« 瀬戸内国際芸術祭2016・春会期(その3) | Main | 瀬戸内国際芸術祭2016・春会期(その5) »

16. 04. 19

瀬戸内国際芸術祭2016・春会期(その4)

朝鮮飴でございます。
Chousename

このお菓子、結構好きです。

(いきなり団子も好きだけど)

問題は、このお菓子って、白い粉の中に
入っているのですよ。
Chousename2

食べるときは、そのお菓子の周りの粉がそこいらじゅう、
落ちまくって粉だらけになるんですよね。なので
食べるときに、紙を口元に添えて落ちる粉を紙で
ガードしないといけないところ(笑)
ですかね。
まぁ食べて、服とかについた粉をパタパタと
はたくとか、粉だらけになった周囲を拭くとかすれば
それでいいんですけど。

そして17日の日曜の地元紙のスポーツ欄は
こんなふうになっていました。
Ehime_035

   ×        ×        ×

さて、瀬戸内国際芸術祭の話を続けます。

Shami7

16日の土曜日は先週と打って変わって
すばらしいお天気になりました。
浜辺に「窓」が見えていますが、
あれはYKKの作った今回の芸術祭の
作品です。(また次回に説明します)
今回は旧沙弥島小中学校の校舎を使って
開催されていた神戸芸術工科大学の
アートプロジェクトの説明をしたいと思います。
「テーマは3つの赤」だそうで。
Img_0602

これは校舎外側に掲示された中山玲佳さんの
『Las Islas しま・しま』という作品。
これって、ぱっと見には、壁とか布に描かれた
作品のように見えますが、目の細かい網に描かれた
ものなのです。ですから内側から見ると、外の風景が
透けて見えるんですよ。
Shamisho1


それからこれはかわいひろゆきさんの
『ハレの日、金時への道』という作品。
この展示会場に行くためには、この部屋用の
ブーツに履き替えて鑑賞する、ということに
なりました。
Kintoki1

この「白い」ものはなんだと思いますか?
実は「塩」なのです。
この沙弥島のある坂出市は、入浜式塩田で
かつて日本の塩の6割を
製造していました。坂出=塩の町、だったのです。
それから瓶に入っているのは、やはり坂出で
作られている金時にんじん。 その金時にんじんで
作ったピクルスが入っているそうです。
Kintoki3

作者は、この金時にんじんを坂出の親子30人と一緒に
作るところからはじめて、金時にんじんのピクルスを作り
それをこうした作品に仕上げた、のだそうです。


次の部屋の作品は戸矢崎満雄さんの『空飛ぶ赤いボタン』
要らなくなった赤いボタンを集めて、同じように要らなくなった
釣りのテグス糸でそのボタンをハート形に吊り下げた作品。
Shamisho2

ひとつひとつのボタンがこんなふうに天井から吊り下げられて
います。
Shamisho3

それからこれは、しりあがり寿さんの『赤いネジ』(まんまですねー)
Shamisho4


しりあがりさんからのメッセージを再録します。

「学校だったという過去の力と それを忘れさせようとする時の力と
人の心に残る記憶の力が赤いネジとなってしまったりゆるんだり
しながら回り続けるのであった」

お部屋がカオスというのかラビリンス状態ですが
それも含めての展示です。


作品を鑑賞して外に出たら、こいのぼりが春の風に
泳いでいました。
Shamisho5
今日はここまでといたします。

|

« 瀬戸内国際芸術祭2016・春会期(その3) | Main | 瀬戸内国際芸術祭2016・春会期(その5) »

おげいじゅつ」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 瀬戸内国際芸術祭2016・春会期(その4):

« 瀬戸内国際芸術祭2016・春会期(その3) | Main | 瀬戸内国際芸術祭2016・春会期(その5) »