鬼夜
今年の仕事始めは、1月4日だったのです。最寄り駅の
新幹線から在来線に移るコンコースに、12月ごろから
大きなたいまつが飾られていたのです。
なんのたいまつかと思って、たいまつの横に置かれた
案内文を見たら「鬼夜」と書かれていました。
毎年、1月の7日の夜に、
市内の南のほうのお寺で、この火祭りの行事が
行なわれるのだ、と、書かれていました。
ここ2年、新型コロナの感染防止で、行事自体が
中止になっていたのですが、2023年は実施します、と、
案内文にありました。まぁそういうことだから、
こうして展示までして、「どうぞお越しください」
ということなんだと思いました。
日本三大火祭りのひとつなんだそうで、、
(何が三大火祭りなのかは知りませんけど。笑)
これは行かなくては、と思いました。
ネットでスケジュールを調べてみましたら、
結構遅めに始まる(21時くらい)行事で
終了も23時過ぎ、とありました。
まぁねぇ、以前のように自動車があれば、
好きな時に行って好きな時に帰れる、んですけど
九州では、謙介はすべて公共交通機関のお世話になって
います。ですから、行事を見に行くったって、
公共交通機関のダイヤを調べてから、
ということになってしまうんですよねー。
で、調べてみたら、案の定、21時台から
私鉄の駅に行くバスも、私鉄の駅から家の方面に
行くバスも、ぐっと便数が減っていて、、、
加えて新型コロナで終便の時間は早まっているし、、
ということでした。
8時45分のバスで行って、向こうで30分くらい
火祭りを見たら、引き返さないとバスがなくなりそうだ、
ということがわかりました。
家を8時40分に出て、バス停に行きます。
西〇のバス、時刻表に書いてあるよりたいてい
5分から10分近く遅れてくるんですよねー。
だもんで、バスが来たのは、もう9時近かったです。
15分ほど乗って私鉄の駅に着いて、
そこから電車に乗り換えです。
いつも、北方面ののぼりばかり乗っていて、
今回初めて南方面の下りに乗りました。
10分ほどで大善寺駅に到着です。
会場の神社へいくのに、分かるかなぁ、と
思っていたのですが、電車を降りたら、すごい人波が
出来ていて、その人波について行ったら、、自然に
到着した、という感じでした。
門前には、たこ焼き屋、フランクフルト、焼き鳥
イカ焼き、りんご飴と、さまざまな露店が出ていたのですが、、、
その店、すべて照明を消していたのです。
それぞれのお店に太めのろうそくが立てられていて
それが唯一の照明、という感じでした。
火祭りの行事のうち、最初の部分は周囲は真っ暗に
しておかないといけないそうで、、、。
境内に入りました。
ちょうどたいまつに火がつけられたところで、
その火を、若い男の人たちが、運びにかかると
いうところでした。
地元の消防団の人が来て、たいまつの通り道には
柵で通路をあけたり、ここは入ってはいけない
というような注意を声をからしてしていたのでした。
しかし、たいまつがでかいうえに、1本ではなくて
6本のたいまつを動かして、運ぶというものでした。
加えてこの行事は、この辺の正月行事として非常に
有名な行事で、奈良のお水取りのようにたいまつの火の粉を
かぶったらその年は病気にならない、という信仰も
あって、ものすごい人がやってきていました。
もう密以外の何物でもない、という感じです。
30分ほど、火祭りを見ておりました。
これからいよいよ、というところでしたが
電車とバスの終便の関係で謙介、
帰らないといけない時間になって、、
泣く泣く会場を後にしたのでした。
でも、6本の大たいまつが夜空を焦がすさまは
やはり圧巻で、九州でも有名な火祭り
と言われている理由もわかるような気がしました。
機会があったら、最後まで見たいなぁ、と
思いましたが、同じように電車・バスで帰らないと
いけない人も少なからずいて、、帰りの道も結構
混雑していたようなことでした。
ということで、鬼夜、見学をしてきたのでした。
「おでかけ」カテゴリの記事
- あらまぁ やっちゃいましたねぇの旅行(3)(2023.06.03)
- あらまぁ やっちゃいましたねぇの旅行(2)(2023.05.27)
- あらまぁ やっちゃいましたねぇの旅行(1)(2023.05.26)
- ひむかへ(14)(2023.05.11)
Comments
勇壮なお祭り、良いですねえ
地方は若者が減ってお祭りを続けるのが難しくなっているところに、コロナでここ数年中止になってしまいましたから、このまま廃れてしまうのではないかと心配しています
四天王寺のどやどやも3年連続で中止になりました。どやどやは清風高校の学生が例年参加していますが、「下帯姿は恥ずかしい」と言う生徒が増えているようですね
Posted by: mishima | 23. 01. 25 PM 2:41
この行事,コロナの前にウチでも新聞記事から取り上げたことがありましたね・・・謙介さんと違って,下心満載で(笑)
世界のあちこちで行動制限が少なく/なくなって,色々な行事が復活しているのは,嬉しいことです。ウィーンの舞踏会もイスラームの大巡礼も,今年は無制限で行われるとか。
次のパンデミックまで,とりあえず謳歌するがよい,人類よ(できるだけ長いスパンでお願いします 苦笑)
Posted by: Ikuno Hiroshi | 23. 01. 26 PM 9:33
----mishimaさん
実は1月2日に筥崎宮で「玉せせり」という行事がありまして、、これも見に行きたい、と思っていたら時期を逸してしまっておりました。せめてこちらは、ということで、公共交通機関なので滞在時間が限られてしまったのですが、とりあえず行って見てきた、というようなことでございます。下帯、博多みたいにそういう町ぐるみの伝統があって、みんなやっている、ということであれば、抵抗感も少し薄らぐのでしょうが、、、今時の高校生は、おしゃれですから、、心理的に難しいかもしれませんね。
Posted by: 謙介 | 23. 02. 01 PM 3:04
----Ikuno Hiroshiさん
いやいや謙介だって、下心がなかったわけではなくてですね。(笑)でもまぁたいまつのあかりに照らされると、場の効果なんでしょうか、男ぶりもずいぶんと上がるように思いました。素朴な伝統文化万歳、という感じで帰ってまいりました。(笑)
Posted by: 謙介 | 23. 02. 01 PM 3:07