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16. 02. 13

重力波よりも

香川県のローカル紙、
四国新○2月12日付朝刊でございます。

Hirai


1面トップ記事は
うどんの価格推移の調査結果が出た
という報道でした。


1面トップに重力波のニュースが出てなくて
うどんのニュースがトップなのが香川だぁとか言っている
他県の人がいるようですが、こちらで見る限り、重力波のニュースを
大きく取り上げていたのは読○1紙だけでした。

Yomiuri

後、記事を載せていたのが愛○新聞でしたが、
重力波なんて四国新聞よりもっと片隅に
追いやられている感じがします。
Ehime

朝○は掲載無し。
Asahi


毎○も朝○に同じく掲載無し。
Mainichi

日○も無しです。
Nikkei

重力波を伝えていたって、将棋のニュースのほうが
重大だ、と思ってる新聞社だって
あるわけで、、。


謙介はこれって「情報」というものの意味を端的に表しているなぁ、
と思うんですよね。


「知識」は、学校なんかでひとしなみに同じことを習います。

ですが「情報」は、個人によって何が大切かは異なる、
重要度は個々それぞれ、ということなんだと思います。

あなたに必要な情報でも、
別の人にとってみれば、大した値打ちのある情報でしか
ないかもしれない。
またその逆だってある、ということなのでしょう。


今、大阪の梅田にいて、これから車で難波に向かう人にとっては
大阪市内の交通情報は必要ですが、青森に居る人にそれが
必要か、と言えば、、さぁ、、どうでしょうか。(笑)

何が必要な情報なのかは各自違う。

みんながみんな重力波のニュースが
すごいことだとは思わなかった。

銀行とか生保の人にとってみれば、
円の急騰のほうがより重要度の高い情報だった
かもしれません。


現に重力波のニュースを掲載していても、
1面のトップ記事で伝える新聞社もありましたが、
ほんの片隅に、それも申し訳程度でしか
載せなかった新聞社だってあるわけです。

香川の友達に、「重力波よりうどんのほうが大切? 」
と聞いたら、「そらそやろ」と即答でした。

情報の重要度は個人差があって、まぁいろいろ、ということですね。


ただ四国の朝○とか日○とか毎○に重力波のニュースが
掲載されなかったのは、謙介、報道された時間が遅かったから、
だと想像します。

新聞の印刷は、配達の関係で、田舎の配達分から
輸送距離の遠いところから先に印刷します。

読○は四国内(坂出)で印刷しているので、遅い時間の報道でも
何とか印刷に間に合ったのでしょうが、
朝○、毎○はきっと印刷が終わって
輸送途中にこのニュースが流れてきて、記事に入れられなかった、
ということでしょうねぇ。

日○に至っては四国新○に委託して
輪転機の空いているときに刷ってもらっています。
ですからもっと印刷時間は繰り上がるでしょうね。


で、そんな重力波のことよりうどんですよ。

四国新○の調査の結果、
うどん店100店のかけうどんの平均価格が
235.7円という結果が出たと。
四国新○はUPIを継続調査しているのだとか。
UPIというのはもちろん[Udon Price Index] の略ですね。
うどん屋のさまざまな形態、「製麺所」「セルフ」「一般店」
で、製麺所とセルフサービスの店を70軒、
一般店を30軒の合計100軒ということと、加えて
「東讃」「中讃」「西讃」と言った地域の要素を
勘案して選んでいるそうです。そうした100軒の店の
かけうどんの価格を調査した結果、かけうどんの
平均価格が235.7円ということだった、という記事です。

調査したうどん店100軒と言いますと、
香川県のうどん屋の数が大体700軒程度
ですから、7分の1、ということになりますか。
データを取るときの分母としては、まぁこんなものか、
と数的には思うのですが、

ただ個人的にはこの235.7円というデータもよくよく
分析してみないといけない部分はあるように
思います。

記事にもありましたが、調査の結果かけうどんの最高額は
700円で、最低額は100円だったそうです。

700円というのは観光客の行くようなお店でしょうね。
店に行ったら、お茶を持ってきてくれて、お店の人が
注文を聞いてくれて、できあがったものを席まで運んで
くれて、食べたら、片づけてくれる、というお店だと思います。


一度大阪の北の新地のつるなんとか
というお店で、お品書きを見て驚愕したことが
ありました。

かけうどんだけでは商売になりませんから、
鴨ロースをあぶって乗せてみたり、
豆乳仕立てのおつゆの中にうどんを
泳がせてみたり、と、とにかく客単価を上げないと、
商売が成り立たない、というので、「こだわり」の
文章が随所に添えられていて、付加価値を
つけて価格を上げて稼がなくては、という意図が
お品書きを眺めていて、ひしひしと感じました。

ものには、これくらいの値段だったら払うなぁ、
という価格に対する感覚があって、それは確かに
個人差というものが存在するのでしょうけれども、、。

うどんで、1000円というのは、ちょっとなぁ、と思います。
仮にそのうどんがおいしい、と言われても、
自分の中で、うどんの対価として1000円というのは
ちょっと払う気にはなれないなぁ、と思います。


謙介のいつも行っている国分寺町のたちば○屋なんて、かけうどんは1杯130円です。
かけうどんに甘く炊いた油揚げを載せてきつねうどんにして
サイドメニューでコロッケなんか取っても、330円くらいで
済みます。

ちなみに丸亀製○のかけうどんは1杯290円です。
丸亀製○のかけうどん1杯の値段に40円足したら
きつねうどん+コロッケが食べられるわけです。
丸亀製○はやはり割高、と思ってしまいます。

丸亀製○が香川で流行らない理由のひとつに
こういう価格の割高感もありますね。

うどんのお店の経営もなかなか難しいと聞きます。
人気があって、いつもお客さんが来ているような
お店でも、店主さんが高齢化して、うどんを打てなくなったとか
お客さんが来すぎて、近所から文句を言われて
店を閉めないといけなくなった、という店の話も聞きます。

こちらではうどん、という食べ物が生活に直結している分、
身近な高齢化問題とか、生活環境にも直結していて、、、

1杯のうどんですが、いろいろと考えさせられることが
あるなぁ、と思うのでした。

(今日聴いた音楽 My Funny Valentine
今日はビル・エヴァンズのピアノで。 
1960年の録音 音源はレコード)

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