長崎へ(その7)
大浦天主堂の次に向かったのは、上海香港銀行旧長崎支店でした。
この古くて頑丈そうな石造りの建物は、以前この辺に出張で来て
いた時から、いつかは行ってみたいなぁ、と思っていたものでした。
(今回の旅行は、もう大半の場所が前に長崎に来ていた時に
行けなかった場所への訪問、ということになっています。
そして今回のこの旅行で、最終的に全部その場所を訪れることが
できました!)
旧銀行の中は撮影禁止なので写真はありませんが、外観だけ。
石造りの頑丈そうな、それでいて港を見渡せるバルコニー
なんかもあったりして、典雅な建築だなぁ、と思ったことでした。
雨は細かい雨が降ったり止んだりを繰り返していました。
細かい雨なんで、傘をさそうか、ささないでおこうか、
とちょうど判断に困るような雨だったんです。
大浦から、また新地の中華街の電停まで戻って、(歩いて)
ここから崇福寺行の電車に乗りました。
長崎の路面電車、以前住んでいた街を走っていた電車に較べて
電車そのものが一回り小さいです。
そして、長崎の地形(平面が少ない)の影響で、道路幅も狭い
(片側二車線の道路で、バスとトラックが並走できないのです。)
そのため電車の車体もすごく狭いです。
電車の車内、両側に椅子がありますが、その椅子にお客さんが
向かい合いに座って、真ん中の通路に人が一人立つと、
もうその立っている人の横を普通に通過する、ということは
できないのです。すみません、と言って、その立っている人に
身体を傾けて避けてもらわないと前に進めない。
それくらい電車の車体の幅が狭いです。
そして電車も小さい。その中で運用効率を上げようとしたら
電車をじゃんじゃん走らせないといけません。
で、実際にじゃんじゃん走らせています。
大体、路線にもよりますが、5分から7分おきに電車が来ます。
しかも、一回の乗車運賃は大人140円という安さです。
長崎に行くにあたって一応グー〇ルマップでいろいろと
場所の位置関係を調べました。でもよくわかりませんでしたが、、
実際に行って歩いてみると、ああ、なるほど、ということが
たくさんありました。
そして、長崎はそう大きな街ではないので、歩いても
大したことはない、ということもわかりました。
と言いながら電車に乗って、終点の崇福寺まで。
電車を降りて、少し坂道を上ると、中国形式のお寺、
崇福寺に到着しました。
そうそう中国のお寺って赤かった赤かった、と
その門を見て、大学時代に中国の少林寺に行った時のことを
思い出しました。この時は雨が結構降りだしていました。
それでも、観光客のグループが何組か、、ご参詣の
ようでした。ただ、驚いたのは、自分以外、全部外国の方だった
ということでした。お参りをしてお寺を後に、、。
フランス寺(大浦天主堂)の次は中国寺で、、、
地図を見てみたら、
その崇福寺の横に清水寺という名前のお寺があった
ので行ってみました。このお寺は和風の寺院建築の
建物でした。
一瞬だったのですが、雨が強くなってきたので、
お寺の片隅あった四阿に駆け込みました。
そうしたら、そこに庭師の方がおいでになって、、、
大変な雨ですねぇ、と謙介が言ったら、
そうよね。もう今日は仕事にならんばってん、
帰ったほうがよかでしょう、ということでした。
この方は、若いころは漁師でトロール船に乗っていたのだそうです。
定年になって、陸へあがって、庭師さんになったんだとか。
今年、81よ。
え、そうなんですか。(やはり庭師の仕事で身体をよく使う
仕事をされているせいか、ずっと若々しく見えました)
とちょっと驚いたり、、
まぁこの仕事していたら、タバコ銭くらいは稼げるし、、
健康にもいいと思います、というような話をしました。
雨が小降りになったのと、謙介は次に行きたいところも
いろいろとあったので、庭師の方にお別れをして
再び電車の停留所へと急いだのでした。
きょうはここまでといたします。
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