成しているのですが
駅前の道路の整備を今やっているところ、という
感じでした。 前に来た時も道路を掘り返していたので、
謙介的にはずーっと工事中?
という感じでした。

Img_8099

今度は長崎駅前からほど近いところにある西坂に行きます。

駅前に、県営バスのバスターミナルがあるんですが、そこからちょっと
北に行くと、NH〇長崎放送局があります。
その放送局のわきからまた山の方にのぼる道がありまして、、
その坂をあがると、西坂公園があります。
西坂公園というより、長崎二十六聖人記念館のある場所といったほうが
通りが良いかもしれません。
この二十六聖人記念館へは、前にもお話したようにウン十年も前の
幼稚園の時に一度来ているのではありましたが、
幼稚園の子に、この二十六聖人のお話はまだ全然分からず、、
来ていないのと同じ、ようなことでした。

Img_8102

今回はまぁ、キリスト教迫害の歴史も一応学習していますし、、
ある程度の理解はできるのでは、と思ってやってきたのでした。
結論からいいますと、非常によい資料館でした。
資料も、どこかの県立博物館のように片っ端から
複製品ばっかり置いてあるのではなくて、貴重な資料のほとんどは
現物でしたし、それを謙介のようなキリスト教信者でもない
人間が展示を見て行ってもよくわかるように展示がなされて
いました。
そういうことになって、改めて思ったのは、信仰というのは
一体なんだろうか、ということでした。
秀吉の時代になって、最初はキリスト教容認だったのですが
キリスト教のイエスキリストへの信仰が、秀吉を頂点とする
統治方法と相いれないと感知すると、一点キリスト教禁止へと
180度転換をします。そして、キリスト教徒は見つかると
さまざまな拷問を受けたり、死罪ということになるのですが、、
それでもキリスト教を棄てなかったのは、そこに一体
どのような精神の働きがあったから、なのだろうか、
ということを改めて思ったのでした。それは遠藤周作の
文学思想とも重なってくるのですが、、、
そもそもが日本人の宗教観というのが良く言えば
融通無碍 ですし、、まぁなんでもあり、です。

毎度言いますが、お釈迦様のインド仏教にはお盆も
お彼岸もないのです。亡くなった人が、定期的に
この世に帰ってくるだとかいうこともない、
それは仏教が日本に入ってきた時に、日本の土着信仰を
取り入れてしまった結果です。仏教なんて何でもありですし
日本の土着宗教だって仏教のことを「とつくに(遠い国)の神さん」
と八百万おいでの神さんのうちに入れていた。
現代の日本人だって、クリスマスと言えばケーキを食べる
パーティをするというし、約一週間後のお正月にはお寺
氏神様への初詣。それが全然平気です。なんでもありです。
そんな宗教観の日本人のいる一方で、何故この地の人は迫害されたとしても
信仰を手放さなかったのか。勿論キリスト教をやめた、という
人も多かったと思います。いやむしろたいていの日本人なんて
信仰をあまり突き詰めて考えるようなこともなくて
服を着替えるみたいに宗教と付き合っている。

謙介、ちょっと前まで、こういう宗教の「ちゃらんぽらんさ」
って、日本人だけだろうと思ってたんですが、、、
近年の京都、奈良の神社仏閣に参詣する
外国人観光客を見ていると、外国人の宗教観だって結構
何でも有りじゃないか、とか思ったりしています。
まぁたいていの人は宗教施設ではなくて観光地だから、ということで
来ているんでしょうけれども、、、。

拷問を受けてまで、キリスト教を棄てなかった
その精神の強靭さは、何によるものであったのか、
そんなことを改めて考えたりしながら展示を見ておりました。

資料館の観覧の所要時間は30分くらいかなぁ、
と思っておりましたら、2時間くらいかけてゆっくりと
見ることになりました。
でも見終わってさすがにちょっと疲れました。
そうして、資料館を出発したのでした。

 

 

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