借金をして思ったこといろいろ(その1)
6年ほど前に、実家の建築その他のことで、
お金が必要になったので、銀行に住宅ローンの
申し込みに行ったのでした。
その銀行は謙介の給与振り込みの銀行です。
実家に近いところがいいと思って、
実家近くの支店で申し込みをしました。
でね、住宅ローンを組もうとしたら、
一緒にその銀行の団体信用保険
(通称「団信」というらしい)に入らないと
いけないのです。
団信というのは、住宅ローンの借り手が、
もしも事故とか病気になって
ローンを返せなくなった時に、その保険がおりて
銀行にその時点で残っている残高を返済する保険
というものです。
謙介、その段階で、すでに肝臓病は
治っていたのです。で、主治医の診断書を添えて
申し込んだのですが、審査に落ちて保険に入れませんでした。
だから、銀行の担当は、こちらの説明も聞かず、
とにかくダメの一点張りでした。
仕方なく、当時の自分の貯金額の全額を
出して、それを担保にローンを組んだ、
ということがありました。おかげで、数百万
借りる額が下がったので、それはそれで
金策に走らなければなりませんでした。
平日、何度も高速道路を飛ばしていって
銀行の人と交渉をしました。
全部で銀行に5回くらい通ったですかねぇ。
休みを取って、高速を飛ばしていって
色よい返事をもらえない。また高速を飛ばしていって
借りる額を低くして交渉して、それでもダメ。
とまぁ、こういうのが何度か続きましたですねぇ。
さすがに診断書を書いた主治医にまで訊かれました。
ローン通ったの? とか。
なので、団信がダメだったので、減額して何とか
という話をしました。
よほど貸したくないのかねぇ、と主治医は言いましたが。
で今回、まとまったお金が用意できたましたし、
ローンの残高も少なくなったので、
一括繰り上げ返済をすることにしたのです。
ローンを組んだ銀行の、こちらの仕事場に近い支店に
一括返済の手続きはそちらの支店でもできますか?
と、聞いたら、オッケーだ、ということでした。
で、そちらでしようと思ったわけです。
この時期、ただでさえコロナウイルスの感染防止で
県をまたいでの移動はうるさく言われますし、、。
なるべく近場の支店でしたかったわけです。
で、その支店に行きまして、
通帳のお金から、一括返済をしたわけです。
そうしたら、その一括返済の手数料として2万2千円。
利息と称して1600円余計に取られました。
ホンマ銀行というところ一体どこまで人のお金を
むしり取ったら気が済むの? と改めて思ったのでした。
加えて、謙介の通帳を見た、その支店の担当者が
言ったのですよ。大した額ではありません。にも拘わらず。
「残りのお金、ぜひ当行にお預けいただけませんでしょうか?」
とか。
だけど、この銀行には上に書いたみたいに借りた時に
散々いじめられましたからね。
別の言い方で、反応を見てみました。
「こんな程度のお金預けたって利息なんてもうあほらしいような
額しかつかないでしょう?」
「まぁ、普通預金ですとですとダメですが、投資信託とか、、」
「投資信託なんか、手数料ドーンと取られますよね」
「あはははは、、、では外貨預金とか」
「外貨預金は、為替差損が出るでしょう? それに
これも手数料が高いですし、、。あ、そういえば
ソウルに住んでいた時に、銀行で利息が7パーセントと
いうのがあったんですよ。それくらいの利息が
付くんだったら、預けますけど。、、、お宅の銀行、
それくらいつけてくれます?」
と言ってみたわけです。
そうしたら銀行の人、
「あはははは」と力なく笑っていました。
今、普通預金の利息なんて、
ほとんどないに等しいですから
銀行って投資信託だの外貨貯金を
必ず薦めてくるんですよね。
でもね、そんなもの、スーパーの安売りと
同じで、必ず裏に何かあるに決まっているのです。
こいつ何も知らなさそうだと思って、
いっちょカモにしてやれ、
と考えたのでしょう。
何も知らないとホントにいいカモにされます。
今回のことで、銀行との付き合い方ということを
改めておべんきょうさせていただきました。
あ、社会のおべんきょうも。(笑)
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Comments
前職が住宅の建築販売の会社でしたので、住宅ローンのことは多少は知っています。
繰り上げ返済の手数料、結構高いんですよ。なので、返済して節約できる金利と手数料を比べたら、最初の計画通り返済するほうがお得という場合もあります。
勤務先で財務担当なので銀行担当者とやりとりがありますけど、どんくさい上に厚かましい人が多いですね。書類に印鑑をもらうのが漏れていたのは担当者のミスなのに「支店まで印鑑押しに来てもらえませんか」なんて言われるのはザラですよ。
