まんなかとはしっこへ(14)
いよいよ最終日になりました。
ホテルで朝食をとって8時半に出発です。
というのも、8時39分に天文館からカゴシマシティビューという
周回バスがやってくることになっています。
このバスは鹿児島中央駅から出発して、市内の観光名所を周回して
再び鹿児島中央駅に戻って来る、というバスです。
謙介は、これで市内の東の端にある仙巌園(磯庭園)まで
行くつもりだったのです。 このバス、一回の乗車で
190円です。しかもさっきも書いたように市内の
観光名所を大体回ってくれますから、そこで降りなくても
ぐるっと回るのに乗っていれば、観光バスのようにあちこち見る
ことができる、というものでもあります。
天文館を出ますと、西郷銅像前 西郷洞窟前 城山
西郷さんのお墓前 仙巌園 桜島フェリーふ頭 鹿児島駅前
天文館と回って鹿児島中央駅前に戻って来る、というコースです。
しかし上の停留所を見てもらっても、やっぱり西郷さん関係の
停留所が多いのが分かってもらえるのではないか、と
思います。
ということで天文館のバス停に行きました。
謙介の乗るバスと同じものに乗る人でしょうか、もう10人くらいの
人がいました。
バスは定刻にバス停に来ました。そのバスに乗って、
仙巌園まで行きました。 西郷洞窟前とか城山まで上がってお客さんを
下したりするので、仙巌園まで行くのに40分と
結構な時間がかかりました。
9時半前に仙巌園に到着です。
ここは島津のお殿様が、日常を過ごしたり、外国からの賓客を
もてなす建物としてつくられたものだそうです。
入り口で周遊券を買って入ります。まずはお庭。
目の前に大きな桜島が美しいシルエットで見えています。
なるほどね。と思いました。ここは桜島が一番美しく
見える場所でした。しかも目の前に手に取るように。
だからここに別邸を作った、ということがこの庭の風景を見て
よくわかりました。
ここの使い方は歴代の藩主によってさまざまだったそうです。
隠居所として亡くなるまで使った人もいるし、
夏の別荘としてここを使ったお殿様もいるし、、
よそからの賓客をもてなすために、ということで
使った人もいるそうです。
それにしても本当に贅を尽くしたような建物で、、
手入れ等も大変だろうなぁ、ということを思いながら見学をしました。
風景がすばらしかったです。
これがお殿様のご寝所
見学を終えて、入り口に向う通路のところにある「じゃんぼもち」のお店に
行きました。「じゃんぼ」ってでかいお餅なの? ということですが
外国語の「じゃんぼ」ではありません。漢字で書くと「両棒餅」です
「りゃんぼもち」という言い方が正しいのですが、言葉って
発音しやすいように変化をします。「りゃん」という言い方が
もともとの日本語になかったのでりゃんが言いやすいように「じゃん」
にかわって「じゃんぼもち」となりました。
二本の竹串の刺さったお餅が3種類出てきました。
味はあまがらい醤油ベースのたれがかかったみたらしだんごの味、
と言えばわかってもらえるでしょうか。
3種類出てきたのですが、そのうち1つは黄な粉がかかっていました。
ちょっと味に変化が生まれて、おいしかったです。
この両棒餅をいただいて、再びバスに乗ります。
鹿児島中央駅まで行きました。
本日はここまでといたします。
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