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23. 03. 17

まんなかとはしっこへ(10)

次の日は、朝早くからちょっと出かけました。
6時にホテルを出て、、朝の6時の鹿児島は
まだ真っ暗でした。謙介が住んでいる街でも
朝は7時前にならないと明るくなりません。
ホテルから数百メートル行ったところに
やはーり温泉があるので、入ってこよう、という
ことだったのです。

Kirisima

それがここ。 鹿児島市内にあるのに、なぜか霧島温〇
という名前です。ここのお風呂、どう見ても街中の
銭湯なんですが、温泉なんです。さすが桜島のある
火山地帯なだけはあります。


鹿児島市内にはいたるところにこうした温泉が
あるという話です。
で、入ったのですが、、(謙介以外に入浴客は
2人ほどいました)やはーりここも熱かった!
とはいえ昨日の城山長寿〇よりは、ほんの少し
温度が下だった(数度)というようなことでした。
結局、ここも数回入ったり出たりを繰り返したら
皮膚が真っ赤になりました。
しかし、さすがに温泉です。入る前には
昨日桜島で結構歩いたので、足が少し痛かったのですが
その足の痛さが入浴後はすっかり消えて、
足取りが軽くなっていました。これには正直驚きました。

ホテルに戻って朝食をいただいて、ちょっとホテルで
時間がありました。9時50分に出発して
近くの天文館のバス停まで行きます。
10時発のバスで出発です。どこに行くのかと言えば
枕崎でございます。
ね、端っこでしょ。
本当はJRで枕崎まで行こうと思ったんですが、、、
何せ枕崎までの列車って1日6本しかないんですよねー。
それで、行きはバスにして、帰りをJRにすることに
したのでした。
天文館を10時に出たバスは、途中加世田を経由して
午前11時半前に枕崎に到着しました。

とうとう枕崎まで来ましたよ。

Img_5078
バスを降りて、の感想は一言、暑い。
鹿児島を出たのが朝だったので、それなりにコートを
着ていたのですが、、暑かったです。

帰りは午後1時27分に枕崎駅を出る列車です。

2時間の滞在です。


枕崎バスターミナルの前に、食堂があったので
そこに入りました。
メニューを見たら、幻の黒豚、鹿籠豚のお料理
というのがありまして、、その幻の黒豚の塩焼き定食
というのにしました。(最後まで鰹の丼にするか
幻の黒豚かで迷ったんですけどね)

Img_5076

食事を済ませて、JRの枕崎駅に行ってみました。
びっくりしたのが駅の中に、切符の自動販売機も
なければ、改札口もありません。当然駅員も
居ません。そのかわりやたらあちこちに掲示があるのが
本土最南端の駅、という看板でした。
謙介がこういうふうに最南端の地点まで行ってみよう、と
思ったように、同じことを考える人もいるんだろうなぁ、、
というようなことがこの看板から読み取れました。

先週が東京で、今、端っこの枕崎にいます。

とうとうここまで来たなぁ、という気がいたしました。

Img_5080
この時は、写真撮影だけして、、、
地図を見たら、駅からそう遠くないところに
南冥館という文化施設がある、とありました。
この日、月曜日だったので、嫌な感じはしたんですけどね。
ホラ、図書館とか美術館って、月曜休館のところ多いじゃ
ないですか。だもんでここもそうじゃないか?
と思ったりしました。
ただまぁ最近少しずつではあるんですが月曜休館しない
公共施設も出てきていて、、そうであってほしいなぁ、とか
思いながら山を登っていきましたが、、。

あはははは。予感は的中でした。
でも、ここに来たことは無駄ではなかったです。
山の中腹にあって小高い、しかも展望の良い場所で
あったために、枕崎の街を一望できたことが
良かったです。枕崎と言えば漁港ですが、
展望したので漁港の位置も分かりました。
汽車の時刻までそうそう長い時間もなかったので
早速山を下りて、漁港に行ってみました。

Img_5092

これが枕崎の漁港(古い方)でした。
上の建物は老朽化が激しいので、いたるところで
コンクリートが剥落していて、、自動車をとめたら
ダメです、という掲示がありました。
(でも結構な数の車がとまってましたけど)
かつてはきっとこの建物の下に多くの鰹が
水揚げされたのでしょう。街も今とは全く違って
活気もあったのでしょう。そんな想像をしながら
漁港を歩きました。


ですが、さすが、と思ったのは漁船の構造でした。
謙介が普通見ていた瀬戸内の漁船に較べて
船体も大がかりで、がっしりと立派な構造の船です。

Img_5095
太平洋を航海する漁船ですから、きゃしゃな船では
いけません。停泊していた船を見て、やっぱりなぁ
と思ったことでした。

漁港を眺めて、再び駅の方へと行きました。
駅に行ってみると、もう汽車が来ていました。
謙介、1両だけかと思っていたら、なんと2両連結の
車両でした。着いたばかりだったのでしょう。乗客が駅の周囲に
わらわらといて、みんな「日本最南端の駅」の看板の前で
写真を撮りまくっています。

Img_5079
ああ、やっぱり最南端を見に来ようと思う人はいるんだ、
とか思いました。駅の統計では、枕崎駅の一日の乗降客数は
70人、とありましたが、30人くらいは駅の周辺で記念写真を
撮影しまくっていました。

Img_5100

列車に乗ったのは、謙介を入れて5人ほどでした。
やがて発車時刻が来て、列車は動きはじめました。
今日はここまでといたします。

 

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