買った感想文は先生に分かるのか?
ネットで買った感想文は先生に分かるのか?
という記事がありました。
ばかばかしい。
そんなの国語の先生とか、
小学校のクラス担任の先生だったら、分かるでしょう?
それぞれの生徒の文章を書く程度、能力、っていうのは
先生にしてみたら、日常の授業とか定期試験の中で
分かっているはずです。
加えて、その子の語彙を使いこなすい程度とか、
文体に人それぞれ違いだってありますからね。
ああ、これはあの子が書いた文章じゃない、
誰かが書いた文章を取ってきたなぁ、というのは
すぐにばれるでしょう。
それから、感想文の内容でもそうですね。
このブログで、謙介は何度も何度も感想文の書き方に
ついて書いてきました。
それじゃダメです。
本の感想を書くのが感想文じゃないのですよ。
ここを分かっていない人がすごく多いのです。
読んだ本をダシにして、そこから得られた
自分の生活やものの見方の変容を文章にするのが
感想文なのです。
そういう感想文を書けば、文章が少々下手でも
誤字だらけであっても、その人のオリジナリティが出ていて
読んだ人に何か伝わるものがあるのです。
読んだ本の感想なんて、、、あなた、「文芸お評論家」にでも
なるつもりですか?
国文科の時に、1年間実践文章講座の実習を受けたのですが、
その時に先生にそういうことを言われました。
「あんた、これ、感想文やなくて、文芸評論になってまっせ」
とか。
そういうことで言えば、そんなふうな個人の心理的変容なんて
ネット上で売ってる感想文には書かれているのですかね。
ただ単に本の感想だけ書いているんじゃないのかなぁ。
お金をいくばくか出して、感想文を買って、
買った感想文の出来がダメ、って、、、
あまりにアホらしいではありませんか。
そういうのって、「ババつかみ」って言うのだと思います。
今からでも遅くないから、図書館に行って、カウンターの
司書さんに「ボクは、こういうことに興味があるんですけど、
そういうジャンルの本でおもしろいのありませんか? 」って
相談して、本を決めて、読んでみたらどうでしょうかね。
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Comments
謙介さん
おはようございます。
今日も暑いですね。
先日本屋さんで「あなたも書ける、あなうめしき感想文」のような本をみて悶絶しました。
愛犬が死んだとき僕は○○○○でした。
の○○○○に字を入れるという方式。
需要があるから本屋さんの平積みにおいてあるのですよね(涙)
作文はまだ良いけど、感想文は「こういうふうに書いてね」という教師の意思を感じて嫌いでした。
最近は本当に書くことが少なくなりました。
そうするとだんだんに「読めるけど書けない」だけでなく「読めもしない漢字」が増えてきて流石に本を読まないとと思います。
Posted by: ラジオガール | 17. 08. 28 AM 8:46
---ラジオガールさん
今日は四国のこの辺の最高気温が33度で明日は35度だそうです。😥(やれやれマークなんだそうです)今週末には涼しくなる、という予報だそうですが、正直、どうだか、と思っています。 今までもずーっと1週間後は28度とか27度って書いてあって、いざその日になったら気温は35度とかになっていることばかりだったのです。今更騙されないぞ、という感じです。 読書感想文、そういうのが出ているんですか? もう驚愕です。
字を書く、本を読む、ということはやはり放置すると放置しただけ忘れていってしまいますね。使わないと劣化する、というのの見本だと思います。 読書の秋もそろそろですし、今年の秋は謙介も本を読むことにいたします。
Posted by: 謙介 | 17. 08. 28 PM 10:38