晩秋ふたたび(10)
明石の街も、賑わっているのは駅前と魚の棚の一部の店だけで、、
いくつもあった商店街、後は、もう人影を探すのが難しい
というようなことになっています。
特に淡路島との橋ができて、船での行き来が少なくなって
しまった結果、明石の桟橋から明石駅までの道にあった商店街が
人通りがなくなってしまってすっかり寂れてしまいました。
これは橋のできた瀬戸内海沿岸の町みんなそんな感じですね。
今治も、橋ができて離島航路のフェリーがほとんどなくなって
しまった結果、桟橋から今治駅の間にあった商店街が、、
壊滅的なことになってしまいました。
そんな中でも、明石の商店街はがんばっている店もいくつか
あって、そういう店の存在が心強く思いました。
そのうちのひとつが、藤江屋分〇という和菓子屋さんですね。
明石の和菓子と言えば、まずここのお菓子、というのは
誰もが認めるんじゃないかなぁ。
今回オヤジに何が欲しい、と言ったら、
この店の丁稚羊羹、ということでした。
分〇は、明石駅の名店街の中にもあるのですが
せっかく本店近くまで来たので、こちらで買うことに
しました。
以前のように大きな棹物の羊羹を買っても
無理そうなので、小型のパッケージで、全て種類の違った
ものが入っている四本セットのものを買いました。
それから自分用に(笑)最中とか同じく羊羹だとか
買っておきました。
一応つとめも果たせたので、今度は明石駅のほうに
行きます。
移転して新しくなった図書館を見に行こうかな、と
思いました。
今度は来た時と逆にどんどん北に歩いていきました。
明石駅が近づくにつれて、人通りもどんどん増えて
行きます。
明石市図書〇は、駅前の、パピオ〇明石というビルの中に
あります。つい最近できたばかりでぴかぴかです。
↑の建物の四階に図書館が入っています。
前は明石のお城の中で、アクセスも今一つだったわけですが、
駅前にはあるわ、一階二階は飲食店街だわ、(三階は何軒かの
クリニックが入っています。四階が図書館で、
六階には市役所のサービスセンターまで入っています。
この建物、階の配置をよく考えたなぁ、と思いました。
三階にクリニックを持ってきましたから、一階二階のにぎやかな音は
四階の図書館までは上がってきません。(でも図書館は結構
賑わっていましたけど)
生活のすべてが完結しそう(笑)
それでいて駅前に図書館があるから便利ですよね。
図書館の統計を見ると、やはり以前のお城の中にあった時と
今では、格段に入館者数も増えた、ということだそうです。
そりゃそうだ。
ここの図書館はワンフロアでした。見たところ、兵庫県立と
かぶらないような図書構成でしたね。兵庫県立には
小説とか随筆という本はほとんどなかったのですが、
こちらはもう、これでもかと言うくらいに小説とか随筆の
本はありました。
でも書架が多いし、棚によったら、利用者の人が
読んだ本を元の所に返していないのでぐちゃぐちゃになっていましたし、、
図書館員の方が定期的に書架整理するの大変だなぁ、
と思いながら書架を見ていました。
ここの図書館でびっくりしたのは、いろんな会社の社史の
コレクションがものすごく豊富にあったことですかね。
ぱっと数えて15の本棚に社史が置かれていました。
ここまで社史の充実した図書館ってないんじゃないでしょうか。
社史と言ったって兵庫県とか明石の会社の本だけではありませんでした。
日本各地の会社の社史が集まっていて、、
ちょっとびっくりしました。
図書館を見ているうちに、、
神戸に移動しないといけない時間になりました。
きょうはここまでといたします。
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