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23. 03. 13

まんなかとはしっこへ(5)

作家の「おえ・けんじゃぶろー」さんが お亡くなりになったのですね。かつて大江さんが ノーベル賞を受賞したとき、謙介は大江さんの 生まれ在所の県にいたわけですが、、 大江さんの思想信条と、当時の県知事の支持政党とが 相容れなかったものですから、県知事のお祝いの 文章が受賞を祝いつつも、微妙に距離感のある 表現で、それが変に面白かったことを覚えています。 大江さん、地元でいろいろと嫌なことや軋轢があって、 高校への進学も地元のU高、O高ではなくて 県庁所在地の高校に行ったの(通学だけで片道2時間は かかったはず)でした。 とはいえ、大江さんの御親族、ご近所の方には ノーベル賞を受賞した折には紅白饅頭を配った、 という話です。謙介なんかその話を聞いた時、 ああ、近所の人と和解したんだ、とか思いました。 話を本題に戻します。

今まではまんなか編、ということでしたが
つぎははしっこ編です。
東京から帰ったのが2月26日のこと。
今回は3月5日のお話です。
実はこの計画は、東京出張よりも早くに1月の
末くらいに考えていたことでした。
折角九州に来たんだし、日頃行きたくて行けなかった
ところに行こうと謙介さん考えたわけです。
それで、やはーり暖かいところがいいのでは、
ということで南九州に行くことにしたのです。

とはいえ、前回12月に宮崎・鹿児島に行った時は
雪は降るし吹雪には遭うしでちっとも暖かくなかったのです、、。
ただまぁ温泉には行きたいな、ということで南九州の
温泉に行く、ということを考えました。
で、一カ所だけ、座席指定の特急に乗るために
指定席券をとったのですが、それ以外はほぼノープランで
鹿児島に行くことにしました。

朝の7時過ぎの新幹線で鹿児島に行きます。
早朝の下りの九州新幹線はすべて各停の
つばめしかありません。主要駅しか停まらない
さくらとか、もっと速達のみずほも走りません。

九州に住むことになって知ったのですが、鹿児島本線の
特急が全部なくなった結果でしょうか、新幹線に乗るしか
選択方法がなくなってしまったためでしょうね。
乗客の乗車時間を見ていましたら、
15分とか30分の通勤新幹線利用客が大半なんです。
なので、まぁ通勤特急、という感じの設定なんでしょうね。
ということでつばめごうは8時半に鹿児島中央駅に到着しました。

Img_4991
この日は、桜島に行って、午後磯庭園に行こうと
思ってたんですよ。
鹿児島中央から桜島へ行く桟橋の最寄り地点まで
市電に乗って行けばいいやと思っていたのですが、、
この日は鹿児島駅に行く市電は夕方まで運休。
磯庭園も休園ということでした。
(ノープランで調べなかったからだよ)
原因は、鹿児島マラソンです。市内の主要道路、
(つまりは路面電車の走っている道路)
マラソンランナーが走るので市電は休止、
バスもそのランナーが走る区間は休止、
ということでした。
つまりは鹿児島中央駅から鹿児島駅方面に行こうとしたら
徒歩かJR日豊線に乗るしか方法はないということでした。
時刻を調べたら30分後に出る宮崎行の各停があったので
それに乗ることにしました。
それで鹿児島まで。

Img_4994
鹿児島で電車を降りて、桟橋まで歩きました。

Img_5000
鹿児島駅から徒歩で10分ほどで桟橋に到着です。
桜島に渡るフェリーは市営で24時間運航です。
(さすがに深夜便は1時間に1便の運航ですが)
行ったらちょうど前の便が出たところだったのですが

Img_5003
行った時間帯は15分おきに運行されている時間で、
少し待っただけで次の便に乗ることができました。
鹿児島港から桜島港までは15分です。

60代70代になるとクルーズ船に乗るとか
船旅が好き、という人が増えるそうです。
定年で仕事をリタイアした記念にクルーズ船に乗って
旅をしたい、とかいう人の話を聞きますが、、
謙介、ここでも何度かお話しましたが、
就職してすぐに離島暮らしを3年間しました。
その際に、毎週必ず離島航路の船に乗っていました。
それから瀬戸大橋ができる前は四国に渡る場合
宇高連絡船に乗船しないといけませんでした。
いずれも必要に迫られての乗船でしたし、、
その二つの航路にもう飽き飽きするくらい乗ったので(笑)
船旅はご免蒙りたいという思いがあります。
うちのオヤジなんかは船の旅ものすごく好きで
京都に行った時の帰りは、橋を渡らず、フェリー利用で
四国まで、ということをよく言っていました。
そんな親の息子ですが、謙介さんは、
船旅はできたら避けたいということに
なってしまいました。
ただまぁ、今回の桜島へ渡るフェリーなんかは
15分ですから、まぁ船旅というほどでもないですし、、
まぁいいか、というような時間です。

この日は春霞がかかっていて鹿児島市内側からは
今一つ桜島がクリアに見えていなかったのですが
フェリーが桜島に近づくにつれて、次第にくっきりと
大きく視界の中に桜島が入ってきました。
鹿児島の人にとっては桜島なんて当然そこにあるべきもの
なのであって、珍しくもなんともないのでしょうが
謙介みたいによそから来た人間には、
大きな山があってしかもその山が噴火をしている、などというのは
やはり驚嘆に値するようなことでした。
この日の桜島も、緩やかに噴煙を上げておりました。
フェリーは、予定通り桜島港に到着しました。
ここの観光案内所で、桜島周回バスの1日フリー乗車券を買いました。
桜島周回バスというので、謙介は本当に桜島全体を周回するのかと
思ってたんですがよく調べてみると、桜島の4分の1程度をくるっと
まわって帰ってくるバスのようでした。
桜島の南側に行きたかった温泉ホテルがあったのですが、
そこへ行く便は非常に少ないので、行くのを断念しました。

今日はここまでといたします。

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