« まんなかとはしっこへ(10) | Main | まんなかとはしっこへ(12) »

23. 03. 18

まんなかとはしっこへ(11)

JR九州の列車ですが、車掌さんの乗務する列車がどんどん
減っています。 去年の暮れに鹿児島中央から都城まで
乗った特急のきりしまも運転手さんだけでしたし、
鳥栖から武雄温泉まで乗った特急みどり・ハウステンボスも
やはり乗員は運転手さんだけです。運転手さん、ドア閉めの
確認もあるし、降りた客の対応もあって結構忙しいんじゃ
ないかと思います。謙介が車掌さんが乗っているのを見るのは
連結車両の多い鹿児島本線の列車の一部だけのような気がします。

もうね、この指宿枕崎線なんて、1日に6往復程度しか
列車が走っていません。すでに廃止を前提にしていて、とりあえず
一応は走らせています、という既成事実だけの意味で運行している、
というようなダイヤ構成だなぁ、と思いました。
で、列車が走り出してから、その気持ちが一層強くなりました。

走っていたらバラバラバラバラという音がするんですよ。
何だと思います? 線路の両方から育った木の枝が伸びていて
車両に当たる音なんです。
それが一カ所くらいだったら、まぁね、としか思わないのですが
ずーっとバラバラバラバラ言ってるの。つまり木の枝が伸びている
ところがいっぱいあるわけです。でも放置している。
線路の保線なんてちゃんとやる気なんてないんじゃないの? 
とか思ったわけです。

週に2回くらい謙介の家の前を通る ななつぼしの
金のエンブレムと、指宿枕崎線の汚れまくって
ガラス窓からろくに外の風景も見られない車両と、、
同じ会社の車両とも思えないようなことで。
(でも同じ会社の車両なんですよね。)


まぁね、片方の運賃は2泊3日で130万で
片方は数千円ですから仕方ないでしょ、と言われたら
それまでなんですが、、。そこそこの運賃で
いつもピカピカの車両を走らせている阪急とか阪神
京阪電車に乗ってきた自分としては、、本当に手抜き
しまくっている、という印象しか持てない、という
感じです。
あ、でも現場の乗務員の方は本当によく頑張っていいる
のは思います。ただ会社の運営方針が良くない、というのが
正直な印象です。
もうかる路線には、がーっとお金を投入するけど
もうからない路線は放置。お客を乗せてやる、
文句あるんだったら乗るな、という体質が透けて見えます。

実はこの指宿枕崎線も枕崎までだと、
JRよりバスの方が速いんです。
鹿児島の天文館から枕崎までは直行バスだと1時間半。


JRだと4時間近くかかります。まぁお客が乗らない→
便数を減らす→ますます乗らない→さらに便数削減→
赤字だー→廃止でごわす。→困る→でも維持できなーい。
(いまここ)という感じですねぇ。で、今時ですから
多くの家に自家用車だってあるわけですし、、。
ますますJRの利用が遠ざかります。 加えて沿線自治体の
人口は減っているし、、、。

なかなか難しい問題だなぁ、ということを
考えたりしたことでした。
列車は駅で数名のお客の乗降を繰り返しつつ、、
西大山に来ました。もう少しで指宿です。
指宿枕崎線では、開聞岳が風景のアクセントに
なるのですが、この駅からはことのほか
美しく遠望できます。 ポスターとか宣伝媒体で
見たことある、という方も多いのではないでしょうか。
こんな山容なんですよ。
本当にきれいな風景でした。

Img_5105

 

西大山から数駅でこの列車の終着の指宿に到着しました。

Img_5110
枕崎からここまでで1時間半です。
あと、鹿児島中央までは各停でやはり1時間半くらい
かかるのですが、ここからは特急の「いぶたま」に
乗ることにしておりました。
それはまた次回で。
きょうはここまでといたします。

 

 

 

 

 

|

« まんなかとはしっこへ(10) | Main | まんなかとはしっこへ(12) »

おでかけ」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



« まんなかとはしっこへ(10) | Main | まんなかとはしっこへ(12) »