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16. 10. 06

インチョンウォルミドウナレール

「インチョンウォルミドウナレール」が今回のお題です。


なんだこれは、何かの呪文か?

というようなものなのだろうととは
思いますが。(笑)

日本語で書くと、以下のような表記になります。

「仁川月尾島銀河レール」

で、意味を取りながら切ってみます。

仁川 月尾島 銀河レール
こう書くと少し意味も分かってくるように
なったのでは、とも思うのですが、
いかがでしょう?


韓国はソウルの西に、
仁川(インチョン)という昔からの港町があります。
日本の植民地時代には
「ジンセン」と発音されていた街です。


でも、うちのオヤジなんて、いきなり「にがわ」と
読んでしまったりします。

なぜかと言えば、阪急の今津線に
同じ表記の「仁川」(にがわ)という駅があるからです。

関西の人間は「仁川」という場所になじみが
あります。
なぜかと言うと、仁川には阪神競馬場があるから。
テレビとかラジオの放送で仁川の競馬場、
ということをよく聞くのです。

そういう経験をしてきているので、
何のためらいもなく「にがわ」とうちのオヤジは
読むのです。


あ、今回の話は宝塚のにがわでなくて、けんちゃなよ国の
いんちょんの話でしたね。

仁川はソウルの西で海に面した港町です。
ちょうど関係的に言うと、
日本では東京と横浜のような感じでしょうかね。

昔、海運しか物資の輸送手段がなかったころ、
ソウルへの物資は、この仁川に下ろされて
ソウルへと運ばれて行きました。

Nikawa

その関係で、韓国最初の鉄道も、ソウルと仁川間を結ぶ
京仁線(きょんいんそん)が最初に敷設された、
という経緯があります。

最初の日本の鉄道が、新橋⇔横浜に敷設されたのと
これまた同じです。

その後、朝鮮半島の港町もあちこちにできて
いっとき、輸送手段も多様化して
仁川からの輸送だけ、ということもなくなっていたのですが、、、。

最近この仁川に従来の金浦に代わる国際空港ができたので
またここがソウルへの人やモノの往来の中継基地として
注目を浴びるようになってきていました。

でも仁川の観光地というと、、。
同じソウル近郊でも水原(すぅおん)のように
歴史のある街でもありませんし、、。

近代になって開港場としてできた街ですから、、
観光地たって大してなかったのです。

ただまぁ、開港場だったせいで、
早くから交易の中国人が住んでいて
そのためにチャイナタウンができていました。

ですが、謙介がソウルにいたころは、
韓国と中国はあんまり仲が良くなかったですから
そのためにかつての中華街がどんどん減っていっていて、
寂れ果てていたのです。

それが最近になって、新たな観光資源にしようということで
チャイナタウンをもう一度作ろう、とか言い始めて、
またチャイナタウンが復活した、というふうになっています。

後仁川の数少ない観光地、と言えば、月尾島(ウォルミド)ですかね
「島」とありますが、日本の植民地時代に埋め立てられて、
陸続きになっていました。

日本の植民地時代にはここに海水浴場と塩水プール、
しお湯の大きな入浴施設ができて、結構にぎわっていた、と
聞きます。往時の絵葉書が↓ですが。

Shioyu


Img_13

今はこの施設はありません。6.25(朝鮮戦争)の時に
仁川は、上陸地点になりましたから、おそらくそのどさくさで
破壊されてしまったのでしょう。


で、せっかく国際空港ができた、というのに、
何の観光資源もない、ということでは
地元にお金が落ちませんから、
ここで一発、ということで、
この月尾島を回遊するモノレールを
作った、というのです。

それが、今回のタイトルの
「月尾島 銀河レール」というわけなのです。

で、モノレールですから、建設費、車両製造費、
そのほかで合計853億ウォンというお金がかかったそうです。

で、まぁモノレールの走る軌道を作ったのですが、、
得意パターンの突貫ケンチャナヨで方式
建設しちゃったもので、
↓こういう出来上がりになりました。

121120monorail


上の写真の区間は、直線区間ということで
建設されたものだそうです。

謙介、目が悪いのですが、
上の写真、どう見ても、歪みまくっている、としか
見えないのです。

この写真をご覧のみなさまは、一直線に見えます?(笑)

