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21. 07. 14

九州のお菓子いくつか

近所にちょっと大きめのスーパーがあるのですが
そこに行くと、結構九州のあちこちのお菓子を
売っています。

あちこちのお菓子と言っても、「ひよ〇」とか
「なんとかとおりもん」とかいうような
観光客用のお菓子ではなくて、
地元の人が普通に日常的に食べるお菓子です。
そういうの食べてみたので、ご報告します。

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まずは、地元のお菓子で、「素人残〇」という
ちょっと変わった名前のお菓子です。
このお菓子屋さん、太平洋戦争前からあるお菓子屋さんで
この「素人残〇」だけしか作っていません。
このお菓子だけでずーっとやってきたお店だそうです。
どうして素人なのか、と言えば、
素人、というより「初心」と言ったほうがいいかもしれませんね。
お菓子を作り始めた最初の気持ちを忘れずに、ずっと
作っていかなければならない、という自戒を込めた
名前なんだそうです。

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おばあさんがひとつひとつ手作りで作っているお菓子で
タイミングが悪ければ、売り切れになることが
多いお菓子です。地元の人は、「何時に取りにいきますけん、
3袋ば置いといてください」とか言って電話予約して
いくのだそう。
お饅頭なんですが、一口で食べられるコロンとした
愛らしい形のお饅頭でした。

Img_1400
行って買ったら、焼き立てで熱かったです。

で、次は北九州の「くろがね羊羹」です。
くろがねったって、別に鉄粉が入っているわけでも
黒くて鉄みたいだからでもありません。

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この羊羹がそもそもできたのが、
八幡製〇で働いている人が、仕事中に、ぱっと齧って
栄養補給をするためにできた羊羹なんだそう。

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なので、この羊羹、作業服の胸のポケットに入れられる
ように、2センチ角の今でいう「スティックタイプ」の
羊羹です。でね、味はどうかと思って食べたら
それがとてもおいしい! さすがに長年、食べられてきた
羊羹です。間違いのない味で、伝統のすごさを
改めて感じ入ったようなことでした。

次は、熊本の「いきなりだんご」

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だんごといいながら串にささってはいませんけれども
丸くてコロンとしたものもだんごと言いますから
これもまぁそうですね。

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中には、サツマイモが入っていてその周囲にあんこが
まぶしてあります。それを小麦粉を練って作った皮に
包んで蒸したものです。

で、その次は、鹿児島の「じゃんぼ餅」

Img_1420
じゃんぼ、たって、大きい、というじゃんぼではなくてですね。
つまようじが2本挿してあるでしょ。
これが、「りゃん棒」って言ってたらしいのですが
日本語って、「りゃん」が、言いやすいように変化をして
「じゃん棒」になったのです。
味はみたらしだんごでした。 みたらしだんごは串に挿して
あるけど、2本刺しになったらこれになる、という感じです。

これらのお菓子は
地元の人が長年食べてきて、
今に残ったものばかりなので、
どれもおいしいものばかりでした。
また機会があれば、第二弾の紹介もしたいと
思います。

 

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