奥の手
ここ最近武漢肺炎 新型コロナウイルスの関連で
この辺の神社仏閣も通常と異なる対応になっています。
四国八十八カ所の各札所は、納経帖の受付を停止しましたし、
こんぴらさんは、大門から中への参拝を停止してしまいました。
そんなことで公共の図書館も休館になっていますね。
もう10年以上前のことですが、電子図書館の話を聞いた
ことがありました。ここにも書きました。
図書館にわざわざ行かずに、本が読めるというものです。
家でその図書館の自分のIDとパスワードを入れたら、
検索して探し出した本を、一定期間、自宅のPCで閲覧
読むことができる、というシステムです。
それで1週間とか2週間とかの閲覧期間が
終わったら公開終了、ということです。
こういうシステムがあったら、今回のような時に
便利だったろうとは思いますが、、
その時、その電子図書館の話を聞きながら、
ただそれは、ハードルが高いわなぁ、と
謙介、思ったこともありました。
そもそも個人持ちのスマホはあっても、PCのない家だって
普通にあります。スマホで本を読むのは、
40代を越えたあたりから、ちょっと目がしんどくなって
来るように思うんですけどね。
それから著作権の問題もありますね。
もう電子書籍が出てからずいぶんと経ちますが
電子書籍を売り出そうとしてもくろんだ人たちが
思ったほどのことにはなっていないようで、、
うちの仕事場にも〇善の本屋さんの営業の人が
毎週来て、1か月に一度は、こういうのが出ました
って、教えてくれるのですが、、
あ、これだったら読みたい、というようなものが
あまりなくて、、、やはり売れ筋の本は
電子化されにくい、というところがあるようです。
だから電子書籍が思ったほど進んでいません。(相変わらず)
最近は県立図書館クラスになると、東京と京都の
国立国会図書〇のデジタル化した資料を
県立図書館にある端末で閲覧できる、というサービスも
始まっています。ですがこれとて、国会図書館の
サービスに対応している県立の図書館に行かなければ
無理です。今や図書館が閉まっている以上、無理です。
そもそもこのコロナの自粛がなかったら
謙介は4月の24日25日と、京都に行くことにしていました。
京都の北山通にある府立の京都学・歴〇館に行って資料を
探すことにしていたのです。
で、それができなくなっちゃったので、、、
ILLというシステムに頼ることにしました。
ILLは あいえるえる、と読みます。
決して「いる」ではありません。「いる」だと「びょーき」に
なってしまいますもんね。
このILL、Inter Library Loan の頭文字をとったもので、
図書館から必要な資料をコピーして送ってもらう
というシステムです。コピー送付だけでなくて、
現物貸借、というのもあって、遠くの図書館の本を
地元の図書館に送ってもらってそこで読む、
ということもできるシステムです。(ただし現物貸借は個人ではできません)
このシステムは謙介が大学生だった時にもすでにあって、
謙介も琉球大〇とか北海道大〇から資料を送ってもらう、
取り寄せるということをしていました。
今回は京都府立〇都学・歴彩館で、それを頼みました。
以前は府立総合資料館、と言っていたのですが、
最近・改名して、「京都学・歴彩〇」という名前に
なったんだそうな。ここのOPAC(蔵書目録)で、資料を探しました。
目指す資料は1980年ごろの右京区の住宅地図でした。
資料館には1981年の右京区の地図がありました。
で、資料館にメールを送って、右京区の〇〇〇〇〇町の
地図の複写をお願いします、と伝えました。
お返事があって、複写代金が1枚20円ですので、
2枚40円と、送料120円を送ってください、と言われました。
送金すると、すぐに資料が送られてきました。
頼んだ地図は、謙介が住んでいたご近所の住宅地図
だったのですが、住宅地図なので、通りに並んでいた
店の名前も、詳細に書かれてありました。
そうそう、この名前の店があったなぁ、、と
40円の地図で、大変楽しむことができています。(笑)
謙介、図書館の資料をどうしても欲しい時は、 奥の手ということで、ILLで依頼をしていたのですが、 今年は奥の手どころか、通常の方法として このシステムを使うことが多くなりそうです。
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