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15. 10. 05

南山城の古寺へ(その1)

ということで、2日・3日と遅めの夏休みで
友達2人と計3人で京都に行っておりました。


今回は友達に運転をお願いして
謙介は助手席でナビゲーション係をしていたので、
写真もしっかり撮れました。

まぁいまどきの車ですしナビもついていて
さらにはスマホでカーナビのアプリを
ダウンロードしていて
スマホをエアコンの吹き出し口のところに
取り付けて、ナビに従って運転ということもできるのです。

しかしナビが指示する道が最短距離とは限らないですし、
こっちの道を行った方がいい、ということは
ナビより人間の経験のほうが良かったりするので
とりあえず、助手席に座って右へ行けの
左へ行けの、という係りをすることにしました。
実際ナビ通りに走ったことなんて今回の旅行で1回しか
なかったんですけどね。

今回の旅行は友達が一度自分の車で京都に行きたい、
ということで、仲のいい友達同士で行くことになったのでした。


この車で行ったのです。
ええ。どいつの「ばいえるんもーたー」の車なのでございます。
Togiruchadonncha

謙介、運転席の速度計を見て驚愕いたしました。
「さ、さんびゃくきろまで目盛がついている!」 
と思わず言ってしまいました。

「何キロまで出したことがあるん? 」
と聞いたら、「220くらいまではね」

ひえええええ。

そうなんです。彼はハンドルを握ったら
性格が変わるのです。

「穏やかに走ってね」と一応言っておきました。
彼も一応、「まじめに走るわ」というお答えでした。
(まぁそんな言葉信じていなかったのは言うまでもありません)

朝6時に出発です。

爆弾低気圧が通り過ぎる時間が
夜中になるのか、
早朝になるのかで、結構気をもんだのですが
結果的に低気圧は夜中に通過していったので
出発時にはうす曇り、くらいでした。
強風が吹いていたら、本州へ渡る橋が通行止めになって
困るなぁ、と思ったのですが、強風でもなく
穏やかな風で、安心したのでした。

途中、淡路島のSAで休憩して
明石海峡大橋を渡りました。
「まじめに走るわ」と言った本人、
車はほかの車をびゅんびゅん抜いていきます。

はるか向こうにいた車がどんどん近づいてくるやいなや
ひゅん、と言って後ろに去っていくのです。
ちらっと速度計をのぞきこんだら、160キロとか、、。


どいつのこの車が、とても能力のすごい車、ということは
分かったのですが困ったことがありました。

革張りのシートだったのですが、
1時間ほど乗っていたら腰が痛くなってきたのです。

途中でシートを倒してみたりいろいろとポジションを
変えてみたのですが、それでもだめでした。

腰痛持ちなので、
自分の車には腰痛防止シートという椅子を
車に設置しています。
このレカロ社のシートはすごいです。
3時間くらい乗っていても
全く腰が痛くならないのです。


おそらくはこの「ばいえるんじどうしゃ」の椅子、
革張りですし、どいつの会社の人が
人間工学的にデザインしたであろうというのは
想像に難くないのですが、1時間も座っていると
腰が痛くなってしまいました。

うーん。うーん。運転は怖いが早く着いてくれぃ。

まぁそういっているうちにも車はどんどん走ります。
垂水ジャンクションから第二神明を通って神戸市内へ。

そこから阪神高速で大阪市内を突っ切った後、
阪奈道路を経て奈良市内に入りました。

淡路島で途中休憩を30分ほどしましたし、
神戸市内と大阪の中心部、
阿波座のところで渋滞もあったのですが
結局のところ奈良まで3時間ほどで到着したのでした。

奈良は平城宮跡の南側を走ってイトーヨーカ○のところを
右折します。

平城宮の建物を見ていると
むかむかと腹が立ってくるので
いつも見ないようにしています。

あの平城宮の大極殿の建物、
考証だって本当にいい加減です。

奈良でシルクロード博があったので
それに間に合わせたいがために
無理やり作ったのです。

もう何度も言いましたが、
学問的にあの時代の建築様式なんて
まだ十分に解明されたわけではありません。

なのにあんなもの建てていいのか、
といつも思います。


分からなければ石の基壇だけで
いいではありませんか。

学問的な良心をないがしろにして
いい加減なものを建てて。
あれこそ税金の無駄遣いの
最たるものだと思います。


奈良の佐保路のあたり、何度も行きましたし
好きな場所ですので
いろいろと見たいところもあるのですが、
今回はパスして奈良から北に行きます。

奈良市内から10分もかからなくて木津に来ました。
ここから脇道に入ります。

行政区画で言えば、木津は奈良ではなくてもう京都府なのです。

山道をうねうねと走って到着したのが
浄瑠璃寺です。

Jyoruriji1


今回の旅は、南山城の古いお寺をめぐる、
というのがテーマの旅です。


京都府の南部のことを「山城」(やましろ)
と言いますが、もとの表記は「山背」でした。

奈良が中心地であって、その背後にある場所なので
「山背」と書いていました。やがて奈良が都でなくなり、
中心地も変わったことでその「背」の字が「城」の字に
なりました。