Posted by: mishima | 20. 04. 28 AM 12:25
---mishimaさん
ほんと繰り上げ返済の手数料、お高かったです。謙介的には、その後医療費の控除で還付金がありまして、それが手数料のお金を相殺するくらいあったので、差し引きこちらの負担はなくて済んだのでしたが。本当に銀行というのは、CMの時は「身近なところで」だの「親身なお手伝い」だのと言っていますが、それが全く信用ならん、美辞麗句だったのだ、ということがわかりました。社会勉強の学費だった、ということにしたいと思います。でも、銀行なんて、と深く思うところがあったのは確かなことです。
Posted by: 謙介 | 20. 04. 28 PM 7:09
晴れてる時は傘を貸す雨が降ったら取り上げるでしたか。マイナス金利で銀行等も大変とか。親は金融機関勤めでしたが、何時もニコニコ現金払いなので、デビットは使いますがクレジットには抵抗がある小市民です。そういえば以前いた会社ですが、辞めた後父がお詫びに伺ったら「またどうぞ」パチンコ屋みたく煙たくてうつされた風邪で熱を出し、帰宅を促され次の日熱が出たので電話して休んだら謝罪を求められ、謝罪したら怒鳴り付けられました。(ご本人は体調不良時に途中帰宅)同僚は有給消化済+更に自主休暇で彼と沖縄へ+バイト、毎日朝シャンで遅刻、駅のトイレよりも汚いトイレ掃除付きでしたがそのトイレ掃除後のタオルを食器を洗う流しで洗う。平気な顔して仕事してましたが此方としては全く納得いきません。上司は自分が辞めたいのか書類三枚見本で書いて仕事次々を投げつける同僚には何もさせない(社長は父に一度に沢山仕事をさせ過ぎたみたいな事を言った様ですが)だからこそ以前いた方は社長に直接直談判したんでしょう、結局退職されたようですが。そりゃ人が居ないし、いつかないわけです。お詫びに伺った父に経理として会社に来るよう依頼→即お断り。以前取引があった際、取引打ち切った訳ですから。金融機関がミスした時、取引打ち切った会社に取引再開求めても応じる筈もなく、ましてや人を出してくれ?父は社長は頭がいいんだ。社長は頭おかしいの間違いないでは。深く考えていませんが金融機関勤めの方が紹介してくれたのでマトモナいい会社だと思っていましたが、元々お給料自体安いのに下がっていた(入社した瞬間倒産の文字が浮かびました)9割方60overで御兄弟だらけでしたから。想像通り私がいた場所は今はなく(売却済だと思われ)社長御子息は豪邸も手放されているでしょうし(仕事は出来るのかもしてませんが、はい分かりましたといいえ以外いうな)原発関係の会社と随分お取引がありましたし、接待節約で銀座のお店がありましたがもはやあるはずもなく、一般の民間の金融機関からも取引を渋られ(しかもmainは何度も潰れ最終的に国有化)とっとと潰れろと思う、性格に問題有の私です。上司は喘息持ちだったんですが喫煙指数だか係数ですか当時既に1000超え(400超え辺りから心疾患や悪性腫瘍のcopdリスクが高くなるとか)コロナに感染したら危険です。お陰さまで花粉症になるわ顔がニキビダラケで跡が残るは踏んだり蹴ったりです。謙介さん真面目に黙々仕事だけでなくお父様お母様の事もされるので体調お気をつけ下さい。コロナですが何時まで続くのか自粛も良いのですが、このままだとコロナによる生活苦に困る人が増えそうです。緊急事態宣言が出ても沖縄旅行なんて人をどうにかしないと。もう出掛けたくて仕方ないです。山奥なので出掛けられませんが。
Posted by: ゆき | 20. 05. 02 PM 12:38
---ゆきさん
謙介も最初に勤務したところの上司は、昭和1桁の人で、妻帯者と独身者を差別したり、根性だの、若いものは苦労をしろだの、と言って、方法もろくに教えず、無理矢理仕事をさせるような人でした。数年前に亡くなったみたいで新聞の訃報欄に名前が出ていましたが、正直今も恨んでいます。ゆきさんも本当にいろいろあったのですね。本当に大変だったですね。同族会社だから、規模が小さいから、大きいから、で判断するのはどうかとも思いますが、本当にそういうろくでもない会社の話はよくききますね。大変でしたね。
おとといの朝鮮日報を見たら、韓国では
「もうコロナは終わった」ということになっていて、日本は「入国禁止」になっているので、ものすごい人数が「済州島」に押し寄せているのだそうです。また発症して、大変なことになるんじゃないか、と思いますが、
何せ熱しやすく冷めやすい人たちなので、
「コロナ自粛は済んだ」ということなのだそうです。近く今住んでいるアパート、大家さんから取り壊しますから出てください、と言われているのですが、不動産屋はコロナで休業中、引っ越し業者も小規模の引っ越ししか受け付けていない。もう「知らんがな」の世界です。
Posted by: 謙介 | 20. 05. 02 PM 6:43