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24. 03. 31

長崎へ(その7)

大浦天主堂の次に向かったのは、上海香港銀行旧長崎支店でした。
この古くて頑丈そうな石造りの建物は、以前この辺に出張で来て
いた時から、いつかは行ってみたいなぁ、と思っていたものでした。
(今回の旅行は、もう大半の場所が前に長崎に来ていた時に
行けなかった場所への訪問、ということになっています。
そして今回のこの旅行で、最終的に全部その場所を訪れることが
できました!)
旧銀行の中は撮影禁止なので写真はありませんが、外観だけ。
石造りの頑丈そうな、それでいて港を見渡せるバルコニー
なんかもあったりして、典雅な建築だなぁ、と思ったことでした。

Img_8039

雨は細かい雨が降ったり止んだりを繰り返していました。
細かい雨なんで、傘をさそうか、ささないでおこうか、
とちょうど判断に困るような雨だったんです。
大浦から、また新地の中華街の電停まで戻って、(歩いて)
ここから崇福寺行の電車に乗りました。
長崎の路面電車、以前住んでいた街を走っていた電車に較べて
電車そのものが一回り小さいです。

Img_8055
そして、長崎の地形(平面が少ない)の影響で、道路幅も狭い
(片側二車線の道路で、バスとトラックが並走できないのです。)
そのため電車の車体もすごく狭いです。
電車の車内、両側に椅子がありますが、その椅子にお客さんが
向かい合いに座って、真ん中の通路に人が一人立つと、
もうその立っている人の横を普通に通過する、ということは
できないのです。すみません、と言って、その立っている人に
身体を傾けて避けてもらわないと前に進めない。
それくらい電車の車体の幅が狭いです。
そして電車も小さい。その中で運用効率を上げようとしたら
電車をじゃんじゃん走らせないといけません。
で、実際にじゃんじゃん走らせています。
大体、路線にもよりますが、5分から7分おきに電車が来ます。
しかも、一回の乗車運賃は大人140円という安さです。
長崎に行くにあたって一応グー〇ルマップでいろいろと
場所の位置関係を調べました。でもよくわかりませんでしたが、、
実際に行って歩いてみると、ああ、なるほど、ということが
たくさんありました。
そして、長崎はそう大きな街ではないので、歩いても
大したことはない、ということもわかりました。
と言いながら電車に乗って、終点の崇福寺まで。
電車を降りて、少し坂道を上ると、中国形式のお寺、
崇福寺に到着しました。

Img_8051

そうそう中国のお寺って赤かった赤かった、と
その門を見て、大学時代に中国の少林寺に行った時のことを
思い出しました。この時は雨が結構降りだしていました。

Img_8050
それでも、観光客のグループが何組か、、ご参詣の
ようでした。ただ、驚いたのは、自分以外、全部外国の方だった
ということでした。お参りをしてお寺を後に、、。
フランス寺(大浦天主堂)の次は中国寺で、、、
地図を見てみたら、
その崇福寺の横に清水寺という名前のお寺があった
ので行ってみました。このお寺は和風の寺院建築の
建物でした。
一瞬だったのですが、雨が強くなってきたので、
お寺の片隅あった四阿に駆け込みました。
そうしたら、そこに庭師の方がおいでになって、、、
大変な雨ですねぇ、と謙介が言ったら、
そうよね。もう今日は仕事にならんばってん、
帰ったほうがよかでしょう、ということでした。
この方は、若いころは漁師でトロール船に乗っていたのだそうです。
定年になって、陸へあがって、庭師さんになったんだとか。
今年、81よ。
え、そうなんですか。(やはり庭師の仕事で身体をよく使う
仕事をされているせいか、ずっと若々しく見えました)
とちょっと驚いたり、、
まぁこの仕事していたら、タバコ銭くらいは稼げるし、、
健康にもいいと思います、というような話をしました。
雨が小降りになったのと、謙介は次に行きたいところも
いろいろとあったので、庭師の方にお別れをして
再び電車の停留所へと急いだのでした。

きょうはここまでといたします。

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