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20. 04. 22

毎年同じように行くとは限らない

みなさま、つつがなくお過ごしでしょうか?

うちの職場では、4月の16日に急にセクションの代表者の
会議がありまして、出てみたら、
20日の月曜日からテレワークをします、と、
突然のお達しでした。
テレワークたってねぇ、と
思いました。

テレワークなんてできるセクションの人は
いいんですけど、うちの場合はそもそも
資料が持ち出し禁止ですし、その資料を
扱う担当ですから、家に持ち帰って仕事ができません。

それでも半日出勤で、半日は在宅で仕事を
しろ、ということになりました。

 

話を聞いていても、全然現実感がなくて、、
それで会議が終わって、部屋に戻って
話し合った結果、
幸いにしてうちのセクションの部屋は広いので
建物の中はWi-Fi環境があるので、
三密を防ぎましょうということで、
みんな思い思いの場所に行って
そこでノートパソコンを広げて仕事をする、
ということにしたのでした。

 

「さんみつ」というと、「せんだみつ〇」を
思い出してしまいます。 せんだみつ〇が出てくる前から
「せんみつ」という言葉はありました。
うちの祖母なんかは、調子がよくいい加減なことを
いう人のことを「あのひとはせんみつやから」
とか言っていました。
つまり千のことを言うと、正しいのはそのうち三つしかない。
それで「せんみつ」で、たぶんせんだみつ〇も、
あの舞台上の(実際は知りません)軽いもの言いは、
「せんみつ」から来てたんじゃないのか、
とか想像するのでした。
あ、せんみつはどうでも良かったんだ。

 

それとうちのセクションの中で相談したのは
万が一、うちのだれかが、コロナに
感染して2か月くらい急に休まなくては
ならなくなったときに、その人の仕事を
どうするのか、ということを決めておかないといけない、
ということでした。
そのことについて上司にも相談に行ったのでしたが、
謙介が「万が一、突然2か月の休み、、、」と言ったら、
「それ、今すぐのことやねん」と
言われてしまいました。

 

え? まさか? と言ったら
「コロナ関連ではなくて、すい臓がんになったので
手術をすることになったのだ、ということでした。
幸いステージ1で、他への転移がなかったのでね。」
ということでした。 1月から抗がん剤を使っていて
それがうまく効いて、がん細胞が小さくなったので、
今度手術をして、その細胞を手術で除去するねん。」
ということでした。
「4月28日にこちらの大学病院で手術をするさかいに
ついてはトータルで2か月休むので、、」という
急を要するような話になりました。

 

いそいでいろいろな事務の打ち合わせとか
不在の時の書類の決裁の話とか、
慌ててしたりしたのでした。
今年は文字通りこの疫病のために、
「例年通り」ということが全く立ち行かなくなっています。

 

謙介みたいに歴史書の記述を見てきた人間から
見ると、こうしたことは、過去に何度も何度も
繰り返し起こってきたことだった、と
感じます。
歴史書を読んできて思ったのは、
昔なんて、毎年うまくいかないことの繰り返しでした。
干ばつがありました、大風が吹いて家が倒れました、
「なゐ」(地震)があったと書かれています。

 

先日大阪のある市の市史編纂室にお勤めの友達と
電話で話をしたのですが、
大正時代にあったスペイン風邪の最初の記録では
日本で28万人が亡くなって、大阪だけで1万人以上が
亡くなった、と聞きました。
それと比較したら、今のところは、
まだ格段に押さえられていると思います。

 

マスコミの報道は、いつもその「現在」を報道するばかりで
それが あっちでは感染者が何人だった、こっちでは
何人亡くなった、という報道ばかりです。
そんな報道に接すると、こちらまでしんどくなります。
「コロナうつ」とかいうことも聞きます。

 

幸い、緑の美しい時期になりました。
家の周囲でも歩いてみるとしますか。

 

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