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16. 01. 13

国際介護

ちょっと前からこのブログでうちのオフクロのことを時々書いています。

週末は実家に帰るのですが、
平日のことが心配なので、介護保険を使って
ケアをお願いする、という手続きを取ることにしました。

その手続きも結構いろいろと段階があって
かんたんにできる、というわけではありません。

まずは主治医に意見書を書いてもらい、
地域の福祉事務所に介護の状態の申請をして、そのあと
一か月くらいしてから、介護度を判定した書類が送られてきます。

その書類によって1年間の介護度が確定します。
それに基づいて次にすることはケアマネジャーを探すことです。

これも福祉事務所でもらったケアプランが作成できる
事業所を探します。
ケアプランの事業所、何か所も電話をかけて
ようやっとある方と正式契約を結んで、
その方といろいろと相談をして、
ディサービスの施設を選んで、 オフクロに通ってもらう
というところまでこぎつけました。

福祉事務所に介護申請をするのも、肉親が行って
手続きをしないといけません。その書類を作るのにも
いろいろと記入も必要ですし、加えて主治医の意見書
というようなものも要りますから、主治医のところに行って
そういう書類をお願いして書いてもらい、福祉事務所に
併せて届ける、というようなこともしないといけません。

福祉事務所は平日の昼間しかやっていませんから
謙介の場合は休暇を取って、いろいろと書類集めや申請を
しました。


でも息子や娘が都会に居た場合は、そういう手続きのたびに
お休みを取って帰っていろいろと手続きをしないといけません。
本当に大変だと思います。

加えてそういう人って、大体40代後半から50代の人なわけで
勤め先でも管理職とか、プロジェクトの主任になっていそうな
年代です。

離れたところにいると、そうした場合本当に大変なことに
なるだろうなぁ、と思っていたのでしたが、、。

先日、友達が亡くなったことをお話しました。
彼は大学の時に謡の会に入っていたのですが、
その関係の友達は、彼の奥さんは知りません。

そこで、謙介から、その謡の友達何人かに彼の亡くなったことを
知らせました。

うち一人は、結婚して現在はイギリスにいます。
イギリスの大学の数学の先生と結婚したのです。

メールで知らせると、昨日まで一時帰国して、日本に帰っていて
今日、こちら(イギリスのオクスフォード)に戻ってきたとのことでした。

聞くと、彼女のお父さんが高知県の西南部、
幡多地方に住んでいるのですが、
心臓が悪く、1か月ほどこちらで看病をしていた、とのことでした。

彼女の家系は心臓があまりよくないらしく、
彼女の弟も3年前に心筋梗塞で40歳になってすぐに亡くなっています。
お父さんも心臓が悪い上に、高齢でもあるし、ということで
高知に帰っていたのだ、ということでした。

加えてイギリス人の数学の先生であるご主人も体が弱いとかで、、
こちらも見守る必要があるのだ、ということでした。


イギリスと高知と介護で行き来しないといけないのは、
経済的にも身体的にも
本当にものすごい負担だと思います。

今年いただいた年賀状、ほぼ同年代の連中からいただいたものは
異口同音に親の介護の問題が書かれていました。


親の細かな変化に気づいて、
先に先にと手を打っておかないと、
大変なことになる場合があります。


さらには、親が介護の必要な状態になっているにも
かかわらず、「そんなものは要らない」と拒否することが多くて
その説得にだって時間がすんごくかかる、ということも
あります。

身体の機能を何とか維持させておいてほしいために
ディサービスとかに行ってもらいたいのですが、
親からしてみたら「あんなのは嫌」ということになって、、。

いろいろなところで結構聞くのは、
親の思っていることと、息子娘の思っていることに
相当の開きがある、ということですね。

子どもが親のことを思ってこうしたら、と言っても
親は嫌だというし、、


うちだって、オフクロを病院に連れて行く、(車で15分ほどの場所)
だけでさえ、大騒動でした。「私はどこも悪くないのに、
どうして病院なんか行かないといけないの? 」と言っていました。

3年前から定期的に診てもらっています。
いまでこそ習慣化してきて、月の最終土曜日は
通院日、ということで定着しているのですが、
最初のころは
病院に連れて行くときは毎回喧嘩のようになりつつも
オヤジと二人で車に乗せて連れていっていました。

月に一度ですが、いろいろと検査をしてもらって
帰ってくるようにしています。
特に異常がない、と言われるとオフクロは「ほら見なさい」と
言うのですが、、、、。
異常がないから良かったでしょ、と言いつつ帰ってきます。


認知症でも、わずか数か月で一気に状態が進むということも
あるそうです。だから、去年の夏休みに帰った時と、
年末に帰って見たときでは、相当の進行が起こっている
という場合だって十分あり得ます。

その日その日で症状も強く出たり、かと思うと、今日は普通に
話ができる、という日もあったりと、症状も一定ではありません。

たまに帰って親の状態を見たくらいでは、
細かな変化の状況が分からないかもしれません。


彼女のように外国に住んでいながら、
一時帰国して親の介護をしたり、
東京とか大阪にいたけれども、
親の介護で、東京と田舎をいったりきたりする、
場合によったら介護のために仕事を辞める
ということは、以前はテレビの特集番組で見たことがあるなぁ、
というような程度の話でしたが、ここ数年は
今お話ししたようにイギリスから高知に帰る、というような
友達もいて、とても身近でよく聞く話になってきました。

お互い、身体を壊さないようにしなくてはね。
と言ってイギリスからのメールは結ばれていました。


仕事のこととか、自分の人生のこと以外に、
親のこと、家のことをいろいろと考えないといけなくて
本当に悩む時期に入ってきたのかなぁ、と思います。

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