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16. 01. 21

何で変わるやらわからない

ウエブで徳島県の山間の町がこんなふうに書かれていたのを見たんですが。

人形村“かかしの里”に見る限界集落の現実とあって、、
記事を見たら、2014年7月とありました。

なんだか記事を見てるだけでも
「見捨てられた日本の村」とか書かれていて、、、。
これだけ見たら、
もうこの村には先の希望がないみたいな書かれ方です。

人が少なくなってしまったので、この村に住む女性が
かかし(というより実物大の人形)を作って
村のバス停だの、役場だの公民館だの
もちろん田畑にも置き始めたのです。
そんなことをしている女性がいる、ということは
四国のローカルニュースで何度か放送されて
見たことがありました。
それで徳島西部の山間部のあちこちにかかしが
置かれている、ということは知っていました。


長年その土地で暮らしてきて、
そこが好きで、その場所に居るのに、
これでは、この地域、まるっきり希望がないような
書き方ですし、そんなところに住むのがいけないのか?


この記事の見出しもそうですが
ずいぶんと失礼な書き方だと思います。


自分たちは都会に住んでいて、
便利な生活をしているけど、
四国の辺地に住んで、この先、どうしようもないのに
それでいいの? というふうにこちらには聞こえてきます。


でもね、そんな場所に最近変化が出てきたのです。
昨日だったか、四国のニュースを見ていましたら、
この「限界集落の現実の村」に今や外国人観光客が
押し寄せてきている、というニュースをやっていました。

なんでもひとりのドイツ人が訪れてこの村の案山子の
様子を取った動画をアップしたところ、何これ、おもしろい
これは日本のどこなんだ? ということになって
世界中から人が「かかし観光」のために人が来るようになったのだとか。

東京とか京都といった世界的な観光地ならともかく。
東京のマスコミには「限界集落」と書かれたような
四国の山間部です。そんな場所に、外国人が来るのか、と
思っていたら、今やすごいことになっているのだそうで。

ちょっと前まで、限界集落で、とか言っていたのに、
1年後には外国からわんさか人が来ている、というふうに
なったとか。何がどうなって変わるやら分かりません。


で、徳島で思い出したのは、先日、消費者庁が徳島に移転、
ということになったら、関係団体から猛反発というのか
大反対が起こったのだとか。

謙介は多分そういう大反対は起こるだろうよ、とは
思っていました。

だって、本州の人の認識で言えば、
徳島県って、どこにあるかさえ知らない人が結構います。

仮に四国にあるのは知っていても、四国のどの辺に
徳島県があるのか、となったら分かんない人も多いんじゃ
ないですかね。

徳島県って、四国のどこにあるか分かりますか? (笑)

Tokusima

前に東京の人で阿佐ヶ谷の阿波踊りを知ってる人がいて
「四国には阿波踊りみたいなお祭りはないの? 」と
真顔で言われて、謙介、ひっくり返りそうになった、という話をしましたが、
東京の人にとって、四国とか徳島の認知度なんてそんなものなのでしょう。

一太○のジャストシステムもポカリスエッ○の大塚製○も
みんな徳島の会社なんですけどねー。


消費者庁の移転についての表向きの反対理由なんて
あれやこれやともっともらしいことを
言っていますが、そんなもの「ぶっちゃけた話」が
「四国くんだりの、訳のわかんない場所に役所なんて移転させるなよ。
何を考えてんだ」っていうのが今回の反対理由でしょ?

それが証拠に
ネットでみてたら早速
「消費者庁島流し」だの「左遷」だのという
言葉がじゃんじゃん出てきましたもの。(笑)


仮に消費者庁の移転が名古屋とかであったならば、
さほど反対は起きなかったでしょうね。

文化庁の一部移転先の京都については
徳島ほど反対は起きてないでしょ?
だって京都だもん。

今回のこの徳島をめぐる2つの報道で、
四国という場所が、
都会の多くの人にとってどういう認識のされ方を
しているのか、ということが改めて痛いほどよーくわかりました。

それとともに、人間一度持った認識、っていうのは
なかなか改められないし、
自分の中でイメージを固定してしまうと、
それを変えようとする、っていうことはなかなかできないんだなぁ、と
いうことも思ったのでした。

(今日聴いた音楽 アンジェラ・アキ 『手紙 ~ 拝啓 十五の君に』
 この人の言葉なんて、濃厚に阿波の言葉のアクセントです)

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Comments

JustsystemにはATOKでお世話になっていますし、金ちゃんヌードルもこちらではよく知られています。
学生さんたちは吉野川だの伝統和紙などで習うのですが、大人になると忘れてしまうのですね(苦笑)。

こちらは逆で人気地域と思われているようで、ごく小さな規模の研究会とかがあると、東○大学だの京○大学の偉い先生が「どんな(小さな)ものでいいから呼んで!」と言われます。
何かを口実にして来県したいということのようです。
有名な先生の話を聞けるので願ったり叶ったりですが、目的のほとんどが観光やゴルフなので微妙でもあります。

大都市やベッドタウン以外は全国的に過疎になるでしょうし、そもそも人口も減少していく予想ですから、行政サービスを十分に行うためにも、できるだけ集まって住んでいてほしいというのが本音かもしれません。
私自身も、鳥取と島根が左右どちらだったかあやふやです(汗)。

Posted by: 正憲 | 16. 01. 22 at 오전 8:13

---正憲さん
 よく大学の名前などで、「地名」をつけて
いる学校を見ます。たとえば「京都」とか「鎌倉」というような名前だったら、観光地ですし、行ってみたい、という人も多いでしょうから、イメージ戦略という効果もあってつけたのだなぁ、という気がするのですが、、東京からすごく離れた場所にキャンパスがあるのに「東京」って、、ありなのか? という学校もあります。
 出張とか学会参加とか言いながら、90分くらいのシンポジウムにちょろっと参加して後は観光、という人も結構いる、という話を聞きます。公費とか大学の研究費で出張旅費が出るのでしょうけど、、、そんなことでいいのか、と思いますよね。
 島根が西側で、鳥取は東側です。(笑)

Posted by: 謙介 | 16. 01. 22 at 오전 11:07

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