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23. 03. 28

存在感が希薄なんですよね

前回の城跡の花見の後、JRの駅まで戻ったのでした。
友人が3月末で繰り上げ退職をするというので、
そのお餞別を買いにJRの駅の中にある百貨店まで
行ったわけです。(大阪の梅田に本店のあるお店)
で、まあ、彼は和菓子が好きで、羊羹が特に
お好き、という人だったのです。
九州の羊羹でも別に良かったのですが、その百貨店
佐賀の羊羹はおいていなかったので、別の羊羹に
しようと思ったわけです。
餞別だというので、謙介さんちょっといいものに
しようと思って、動物の名前のお菓子屋さんの
羊羹にしよう決めました。

百貨店に入った時間は午後4時前でしたが、
まぁ駅の中のデパ地下ですから、人が閑散としているわけはなく、
相当に混雑をしていました。

で、そのお菓子屋の売り場の前で、謙介は声をかけたのです。
「すみません」と言って。
その売り場、女性の販売担当の方が二人おいででした。
どちらかが気が付かれるだろうと思ったのですが、
どちらも気づかず。

仕方なく、「すいません」と若干声を大きくして
声をかけました。
しかし、やはーり気づかず。

そうなんですよね。謙介さん、よく放置されたり、
気付かれずに放置されていることがあります。
ああ、まただなぁと思いました。

もう一度更に声を大きくして「すみません」と
言ったのですが、やはり気づかれず。

俺ね、もうその段階でいい加減あほらしく思いはじめて
いたわけです。羊羹の店、ここくらいしかないから
ここにしたのです。もしもこの時、自分のものを
買うためにこの店に来ていたのであれば、
とっくに買うのを止めてそこから立ち去っていたかと
思います。

で、とうとう、謙介さん怒鳴りました。
「すいません、ってさっきから言っているのが
聞こえませんかねぇ」
で、ようやっとその女性の販売員の一人がこちらに
来たわけです。もちろん、「お待たせいたしました」
「大変失礼いたしました」も一切無しで、
彼女の表情には『何か用なの、この人』という感じの
表情をしておいででした。

で、仕方なくその人に羊羹を2棹、箱に入れてもらって
包んでもらいました。もう本当に仕方なく、
という感じです。

売り場から立ち去る時、思わずため息が出ました。
「やれやれ」とか。

羊羹なんて、100円ショップにだって売っているわけです。
スーパーにももちろん売っています。
そういう中で、わざわざ対面販売にしているのは、
お客との対応を大切にしたい、というお店の方針
なのでしょう。
だけど、客に気付かない、嫌そうな応対をする
というのであれば、別に有人販売なんてしなければ
客も不快な気持ちにならないで済みますし、
お店も人件費の節約になっていいのでは?
という気がします。

老舗と言われるお菓子屋さんですが、、
あなたのお店の料簡はその程度なのですね、
ということがわかった、という
ことがありました。

 

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