長崎へ(その6)
22日の長崎市地方の天候は晴れ、ということでしたが、
23日からはずーっと雨で、、特に24日は大雨の予報でした。
まぁそういうことで、22日のお天気の良いうちに島原に
連れて行っていただいたのでしたが、、
翌23日、朝、ホテルの近所のパン屋に行きました。
パン屋の開店が、朝の6時半ということだったので、
6時過ぎにホテルを出てパン屋に着いたら、6時15分でした。
ホテルを出た時は細かい雨が降っていたのですが、、
パン屋に着くころには雨はやんでいました。
パン屋さんの前には、もう7人くらいの人が待たれていて、、
人気のパン屋さんなんだなぁ、と思いました。
お店は6時半きっかりにシャッターが上がって開店しました。
いろいろなパンがあったのですが、、
紅茶が生地に練り込まれたパンと、チョコレートが練り込まれた
パンの二つを買ってホテルに戻りました。
ホテルのフロントに、一人用のドリップのコーヒーの分包の袋が
置いてあったので、それをもらって部屋に戻ってお水を沸かして
コーヒーとそのパンで簡単な朝食にしました。
泊まったホテル、3月中、食堂がお休みなんだそうで、、
(だから宿泊料金が安かった)
パンは、正直、うーん、、、というお味でした。
まずいのか、と訊かれたら、いえいえおいしいと思います、なんですが、、
おいしいか、と訊かれたら、、どうかなぁ、
何か決定的にこれはおいしい! というインパクトがなくて、、、
それから、パンが両方ともすごく甘かったんです。
(まぁ何種類もあったパンのうちのたった2つだけ買って
あれこれ言うのはいけないのかもしれませんが)
チョコレートを練り込んだショコラは仕方ないにせよ、、
紅茶を練り込んだものも結構な甘さで、、、
甘さがちょっとくどい感じがしました。
ここまで甘くなくていいんじゃない? とか。
昨日、会った友達が言うのには、長崎はすべての食べ物が甘いのだ、
という話でした。九州の醤油が甘いのは有名な話ですが
(醤油には必ず甘味料が添加されているんです)
それに輪をかけて長崎は食べ物が甘い、ということでした。
やはりカステラが名物のお土地柄ということかもしれません。
今日はホテルのフロントで買った市電の一日乗車券を使って
長崎市内の観光名所をうろうろしようという計画でした。
8時過ぎにホテルを出ました。再び外は雨が降り始めていました。
長崎駅前から、市電に乗って新地の中華街まで。
ここで、別系統の石橋行の電車に乗り換えました。
市内電車は当然ながら道路上を走っているのですが、
自動車は線路内に入れない決まりになっています。
それはいいのですが、右折なんかでどうしても
車が電車の線路に入ってこざるを得ない場合も
あるんですけど、、そういう場合、電車は遠慮会釈なく
警笛を鳴らして、自動車を排除します。
その鳴らし方が結構すごくて、、(運転手さんにも
よるのかもしれませんが)河内弁で言うところの
オラオラオラオラ、なんしょんじゃおんどれは
さっさとどかんかいわれー、というような感じで
すごいなぁ、と思いました。
謙介が4年前まで住んでいた街も路面電車が
走っていましたので、車の運転の時、特に
右折して線路をまたぐ場合はものすごく気に
かけました。必ずミラーで後方から電車が来ていないことを
何度も確認して右折していたことを思い出しました。
電車を大浦天主堂で降ります。
ウン十年前に長崎に来た時は、大浦天主堂の奥のグラバー園には
行ったのでしたが、大浦天主堂は建物の外観だけ
見る、ということだったんですよ。お御堂の中には入った
ことがなかったので、是非に見学に行きたい、と
思ったのでした。
まずは天主堂のお堂の中に入りました。
明治のはじめ、長崎のカトリック布教を担当したのが
フランスの修道会であったために、神父はフランス人だったそうで
そのためにこの天主堂、土地の人からはフランス寺という
呼ばれ方をしたのだとか。
お堂の中では、明治初年に隠れキリシタンだった人たちが
この大浦天主堂にやってきて、信仰告白を行った
奇跡的な出来事についての説明が流れていました。
日本のカトリックは、日本の各地域を統括する
いくつかのグループに分かれています。
そしてその統括する単位を司教区と呼びます。
司教区にはその地域の最高責任者である司教様が
おいでです。司教様はもちろんバチカンから任命される方です。
そしてこの司教様がおいでになる教会を「司教座聖堂」と呼びます。
司教座聖堂というとあまり耳なじみのない言い方ですが
カテドラル、という名称はお聞きになった方も
おいでではないかと思います。
今、長崎大司教区のカテドラルは原爆で被害にあった
浦上天主堂になっているのですが、以前はこの大浦天主堂に
司教様がおいでだったのだと今回初めて知りました。
だから、かつてはこの大浦天主堂がカテドラルだったのですね。
それからこの天主堂に付随して、以前司教様がいらっしゃった
司教館の建物や、神学校だった建物が博物館に改装されて
いました。
展示品や、説明を読みながら、改めてキリスト教が
日本に入ってきて、、今に至った道をいろいろと
考えたりしたことでした、、。
博物館も見学し、外に出ました。
やはり細かい雨が降っていて、、
そういえば昔の歌で雨のオランダ坂という歌がありました。
長崎は今日も雨だった とか。
オランダ屋敷に雨が降るとか。
長崎と雨というのはよくあることなんでしょうか。(笑)
今日はここまでといたします。
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Comments
広島電鉄が運行してる広島市内電車も,自動車から「保護」されてますね〜。
運転が荒いとされる土地柄ですが,地元の人はちゃんとわかってて,迂闊に軌道敷きに入り込むようなことはしないですね。プァ〜ンと警笛を鳴らされてるのは大抵レンタカーとか他地域のナンバーで。
新設された宇都宮のライトラインはどーなんでしょうね???
Posted by: Ikuno Hiroshi | 24. 03. 30 PM 9:23
---Ikuno Hiroshiさん
ご存じのように松山も伊予鉄の路面電車がありまして、あそこも電車線路に入るのは厳禁ではありましたが、、あまり電車が警笛を鳴らすところは見ませんでした。
(地元の人で事情が分かっている人が多かったのでしょうか)長崎の場合は観光地だからでしょうか。めったやたらに鳴らされている(電車が鳴らしている)ところに出くわして、その鳴らし方が結構、すごかったので、余計に驚いたようなことでした。宇都宮とか富山は本当にどうなんでしょうかね。
Posted by: 謙介 | 24. 03. 30 PM 11:39