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24. 03. 30

長崎へ(その6)

22日の長崎市地方の天候は晴れ、ということでしたが、
23日からはずーっと雨で、、特に24日は大雨の予報でした。
まぁそういうことで、22日のお天気の良いうちに島原に
連れて行っていただいたのでしたが、、
翌23日、朝、ホテルの近所のパン屋に行きました。
パン屋の開店が、朝の6時半ということだったので、
6時過ぎにホテルを出てパン屋に着いたら、6時15分でした。
ホテルを出た時は細かい雨が降っていたのですが、、
パン屋に着くころには雨はやんでいました。

パン屋さんの前には、もう7人くらいの人が待たれていて、、
人気のパン屋さんなんだなぁ、と思いました。
お店は6時半きっかりにシャッターが上がって開店しました。
いろいろなパンがあったのですが、、
紅茶が生地に練り込まれたパンと、チョコレートが練り込まれた
パンの二つを買ってホテルに戻りました。
ホテルのフロントに、一人用のドリップのコーヒーの分包の袋が
置いてあったので、それをもらって部屋に戻ってお水を沸かして
コーヒーとそのパンで簡単な朝食にしました。
泊まったホテル、3月中、食堂がお休みなんだそうで、、
(だから宿泊料金が安かった)
パンは、正直、うーん、、、というお味でした。
まずいのか、と訊かれたら、いえいえおいしいと思います、なんですが、、
おいしいか、と訊かれたら、、どうかなぁ、
何か決定的にこれはおいしい! というインパクトがなくて、、、

それから、パンが両方ともすごく甘かったんです。
(まぁ何種類もあったパンのうちのたった2つだけ買って
あれこれ言うのはいけないのかもしれませんが)
チョコレートを練り込んだショコラは仕方ないにせよ、、

Img_8017
紅茶を練り込んだものも結構な甘さで、、、
甘さがちょっとくどい感じがしました。
ここまで甘くなくていいんじゃない? とか。

昨日、会った友達が言うのには、長崎はすべての食べ物が甘いのだ、
という話でした。九州の醤油が甘いのは有名な話ですが
(醤油には必ず甘味料が添加されているんです)
それに輪をかけて長崎は食べ物が甘い、ということでした。
やはりカステラが名物のお土地柄ということかもしれません。

今日はホテルのフロントで買った市電の一日乗車券を使って
長崎市内の観光名所をうろうろしようという計画でした。

Img_8157
8時過ぎにホテルを出ました。再び外は雨が降り始めていました。
長崎駅前から、市電に乗って新地の中華街まで。
ここで、別系統の石橋行の電車に乗り換えました。

市内電車は当然ながら道路上を走っているのですが、
自動車は線路内に入れない決まりになっています。
それはいいのですが、右折なんかでどうしても
車が電車の線路に入ってこざるを得ない場合も
あるんですけど、、そういう場合、電車は遠慮会釈なく
警笛を鳴らして、自動車を排除します。
その鳴らし方が結構すごくて、、(運転手さんにも
よるのかもしれませんが)河内弁で言うところの
オラオラオラオラ、なんしょんじゃおんどれは
さっさとどかんかいわれー、というような感じで
すごいなぁ、と思いました。

謙介が4年前まで住んでいた街も路面電車が
走っていましたので、車の運転の時、特に
右折して線路をまたぐ場合はものすごく気に
かけました。必ずミラーで後方から電車が来ていないことを
何度も確認して右折していたことを思い出しました。

電車を大浦天主堂で降ります。
ウン十年前に長崎に来た時は、大浦天主堂の奥のグラバー園には
行ったのでしたが、大浦天主堂は建物の外観だけ
見る、ということだったんですよ。お御堂の中には入った
ことがなかったので、是非に見学に行きたい、と
思ったのでした。

Img_8035

まずは天主堂のお堂の中に入りました。
明治のはじめ、長崎のカトリック布教を担当したのが
フランスの修道会であったために、神父はフランス人だったそうで
そのためにこの天主堂、土地の人からはフランス寺という
呼ばれ方をしたのだとか。
お堂の中では、明治初年に隠れキリシタンだった人たちが
この大浦天主堂にやってきて、信仰告白を行った
奇跡的な出来事についての説明が流れていました。
日本のカトリックは、日本の各地域を統括する
いくつかのグループに分かれています。
そしてその統括する単位を司教区と呼びます。
司教区にはその地域の最高責任者である司教様が
おいでです。司教様はもちろんバチカンから任命される方です。
そしてこの司教様がおいでになる教会を「司教座聖堂」と呼びます。
司教座聖堂というとあまり耳なじみのない言い方ですが
カテドラル、という名称はお聞きになった方も
おいでではないかと思います。
今、長崎大司教区のカテドラルは原爆で被害にあった
浦上天主堂になっているのですが、以前はこの大浦天主堂に
司教様がおいでだったのだと今回初めて知りました。
だから、かつてはこの大浦天主堂がカテドラルだったのですね。

Img_8031

それからこの天主堂に付随して、以前司教様がいらっしゃった
司教館の建物や、神学校だった建物が博物館に改装されて
いました。
展示品や、説明を読みながら、改めてキリスト教が
日本に入ってきて、、今に至った道をいろいろと
考えたりしたことでした、、。
博物館も見学し、外に出ました。
やはり細かい雨が降っていて、、

そういえば昔の歌で雨のオランダ坂という歌がありました。
長崎は今日も雨だった とか。
オランダ屋敷に雨が降るとか。
長崎と雨というのはよくあることなんでしょうか。(笑)
今日はここまでといたします。

 

 

 

 

 

 

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Comments

 広島電鉄が運行してる広島市内電車も,自動車から「保護」されてますね〜。
 運転が荒いとされる土地柄ですが,地元の人はちゃんとわかってて,迂闊に軌道敷きに入り込むようなことはしないですね。プァ〜ンと警笛を鳴らされてるのは大抵レンタカーとか他地域のナンバーで。
 新設された宇都宮のライトラインはどーなんでしょうね???

Posted by: Ikuno Hiroshi | 24. 03. 30 PM 9:23

---Ikuno Hiroshiさん
 ご存じのように松山も伊予鉄の路面電車がありまして、あそこも電車線路に入るのは厳禁ではありましたが、、あまり電車が警笛を鳴らすところは見ませんでした。
 (地元の人で事情が分かっている人が多かったのでしょうか)長崎の場合は観光地だからでしょうか。めったやたらに鳴らされている(電車が鳴らしている)ところに出くわして、その鳴らし方が結構、すごかったので、余計に驚いたようなことでした。宇都宮とか富山は本当にどうなんでしょうかね。

Posted by: 謙介 | 24. 03. 30 PM 11:39

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