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20. 09. 22

敬老の日とはいうけれども

こんにちは
今年の夏は、7月の末まではそう暑くなかったのでしたが、
8月になっていきなり暑い日が来て、それがお盆過ぎても
暑くて暑くて、、一体いつまで続くのだろう、とか
思っていました。ですが、さすがに四国も
秋めいてきたように思います。
(とはいえ、まだツクツクボウシとかセミがないていますが)
この連休、みなさんはどういうふうにお過ごしだった
でしょうか。
自分の場合は、前半の2日間は実家に戻って両親の関係の
手続きやらに走り回っていて、後半の2日間を、
ゆっくり、過ごした、という感じです。

両親には、もう家での自立生活が無理と判断をして
施設に入ってもらったわけですが、
オヤジなんかはいまだに「自分で何でもできる、
こんなところ(施設)に入れやがって、
さっさと出せ! 」と怒っています。

ですが、歩行器でないと歩けない。
30センチの段差も足が上がらない。
骨折の手術をしたあと、リハビリ専門病院に
転院しましたが、その病院ですら、転倒事故を
起こしています。施設に入ってからも
2回転んでいます。
家は、段差だらけ、平日は息子はいない。
だからヘルパーさんを雇ってお願いしたい、
と言っても他人が家に入るのは嫌、と言います。
そもそもが、家で大腿骨を骨折して動けなくなって
いるところを発見したのは、そのころ、週に2回
来てもらっていたヘルパーさんだったわけです。
オフクロは、もう電話をかける、ということは
できません。
そんな状態なのですが、自分の病識の客観視が
できなくなっているのでしょうね。

去年、オヤジを入院させていて
驚いたことがありました。
認知症は瞬く間に進む、ということでした。
去年の1月に、認知症のテストをしたときは
30点満点中24点で、まぁ年相応の物忘れが
ありますね、というところだったのですが
去年の10月にもう一度してもらったら
18点になっていました。20点以下は
認知症、ということなのです。
おそらく病室でリハビリの時間以外は
じっとしていたから、だろうとは思いますが
その進み方の速さにびっくりしました。

それと、もう自分の感情を理性で抑える
ということができにくくなっていますから、
少しでも自分に気に入らないことがあると
「噴火」します。まぁ分かりやすいといえば
分かりやすいのですが。ホント、対応が
面倒で、言い方にもものすごく気を遣います。

周囲の人間は、「それでも怒っているなんて
まだ怒れる元気があるのよ。認知症が進んだら
もう、ぼーっとして何を言ったって、反応が
なくなるんだから」と言いますが、、
ちょっとしたことで、怒られ、怒鳴られしているのって
本当にしんどいです。
今、新型コロナウイルス感染防止の関係で
施設で直接面会することもなかなか
できていません。会いに行くとすぐに怒鳴り散らすので
新型コロナの感染防止で会えないので
会わない分、よろしかろう、と思ったりするのですが
会いにいかなかったら、今度は「放りっぱなしにして!」
と、また別方向で怒っているのだそうで。
まぁ要するに何をしても何を言っても怒る、という
ことのようです。

世間は敬老の日とは言っていましたが、
なかなか現実を考えると、
複雑な思いのある日なのでした。

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