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16. 11. 25

花かつおの町へ(その2)

どうして伊予市に出かけたのか、と言えば、
前々から、この町にあるとあるお社に行きたい
と思っていたのです。

ですが、なかなか行く機会がなくて、
ついつい今日にまで
なってしまった、ということでした。

伊予市の旧市街地の背後は、
四国山地の山が迫っています。 
ということは逆に言えば、山岳部から降りてきて
土地が開けたところに集落ができて、そこが
発展して街になったのが、
この町の成り立ち、ということでもあります。

ここは位置的に九州と中国地方、さらに東は
近畿圏への荷物の中継基地となりました。
そういう立地条件でこの町は
発展するようになりました。

今の伊予市の中心の郡中、という町は
まぁ表記から見ても「郡の中心」だったから郡中ですが、
江戸時代に街ができました。
(それはまた次の回にでもくわしく話します。)

街の中心地の後背部はですから次第に小高く
なって次第に標高が上がっていくのですが、
その途中に
こんな場所がありました。

Iyoshi

ここには源範頼を祀った鎌倉神社が
鎮座しています。
Kamakura

このお社に、明治28年の冬、
当時松山中学の教員だった
夏目漱石が来た、というのです。 
漱石はここにきて
二句の俳句を作ったのです。

ここで作られた俳句2句を記念して、
昭和16年に石碑が
建てられました。
Kinchansekihi

蒲殿の(能 )い(以)よいよ悲し 可連(枯れ)尾花
木枯らしや 冠者の墓撲つ 松落葉

の2句が、当時の松山の西垣生出身の俳人、
村上霽月(むらかみせいげつ)の書で書かれています。

村上霽月と子規・漱石は親しい間柄で、漱石も
この村上の家に遊びに行って、俳句を作っているほどで
生前のそういう交際があったので、漱石の石碑建立の時に
筆を執った、ということなのでしょう。

漱石の句碑を見て、いったん小高い丘を降りて、
再び山に登ります。
谷上山(たがみさん)の頂上の展望台です。
さっきも言ったように、ここは四国山地の西の端なので、
この谷上山から東を見ると、もう山また山、という感じです。
Ishiduchi

頂上から下界を望んでみました。

画面の中央あたりにある工場で、
ボーイング社の旅客機の機体の炭素繊維を
作っています。ここで作られた炭素繊維が
アメリカに輸出されて、ボーイング社で
機体に組み立てられる
ということです。
Masaki

この辺の樹木は常緑の広葉樹が多いので
あまり紅葉は目立ちませんでしたが、
それでも木々の中にハゼの木があって
その紅葉が周囲の緑の木々とのコントラストで
ひときわ紅かったのが印象的でした。

おそらく前日の22日は、こうは寒くなかったのだろうと思いますが
風は吹きっさらしでしたし、その風も容赦なく吹き付けて、
という感じだったので、早々に展望台を降りました。

谷上山を降りて、今度は南西にちょっと行ったところにある
稲荷神社に行きました。
稲荷神社っていうと伏見のお稲荷さんのイメージがあって
たくさんの鳥居、というイメージがどうしてもあるんですが、
ここには大きな鳥居さんがあっただけで(しかも石造)
赤い稲荷の鳥居はどこにもなかったです。
Inari

行った日が23日だったので、秋の収穫に感謝するお祭りを
していました。 お祭り、というので、大々的なものなのか、
と思っていたのですが、、参詣の人はまばらで
静かなお祭り、という感じでした。
でもお正月の初もうでの際は、松山市内や最寄りの駅から
参詣用の臨時バスがピストン運行で出るんですよね、、。
ちょっとこの静けさが不思議な感じさえしました。
Inari2


そして伊予市の街の中心部へと移動したのでした。
今日はここまで、といたします。

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