で、まぁこんな軌道で試運転をやったのだそうで。

すごいですよね。モノレールが軌道を走ったら、
歪んだ軌道が直線に変化する、とでも考えたのでしょうか。

で、こんな軌道ですから、少し走らせただけで、
当然のごとくあっちこっちで障害が起こって、、
試運転の後、通常営業運転になることは一度もなく、
その後ずっと放置されていたらしいのです。

最初にも言いましたように、仁川は港町です。
海辺です。ですから潮風による腐食が進んでいて
放置を続ける、ということは危険なことになったようで、、。

で、853億ウォンのこの代物、車両は廃棄して、再工事の上
もっと小型の遊覧用のモノレールを走らせる、
ということになったのだとか。


ただ、それも当面の計画であって、
この先どうなるやら、、、。

といういつものパターンの話です。


ただね、謙介は、このウナレールのこと、日本は
全然批判なんてできない、と思うんですよ。

福井県のもんじゅはどうなんだ?
ということです。

金額で言えばウナレールなんて日本円で
7億8千万程度です。
もんじゅは一体その何倍かかっているのやら。
で、結局、あれは無し、ということになりそうな雲行きです。

しかしまぁ、それにしてもこのモノレールの建設工事、、

写真を見て、ちょっと言葉がなかったのは確かです。
こんな軌道で通常運行させようとした、というのが
ちょっと信じられません。

設計図段階では決して曲がっていなかった、
と思うんですよねぇ。
直線区間、と謙介も聞きましたから。

それがどこをどうやったら
こんな歪みまくりの軌道になるのでしょう???


時あたかもノーベル賞各賞の発表時期ですが、
この時期になるといつも韓国が「ウリナラはなぜに
ノーベル賞の受賞者が出ないのか」という新聞記事が
出ます。 


出ないのか? って、
どうしておさまりかえって、そんな問いを発するかなぁ。

そりゃ、出ないだろうよ、と謙介だって思います。

何も医学とか生理学とか物理学だけじゃ
なくて、韓国は学問全般に対して、
客観的な実証性を追求せずに、
感情で押し切ってしまうからじゃないですか。

何の実験結果や論理的な根拠もなしに、
もしくは、非常にいい加減な証拠でもって、
「これでいいのだ」と言っているのが
現状です。 
だから同じような事故・事件が
繰り返されます。

学問的な客観性、実証性を
感情や情緒で一方的に押し切ってしまうなら、
学問は発展なんてするはずありません。


どうしてこうも簡単なことが分からないのですかねぇ。

もし仮に、そうしたことへの冷静な理解が進んだならば、
謙介はけんちゃなよ国の学術水準も、飛躍的に進歩するだろうに、
と思います。

でもそれは、「百年河清を俟つ」ということなのでしょう。

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Comments

 インチョン,留学時代の初期に刺身が名物ということで,言葉もロクに喋れないくせに一人で行ったことがあります。
 あちこち迷いながら,ガイドブック頼りにそれでもウォルミド突堤近くの刺身屋群にたどり着けたんですから,まあケンチャナヨ?(笑)

 銀河レールの画像,最近中国で発覚した万里の長城の杜撰修理の図かと思いました(爆笑)

 ノーベル賞に関しては,チョソンイルボのコラムで論説主幹が「韓国唯一のノーベル賞が平和賞なのは偶然ではない」と,まともなことを書いてます。割と辛口なんで,不評を買うんじゃないかなぁ(苦笑)

Posted by: Ikuno Hiroshi | 16. 10. 07 at 오전 12:22

---Ikuno Hiroshiさん
 謙介の場合は、単に京仁線に乗りたかった、ということで、行ったことがありました。チャイナタウンがあります、とガイドブックにあったのですが、「痕跡」のようなものしかなくて、、これだったら、まだソウルの中央郵便局の横のほうがマシやんか、と思ったことがありました。 でも、久しぶりに海を眺められて、ちょっとしたリフレッシュにはなりましたが、、。朝鮮日報のコラム読みました。まともなことを書いているのですが、このコラムの文章を「まとも」、という言い方で言わないといけないのが、ねぇ。

Posted by: 謙介 | 16. 10. 07 at 오후 11:01

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