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17. 04. 06

2017年春 近江・京都の旅(その8)

山科、といえば、前回も書いたようにひなびた場所だったのです。
この山科、という場所は、京都の旧市内に住んでいる人から
すれば、やはり「?????」というような場所でありました。
というのが、山科は、京都の旧市内の東側にある東山よりも
さらに東にあるわけです。東山を越えたところにあります。

ということは、京都旧市内に住む市民にとっては
東山の方角から日がのぼり、西の嵯峨野の向こう、
小倉山とか乙訓の方向に日が沈んでいく、というのが
固定概念というのか、「それが普通」ということに
なっているのですが、、、。

山科では、その朝日ののぼるはずの東山方向に
日が沈んでいくわけです。それは地理的位置関係からして
ごく当たり前のことではあるのですが、京都市民としては、
東山に日が沈む、ということがなかなか受け入れられない、
ということがありました。

そういう部分もあって、なかなか山科に
人が住むようなことにならなかった、という事情があったようです。

でも今は、たくさんの人が住んで、ここで暮らしています。

そういうことでかつての山科は、ひなびた隠棲の場所で
ありました。 
山科・隠棲、というと、やはり忠臣蔵、ということになりますかねぇ。
ここが、その大石神社です。内蔵助が隠棲していたあたりに
後に神社が建てられたのが、このお社のはじまり、
と言われています
Ooishi1

ここは桜の名所でもあるのですが、
行った時は、桜はまだまだ、という感じでした。
今は美しい花の季節になっていることでしょう。

Ooishi2

大石神社の一隅に宝物館がありました。
内蔵助の行動に対して、賞賛をした
明治時代の政治家とか文化人の書が
飾ってありました。どうしてだか、ドラマで
忠臣蔵1/47 に出演した、
木村某さんの大きなサイン入りのポスターも
飾ってありました。

Ooishi3

大石神社を出て南に細い道をうねうねと走っていくと
名神高速道路の下に出ます。ここを名神沿いに東に行って、
大きな道に出たところで右折してしばらく行くと
真言宗の本山のひとつ勧修寺に到着です。

このお寺の読み方ですが、「かんしゅうじ」かと思っていたのです。
お寺の人は短く「かんしゅじ」と言っていました。

梅の花の最後の方に間に合うことができました。
Kannshuji2

庭の一隅に観音堂があります。
狭い庭もいいのですが、こういうふうな開放的な広々とした
庭もまた風情があって、いいなぁ、と思いました。
(でも手入れが本当に大変とは思いましたが、、)
Kanshuji1

勧修寺から少し東に行くと、地下鉄の走っている南北の道路が
あります。これを渡って東に行くと、醍醐寺への道に出ます。
その道をどんどん南に行きます。
醍醐寺の前を通過してさらにどんどんと行くと左法界寺、と書いた
道標がありますから、そこを左折してどんどん行くと
築地塀が見えてきます。
ここが日野法界寺です。
ここも行きたかったお寺だったのです。

この日野、という場所は、あの『方丈記』の著者の
鴨長明さんが住んだ場所でありますし、この法界寺の裏側には
親鸞の生誕地とされる日野誕生院があります。

Houkaiji1

この↓の写真の左側に見えているのが
国宝の阿弥陀堂です。もちろん中には
阿弥陀さまがおまつりしてあります。
説明をしてくださったご住職の話を
まつまでもなく、お像を拝見した感じは宇治の
平等院の鳳凰堂の定朝さんが作った阿弥陀さまに
よく似ているなぁ、ということでした。
それでも、細部には、やはり違いがあって
こちらの阿弥陀さまは定朝の工房でつくられたものには
違いないけれども、定朝の手以外にも定朝の弟子なども
この制作にかかわったのだろう、と考えられているとのことです。

国宝の指定、ということはご住職の説明をお伺いするまで
知らなかったのですが、そういう指定云々、ということを
除いて考えても、本当に美しく格調のあるたたずまいのお堂だなぁ、と
思いました。
Houkaiji2

決して大きな建物ではないのですが、、
それでも威風堂々とした風格があって、、
Houkaiji3

それで説明を聞いて「国宝」ということが分かって
そらまぁそうだろう、、と思ったのでした。

山科のあちこちを巡っている間に夕方になりました。
さてぼちぼち旅館に戻ろうか、
ということになりました。
今日はここまでといたします。


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Comments

勧修寺ですが、お寺の名前は「かじゅうじ」で、ちめいは「かんしゅうじ」と読むと言うことを聞いたことがあります。確か、京都検定クイズみたいなテレビ番組だったかな。
山科は観光化されていない寺社が残っていて、ゆっくり訪れたい場所ですね。

Posted by: mishima | 17. 04. 10 at 오후 12:42

---mishimaさん
仏教用語となると、一般的な読み方とは違ったふうな読み方になりますよね。なかなか難しいところがあります。勧修寺なんですが、寺内の案内を大きな音量の放送でしていたのです。そこで、そういうふうに言っていたので、そうかなぁ、と思って書いたのでしたが、、うーん。本当のところはどうなのでしょう???? 今回は両親とだったので、車で点から点への移動、ということになってしまったのですが、時間があったら、地下鉄を乗り継いで、途中下車をしながらゆっくり行けたらいいなぁ、と思います。醍醐寺をはじめ見どころがたくさんありますし、、。

Posted by: 謙介 | 17. 04. 10 at 오후 8:19

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