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15. 11. 26

朋あり遠方より来たる

大阪の友達が、謙介の仕事場の街で会議がある、
ということで、昨日こちらにやってきました。
会議の後、会場のホテルに迎えにいって、
そのあと一緒にご飯を食べて、車であちこち
まわりながら、話をしました。


彼だけ、ということではないのですが、
最近同年輩の友達と話していると、たいていが
お互いの親の話になるんですよね。

彼のオヤジさんは、彼がまだ20代だったころに
亡くなったのですが、オフクロさんは、今年81歳に
なるのだとか。

認知症が進んだのと、一緒に暮らしていた弟さんが
心筋梗塞になり、一命はとりとめたものの、もともと
あった持病と心筋梗塞が複雑に影響しあった結果、寝たきり状態
になってしまっのだそうです。

それでオフクロさんの面倒を見ることが
できなくなった、とかで、オフクロさんは今は
施設に入ってもらっているのだ、
という話でした。

どれくらいの分かるの? と聞いたら
俺のことを自分の家族やとは分かってんねんけど、
名前が出て来ぃへんねん、とのことでした。


彼のオフクロさんは、自分が生まれたところに帰ることが
できないのです。

なぜならば北方領土の色丹島の生まれだから。


そして彼のオフクロさんは、色丹島で小学校の2年まで
過ごしたのだそうです。その時にソ連軍が攻め込んできて
自分の住まいも生活も奪われてしまうことになったのでした。

その後、オフクロさん一家は東京に出てきて、
東京で結婚し、彼のオヤジさんの仕事の関係で
大阪に引っ越して、そこで彼が生まれたのだ、と聞いています。

そういうことで、大阪市内に彼の実家があります。
ただ彼は結婚した今は三重に住んでいて、大阪に通勤しています。

三重県でも名張とか青山町の辺は「大阪府三重県民」という
言葉があるくらいで、大阪へ通勤する人が多いんですよね。
近鉄もそういう大阪への通勤通学の宅地開発を意図して
桔梗が丘とかの、住宅開発をしたのですし。

目下その大阪の実家は空家。
いずれは処分せんとあかんのやけどねぇ、、
ということでした。

そして、後、10年間ぐらいのお互いの
生活について、それぞれ話をしました。
自分の問題だけでもいろいろとあるのに
家の片付けとか、家の仕舞いの話とか。
これから先のことについては問題山積です。

やれやれ、やなぁ、、。
このところ、同年代の友達に会うと、
こういう話ばかりです。


やれやれと言えば、
彼の仕事場にくるクレーマーの話をしてくれました。

性別はどうなん? どっちが多いん?
と聞いたら、彼の仕事場での場合は、
100パーセント男性であって、女性は皆無なのだとか。

彼はその職場では統括の立場の人間なのですが、
おっさんのクレーマーっていうのは、最初から
漫才の人生幸朗さんのように、
「責任者出てこい」なんだとか。
受付係りなんて関係ない、とか言って、
責任者を出せ、って言う人が多い、とのこと。

で、どうすんの? と聞いたら
「お役目やし、会って話聞くよ。
でもな、そうしてたら、その人、よりいっそう激高して、
今度は、最高責任者出せ、って言うねん。」
「うわー、そりゃ大変やね。でも、それでどうするの?」
「その人そない言わはってるし、つなぐよ、それで
最高責任者に振ったんねん。 なんや、言いたいことがある、
言うて、来てはる人がおりますよって、会ってあげてくださいとか言うて」
「そらそうせんとあかんわな」
「後から(最高責任者から)お前んところでなんとかせぃ、とか
文句来るけど、そんなん知らんわ」
というような話をしてくれました。

どんなクレームが来るの? と聞いみました。
明らかに彼の仕事場の対応に問題とかミスがあったからなのか、
と尋ねたら、そういうのも確かにあって、それは本当に申し訳ない、
と思うのだけどそれはごく少数なのだ、ということでした。

その人だけしか通用しないような強引な論理で
ねじ込んできて、しかも、ものすごく高圧的な態度で、
一方的にワーワーとまくし立てるのが多い、とのこと。

そういえば前に図書館に行った時、
新聞のことで、係りの人にワーワーと言っている人が
いましたよ。
聞きたくもなかったですが、聞こえてきたのですが、

ドイツの新聞「フランクフルターアルゲマイネ」が
図書館で講読できるようになっていないのがけしからん、とか。

図書館の人が、フランクフルターアルゲマイネは、
利用度からいって、このタイトルの新聞を常時読む人は
少ないので、予算も削減されている折柄、購読していません。
その新聞は、近くだったら××大学の附属図書館で
講読していますので、そちらに行ってください、とか、
ウェブでも見られると思うので、そちらでご覧になったら
いかがでしょうか、と代替案の提示をしていましたが、
その人は、「ここで見たいんじゃ」とか、
「なんで買えんのじゃ。もう税金払わんぞ」とか、
聞いていると飛躍しまくりの論理で、しかも高飛車な口調でした。

図書館の人を自分の使用人のようにしか思っていない感じで、、。
年齢からして60代後半か70代の男の人でした。
いますねぇ、こういう人って、、。

それで
「どういうタイプの人がクレーマーで多いの? 」と
聞いてみたら、「現役で働いているときは、
大企業の偉いさんだった人とか、後、公務員で
退職した人が多いで」ということでした。投書なんかでは
上から目線で、匿名で、言うてくる人もいてるし、、
今の状態にかつての自分を重ねてしまうんやろね」
ということでした。 

今日、たまたまうちの仕事場の心理学の専門の人に、そんなクレーマーの
心理について聞いてみたら、

そういうクレームをつけてくる人というのは
その人(謙介の友達)の仕事場のありようが問題ではないのだという
ことでした。 謙介もたぶんそうだろうと思いました。

対応や商品に落ち度があるのではなくて、
そもそもが最初から文句をどこかにぶつけたいのだと。

でも、そのぶつけるにあたっては、
一応それなりに理由をつけないといけないので、
自分勝手な論理を持ち出してきて、
自己正当化したようなことを言うんだよね、
ということでした。
そんなふうなんでしょうね。

だけど、どうしてそういうふうに文句を言ってくるの?
って聞いてみたら、、

クレームをつけてくる人って、
その人の中にいつも自分の人生は思い通りにならない、
それが非常に腹立たしい、ということを強く強く思っているのだと。

自分はこーんなに不幸なのに他人は楽しそうだ、と
そんなふうな内面の問題を
その人自身がいつもたえず抱えていると。

そしてそういう内面の問題を抱えた人は、
自分は正しい! 自分は正しい! と強硬に言い募りつつ
実際のところはその晴らすことのできない
自分の内面の問題を違う方向とか弱い立場の人にぶつけて、
単に恨みを解消しているのだということでした。

やれやれなんや暗い話ばっかりやなぁ。
なんか、パーッと派手な話はないのかいなぁ、と
言ったら、「連れに九股かけてたヤツがいてるで」と彼が言いました。
「あ、知ってる。〇カダやろ。ネットに出てたやん」
謙介もその記事見たことがありました。
でもほんまかいな、と思ったのも事実なんですけど、、。

「しかし、マメやなぁ。あいつ。オレ、そんな元気あらへんで」
「あはははは」

やはり歳が近いと話題も似ているから、振ってくる
話題にしても、「わかるわかる」っていう感じがしますね。

さんざん話した後で、彼をホテルまで送って行って
「またな。元気で!」と別れました。
久しぶりにいろいろな話ができて楽しかった晩でした。


(と、いうことで今日聴いた音楽は、平井堅の 『桔梗が丘』 
でございます。) 

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