« 朋あり遠方より来たる | Main | 古い古い道路標識 »

15. 11. 27

職人のにいちゃんのかっこいい写真集

前々からお話しているように
うちの家系は父方母方ともに技術屋で、
ですからみんな理工学系の学校を
卒業した人ばかりなんですよ。

なのに謙介だけ、文学部の、それも国文学科、なんていう
文系の極み、みたいなところに行ってしまったのです。

父方母方ともに祖父は謙介が生まれたときには
太平洋戦争で戦死していたために
もういなかったのですが、、。
船の機関長だったり町工場をやっていたりしました。
オヤジも道路とか橋を作ってましたし、、。
でも息子は万葉集に記紀歌謡。

理系の人とか、技術屋さん、って本当にすごい、と
思います。 尊敬します。

小学校5年のときに、持っていたおもちゃが
壊れてしまったのですが、
6歳上のいとこが、それを直してくれました。
プラモデルの車にモーターが組み込まれていて
電池を入れてスイッチを入れたら走る、というものだったのですが、
モーターの接触不良だったのでしょう。
あちこちのねじをいろいろと調節した末に
電池をきちんと入れなおして、
スイッチを入れたら、また元のように走り出しました。

いとこには、いろいろなものを直してもらいました。
大きいものだと自転車だとか、、。
いとこ2人とも理工系の大学を出ました。
みんな理工系です。

謙介、職人さんが修理するところとか、
何かを作り出すところを見るのが大好きです。
熟練の職人さんって、
永年の経験で自分なりに工程を決めていくから
見ていて動きに無駄がないんですよね。
本当にほれぼれします。

見ていると、ああ、ここでこんなふうにねじを締めたり
ここで、確認したりするんだなぁ、という工程は、
横で見ていたらなるほど、って分かるんですが、
それを同じようにやってみろ、と言われたら
全然できないんですよね。

やはり、最初は繰り返し見て、
そうして自分の身体を使って動いてみて
身体が自然に覚えてしまう、というところまで行かないと
本物ではないのでしょうね。

多少の似た経験があれば、まだ「応用」がきくのでしょうが
全然経験のないことをちょっと見て真似しろ、たって
それは無理です。

職人さんって、本当にすごい、と思います。
そして素晴らしい。

で、そんな若い職人さんというのか工員さんの
写真集が出ました。
Genba
写真に出ている若い職人さん仕事に対するひたむきな表情は
どれも素晴らしいです。
(まぁ最初から映りのいいイケメンさんばかり選んでいるんでしょうけど)

謙介なんか、文系だから話すとか、書くことはしますけど、、
実際に何かを創りだすか、と言えば、半紙の書き損じの山ぐらい(笑)
ですかね。

写真集の人たち、おまけにみんないい表情です。

文系の自分は、どうしても異業種にまで目が届きません。
意識の外になってしまいます。

ですからテレビとか雑誌の特集で、こうした
職業があって、こんな人が黙々と働いているのですよ、
というような知る機会を与えてもらわない限り、
理工系の職人さんたちが
どんなふうに仕事をしているのか、何をしているのか、なんて
全然見えてきません。わかりません。

この写真集は、そういう意味でも、自分の全く知らない世界を
教えてくれました。
そしてこの国にこういう若い人たちがいて、
黙々と毎日仕事をしているのか、と思うと
ちょっとうれしくなったり。

いい表情の写真を見るだけでも
良かったです。

うちの仕事場に、出入りの本屋さんが
「こんなの出ましたけど」って持ってきてくれました。

興味を持った方は、
たぶん書店に行ったらあるんじゃないかなぁ。
ちょっと前にも書評、というのか、感想をウエブ上で見たし。
いろいろな意味で、とっても良い写真集でした。


|

« 朋あり遠方より来たる | Main | 古い古い道路標識 »

いなかのせいかつ」カテゴリの記事

Comments

 あ,この御本,朝日新聞でも紹介されてました。
 5枚くらいだったかな,写真がピックアップされてて,どれも真剣な眼差しで,イケメンかどうかは横に置いても,胸がキュンキュンするようなものでしたねえ。

 僕も不器用で物を作ることが苦手なので,物作りに携わっている人というのは,無条件で尊敬に値します(苦笑)
 ましてや,今時の精密機械なんぞに頼らずに,μmレベルの世界で調整ができるなんていうと,もう神様としか・・・

Posted by: Ikuno Hiroshi | 15. 11. 28 at 오전 12:49

---Ikuno Hiroshiさん
それぞれの人を紹介した短い文章を見ていたら、前はアパレル関係で働いていた、とか、ホテルマンだったとかいうような人も、この職業に変わってきた、と書いてありました。その人の中で、どういう心境の変化があって、この今の職業に行ったのか、までは書かれていなかったのですが、正直、ちょっと聞いてみたい気もしました。いずれにせよ、こうしたものづくりの現場で黙々と働いて、一つの製品を仕上げている、って自分には到底できませんし、すごいなぁとしか思えませんよね。

Posted by: 謙介 | 15. 11. 28 at 오전 8:57

ゲンバ男子は関西のテレビ番組で紹介されていました。
髪型、ヒゲ、ピアスなど規制がゆるく、職場によってはヘッドホンで音楽聴きながら作業してもOKで、サーファーとかDJとかオシャレな趣味の兄ちゃんたちばかりでした。
もちろん、そういう人ばかり選んで紹介してるんだと思いますが。
大阪のアメリカ村を歩いていると「金髪、鼻ピアスでこの人、どんな仕事してるんだろ」って人とすれ違うことがありますが、こういったゲンバで働いているのかもしれません。

Posted by: mishima | 15. 12. 03 at 오후 12:19

---mishimaさん
文系の人間から見て、いろいろな工場で働いている人とというのは、本当に接する
機会がありません。どうしても人って
そういう日ごろ接しない職業って、
なんとなくのイメージでしかとらえられて
いないのが、本当のところです。
ましてや寡黙な人がどういう思いで
日常の仕事に取り組んでいるのか、
なんてもっと分かりません。
今回の写真集は、実際に掲載された
人たちがイケメンだった、ということも
おそらく世間の耳目を集めた(笑)
という部分もあるでしょうが、
そんな人たちが どんなふうな仕事を
していて、日々どんなふうに思いながら
仕事をしているのか、というところまで
ある程度分かりました。

Posted by: 謙介 | 15. 12. 03 at 오후 8:28

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/91870/62756497

Listed below are links to weblogs that reference 職人のにいちゃんのかっこいい写真集:

« 朋あり遠方より来たる | Main | 古い古い道路標識 »