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16. 03. 04

LGBT映画祭

Lgbt1

今、謙介の仕事場の街の映画館で、L.G.B.T.映画祭が
開かれています。(本日3月4日まで)
 
うちの仕事場にもポスターを貼らせてもらえないか
という依頼があったので、もちろん二つ返事で了承しまして
仕事場のそこここにポスターを貼ったり
チラシを置いていました。

チラシに載っている上映される映画を見て
みました。
Lgbt2

前から見たかったので、DVDでも借りようかなぁ、と思っていた
韓国映画の『霜花店』を上映します、ということだったので、
これは行かなくては、と思ったのです。

会場は去年別の映画を見に行ったこじんまりととした
独立系の映画館でした。キャパシティは160人ほどの
ハコです。

行ったら上映時間までまだ30分ほど時間がありました。
主催の「レインボープライド」の方たちといろいろと
この映画祭とか、地方のこうしたL.G.B.T.に対する取り組みに
ついていろいろと話を聞いたり、こちらもまた思っているような
ことを言ったりしました。

今回のこの映画祭も5回目になるのですが、
プログラムを見てみると、県とか県庁所在地の都市だけでなくて
県下のほかの市も後援に入っていてくれたり、市長や教育長が
開催についてのメッセージを寄せてくれていたりしました。

これもやはりレインボープライドの方々がいろいろなところで
人権教育とか、L.G.B.Tの人たちの居場所づくりとかの
真摯な取り組みを長年してきたから、でしょうね。

主催者の方と話した時に、やはり地方には地方の
こうした活動の仕方がありますよね、という話をしました。

都会ではゲイパレードをやったりしますけど、
あんなふうなことは地方都市では絶対にできないなぁ、って
思います。

狭い地域社会ですから、パレードに参加して
歩いていたりすると、もうすぐに○○さんのところの息子やわ、
というふうに知られてしまいます。

そういうことが地域社会全体に知られた結果、そのことが
元で不快なことに遭ったり、差別的なことを言いたてられたり
するようなことが起こります。


それとは逆にゲイの人の困ったこともあるのも事実で、、。
公園の男子トイレに覗くための穴を作ってみたり、、
おつきあいしていたカップルが別れることになったのですが
ジェラシーからなんでしょうか、元お相手にストーカーに
なって取りついてみたり、というようなことも聞きます。


こうしたお付き合いって、やはり「愛」とか「セックス」と
関連していますから、人によって考え方も大きく違いますし、、
そうしたところで感情がこじれてしまうと
当人にとっては本当に大きな問題だから
それが周囲にいろいろと影響を及ぼす、ということも
起きますね。

いろいろと地方は地方で独特の難しさもありますから、
L.G.B.Tに対しての理解を得る活動も
地方は地方なりのまた別のこうした活動の方法が
ありますよね、というような話をしました。 

映画祭のシステムとしては、6作品が毎日
上映時間を変えて、上映されます。
チケットは、1作品のみを見るだけのものから
6作品すべてを見るチケットまでありました。
1作品だけですと、1600円ですが、
2作品、3作品と数が増えて行くにつれて
1作品あたりの料金は安くなってくる、
という設定でした。

謙介の場合、『霜花店』と『どうしても触れたくない』
の2作品を見たかったので2プログラム券を買いました。
ただ、上映時間の兼ね合いもあって、
『霜花店』は日曜の晩に、『どうしても触れたくない』は
木曜の晩にそれぞれ行ってみることにしました。
『霜花店』のほうは、日曜の晩でしたが、お客さんが
すごく少なくて、謙介を入れて4人でした。
『どうしても触れたくない』はもう少し多くて、10人くらいだった
と思います。


謙介にとって、『霜花店』を見るのは二つの意味がありました。
1つはどんなふうに「愛のかたち」がこの映画の中で描かれて
いるのか、ということと、もう一つは韓国語の復習です。
役者さんのセリフ、どれくらい聞き取れて理解できるか
ということです。

ここでは映画のあらすじを書くのが本義ではないので
省略します。検索したらいくらでも詳細なサイトが
ありますしね。


韓国語については、この映画、比較的短いセリフが多くて
役者さんの滑舌も良かったので、まぁ何とか言葉は理解できました。

『霜花店』は、舞台は高麗王朝ですから、
当然時代劇という設定になりますが、、 
映画で人がバシバシ斬られるシーンが
あるのですが、いちいち血しぶきがドバーっとあがって、
谷岡ヤスジの鼻血ブーの漫画を思い出してしまいました。

細かいところを言ったら、時代考証はめちゃくちゃだわ、
(だってみんな宝塚歌劇風の服装だし)人の斬られ方だって
なんだかなぁ、と思うところはありましたが、
王様の部下に対する寵愛がゆがんだ形に発展してしまって、、
いろいろと考えさせられるところは確かにありました。

同性愛の映画、というより、映画の筋立ての中で
同性愛の描写も使いました、という映画だったなぁ、
という感じがしました。

『どうしても触れたくない』は日本の現代の映画で
ボーイズラブの漫画を映画化したものでした。
Img_0357
後からパンフレットを買って中を読んだら
なんとこの映画5日間で撮影していたのだそうで。
そっちにびっくりしてしまいました。

