瀬戸内国際芸術祭2016・春会期(その2)
ゆうべ家に帰ろうと思って車に乗ってラジオを聞いていたら
緊急地震速報が出て、そのまま地震の揺れがあって、、
ということになりました。
家に帰ってテレビを見たら、熊本が大変なことに
なっていました。
院の時の友達が今、その熊本にいるのですが、
一夜明けて、メールをしたら、
食器棚や本棚が倒れたりひっくり返ったりしましたが
自分は身体をけがすることもなく無事です
という返事がすぐにかえってきました。
食器棚や本棚が倒れたりひっくりかえるだけでも
すごいことだと思いますが、
でもまぁ、命は大丈夫だった
とのことで、安心しました。
しばらく余震が続きそうですね。
本当に心配です。
× × ×
高松港頭にある、
瀬戸芸のインフォメーションセンターで
鑑賞パスポートを買いました。
インフォメーションセンターを出たら、
あ。

こないだ言っていた、バイエルン自動車の
瀬戸芸仕様車がとまっていたのです。
横におねいさんがいて、謙介の顔を見るやいなや
「どうぞどうぞ」とか言って、車のドアを開けてくれました。
「興味ないから見ません」と
強硬に言うのも大人げないですしね。
まぁせっかくの機会なので見せてもらうことにしました。
中のシートは、去年友達に乗せてもらったのと同じく革張りでした。
ですが、友達の車のシートは、大きく包み込むような感覚の
シートだったのですが、この車のシートは、最近の飛行機の
シートみたいに断面が薄い感じがしました。
座った感じは、固かったですね。
お値段は、税込み価格でよんひゃくきゅうじゅうきゅうまんえんだそうです。
みなさんだったらどうします?
499万出して、この車を買いますか?
謙介なんて、買う、買わないの前に
そもそもそんなお金がありません。(笑)
座ってリラックス、という感じではなくて、
緊張して運転しろよ、というふうなシートの固さが
ありました。 ダッシュボードの上は、とってつけたように
そこだけ木材が使われていて、、。ちょっとした場所に木を使う、
って最近の流行なんですかね。

まぁ見た通りのコンパクトな車でした。
運転することができていたら、
もうちょっと違った感想があったのかもしれませんが、
見せてくれただけだったので。

お礼を言って、おねいさんのところを辞して、作品の展示場に行くことにしました。

大巻 伸嗣 さんの作品 Liminal Air-core-
日ざしによっていろいろな輝きがあって、おもしろい作品です。

これは、林舜龍さんの「国境を越えて 海」と題された作品。
画面の右端に黄色く見えているのが、人です。
いかにこの作品が大きいか、おわかりいただけますか。
これだけ大きいと、本当に大きさだけで爽快な感じがしますし
作品に触発されて自分の中にいろいろなイメージが浮かんできます。
それがすごく楽しいですし愉快でもあります。
「種」の漂流をイメージした作品だとか。

それから高松城の前にあるのが、ジュリアン・オピーさんの
「銀行家、看護師、探偵、弁護士」という作品

これは触ってみたら、全部石でできた作品でした。
大理石は「銀行家」、庵治石は「看護師」、
石灰岩の「探偵」、それに黒御影の「弁護士」というそれぞれの
素材の石でできているのだそうで。
なんだかこれなんて、すっかり風景になじんでしまっていて
一体どこに作品があるのか、としばらく探してしまったほどでした。
街の中や、田園、島の一角にオブジェがどーんとあったり
さりげなくあたかもそこに最初からあって
すっかりなじんでいるようなものもあって、
そのたびに驚いたり、笑ったりします。
そういう出会いが本当に面白いですね。
名作と言われるものは、最初からどんなものか、
というのはあらかじめ知っていて、
どちらかと言えば、その本物を
確かめに行く、という感じですが、
現代アートの場合は、その場所で作られたものですし、
作品によっては長期に保存されるものもありますが
会期が終わったら解体してしまうものもあるので
出会いも一期一会、というところがあります。
そうしたいろいろな出会いがある美術展です。
それでは今度は沙弥島会場を回った
話をしたいと思います。
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