こちらはまぁボーイズラブの漫画が原作ですし、
韓国の映画に比べたらストレートに「同性愛」という
テーマを描いていると思いました。

でも映画を見ていてちょっとわからなかったのは、
主人公の男の子が上司に惹かれていくのですが、
どういう理由で惹かれて行くのか、その描写というのか
エピソードがはっきりと分かるように描かれていなかったところです。

上司に惹かれる何かが、いまひとつわかんないまま、
いつの間にか既定路線(笑)というのか、
いつのまにやらお互い好きになっていて、、ということに
なっていたのですが、、。
ここまで来たら強硬に感情移入しているのだから
「そうなるやろ」という展開だったのですかね、、。

謙介だったら、そうですね。
上司の人が育った家庭環境がものすごく複雑で
不幸な育ち方をした、という話をするところが
あるんですが、そこで自分だったら男の子を泣かせる描写を
はさむと思います。
「そんな中で育ってきて、、人を嫌いになることもなくて、
自分を気にいってくれたのか」って、男の子に言わせて
それで上司に急速に惹かれていく、というふうな
持っていきかたをするか、もしくはもう少し別の
エピソードをいくつか挟んでいって、惹かれていく
強さを描くと思うけれども、、、。

でもね、そういう部分が全くなくて、
ちょっと見ていて、、、どうしてそう急になるわけ?
とか思ってしまいました。

前に謙介の小説の方向について、
「ボーイズラブ」なの?と聞かれたことがあったのですが、

うーん。自分の場合は
ボーイズラブ、というのではなくて
普通の運動部の高校生の話だし、、、。
かっこいい上司が出てきて、
ということもないし、、。
もごもごと「ふつう」とだけ言って終わったことが
あったのですが、、。

やはりその辺、同性愛の小説でも
女性目線のものと、男性目線のものでは
はっきり違う、ということなのでしょうね。

そういえば掲載された雑誌も今では
廃刊になってしまいました。
ずいぶんと時間が経ったなぁ。

掲載してみて、これってボーイズラブ方面なのか
どうか皆さんにご判断してもらう、というのも
いいかもしれませんね。
それはまぁそのうち。

この映画祭、やはり資金難で、毎年開催が
綱渡り状態なんだ、ということでした。こうした田舎でも
少しでもこうした活動への理解が広がったらなぁ、と
思いながら、映画館を出たのでした。

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Comments

地方でのLGBTのイベントはなかなか難しいと思います。
私も地元のイベントには参加したことがありません。
以前は通りの巨大モニタに映しだされたり、新聞にやや拡大されて写真が載ったりということがありましたので、ますます行けなくなりました。
謙介さんがおっしゃるように「○○さんとこの正憲さん、ホモパレードにいたよ!」なんて話はすぐに伝わってしまいます。
やんわりと浸透させながら、正しい知識や扱いを求めていくほうが近道のような気がします。
東京や大阪のPRIDEパレードを観たノンケの知人が「化粧したホモの集団は気持ち悪いし、仮装したいなら家で勝手にすればいいのに」というのを言っていましたので、あれを見たらそういう認識になるのだなぁと感じたことがあります。
欧米でしているようなゲイリブの活動をそのまま日本に持ち込んできても、そう易々とは受け入れてもらえないと思います。

韓国のLGBT映画はまだ観たことがありません。
想像するに、韓流ドラマの延長っぽいような印象なのです。
フィリピンのLGBT(どちらかというとGay)ショートムービーは内容が概ね2パターンです。
金持ちと貧乏人の男の子同士が惚れあうが、階級の違いから結ばれず、金持ちの親からは勘当され、貧乏人の親からは達者に暮らしてねと涙の別れをされて、二人で駆け落ちしていく、というもの。
もう一つは、貧乏な男の子同士が惚れ合ってそれなりに平穏な生活を送るが、ある日一人の子の親が地元マフィアに多額の借金を作ってしまい、生活が脅かされて別れなければならない状況になり、もう片方の男の子がマフィアの男を殺して二人で逃亡する、というもの。
ワンパターンで結末が想像できるのですが、意外によく出来ていて楽しめます。

韓国のLGBTムービー(翻訳付き)を観てみようと思います。

Posted by: 正憲 | 16. 03. 05 at 오전 8:49

---正憲さん
 霜花店は、公開されたときに「文芸大作」と銘打たれていました。で、実際に見たのですが、文芸というよりアクション大作でいいのでは? とか思ってしまいました。
倭寇と称して変な忍者が出てきて乱闘シーンがあってみたり、、。何せ時代が高麗朝なんですが、高麗朝の資料なんてあまりありませんから全編想像を膨らます、ということになるんです。そうしたら、もう想像がどんどん膨らんでいってケンチャナヨの世界になってしまいます。謙介の理解なんてせいぜいソウルにいた時に、昌徳宮とか徳寿宮とか慶福宮、宗廟に行って内部を見学した程度しか知らないので、大した知識もないのですが、それでもちょっとやりすぎやろ、という気はいたしました。霜花店は王様が臣下の防衛隊長をご寵愛だったのですが、ある時にどうしても世継ぎの問題が出て、防衛隊長とお妃の間に子どもを作らせるようにするのですが、そこでその防衛隊長とお妃が本当に愛しあってしまう、ということなんです。なので、まぁ一つの物語の描写としてその表現を使った、ということではありますね。この霜花店はDVDいくらでも出ていると思うので、見やすいと思います。ぜひ一度ご覧ください。

Posted by: 謙介 | 16. 03. 05 at 오후 1:25

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