今回まわるお寺は、いずれも京都府のお寺では
あるのですが、ガイドブックなどを見ると
奈良のお寺の中で案内されていたりします。


いずれのお寺も行きたかったお寺だったのですが、
京都からも奈良からも離れているので
いつもまた今度、ということで
行くことができていなかったのです。

それで今回、友達と3人で京都に行こうと
という機会ができましたので、行くことにしたのでした。

ここへきて、それまでくもり空だったのが
急速に雲が流れ去って、青空が見えてきました。


池の周囲に出ました。
静かなたたずまいです。

Jyoruriji2


本堂に入ってみます。
このお寺は、9体の阿弥陀如来がおまつりしてあるので
「九体寺」とも呼ばれています。
このお寺はその阿弥陀様と、吉祥天の像が有名です。
ちょうど10月1日から、その吉祥天の公開が始まって
いたので、お姿を拝見することができました。

学部の3回生の時、ゼミで1年間『日本霊異記』を
読んでいったのですが、その中に「吉祥悔過会」
(きちじょうけかえ)のことが出てきました。
これは吉祥天をおまつりし、
過去の罪障を悔い改めるとともに、
国家の繁栄や国民の幸せや五穀豊穰などを祈願した
儀式でした。


お堂の中はわれわれ以外に拝観者もおらず
静かで落ち着いていました。
ようやっと機会を得てここに来ることができたこと、
本当にうれしかったです。

境内は大きな池を中心に西側に本堂があり、
東側には小高い丘があって
その上に三重の塔が建っています。


Jyoruriji3


その池を回りながら景色を見ていると
一歩一歩歩くたびに風景が変化を
していって、本当に見飽きません。
高松の栗林公園ほど精緻に管理された
お庭ではないのですが、本当にきれいな
ところでした。

このお寺は、ぎりぎり奈良県と京都府の境で
京都なのですが、ここから400メートル南に行くと
奈良市で、今、そこに奈良市がごみの清掃工場を
建てようとしているのだそうです。


どこの市町村もごみの処分場は
隣の市町村との境界付近に持って
こようとすることが多いのですが、、、

くわえてそのごみ焼却の施設設置の場所には
中世にあった寺院の遺跡の跡で、そこにゴミ処理
の清掃工場を建てる、ということは遺跡を壊して
しまいます。美観ということもありますし、環境問題もあって
反対運動が起きているとのことでした。

門前では柿が色づきはじめていましたよ。


Jyoruriji4


(先週の木曜日 車の移動の中で、ラジオのFM放送で
ベルナルト・ハイティンク指揮のロンドン交響楽団、
ブラームスの交響曲1番を聴きました。 途中から聴いたの
ですが、本当にみずみずしく若々しい演奏で、、。
86歳のじいちゃんが指揮したとは思えないものでした。
あの演奏は本当に良かったです。)

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Comments

その後の腰の具合はどうなんですか?
痛みはおさまりました?
高級車でも腰がいたくなるソファーの車ってありますよね。腰もちだととくに…。
300キロださなくてよかったです。笑。
お友達に、「そんなに死に急がなくても」って話しておいてくださいな。笑。
安全運転が一番です♪

Posted by: | 15. 10. 06 at 오전 9:41

すみません、コメントに名前入れるの忘れたかも…もしかしたら、コメントされてないですか?

Posted by: holly | 15. 10. 06 at 오전 9:43

---hollyさん
いえいえちゃんとコメントされております。
いつもお読みくださって、
ありがとうございます。
おかげさまで、2日間だけの椅子だったので
今は腰痛を感じることはありません。
腰痛って、整形外科に行っても
病気ではありません、とか言われて
放置です。でも腰の痛いのは事実で、
それを改善して欲しいがために病院に
行ってるんですけどね。その辺
患者の思いと医学的な見地では
相いれないのかなぁ、と思います。
しかし、日本の道路なんて、100キロ
近辺までしか出す場所がないのに
300キロって、、ねぇ。
三重県の鈴鹿でも行って走ってくれ、って
思いますです。

Posted by: 謙介 | 15. 10. 06 at 오전 11:40

こんばんは.一度だけ浄瑠璃寺に
行ったことがあります.奈良から
バスで,一人で行きました.

そのときも,木材を切る音か何かで
騒がしかったんですが,処理場が
できたら,車の往来も増えて,
騒がしくなるんですかね.

静かなところで仏像を眺めたい
ものです.

ハイティンク,ご活躍ですね.
というか,上野に来てたんですね.
1日にラジオで流れたのはそのときの
演奏のようです.来月1日には
NHKで映像が流れるそうです.
http://www.kajimotomusic.com/jp/news/k=2300/

Posted by: ともぞう | 15. 10. 10 at 오후 7:14

---ともぞうさん
車の出入りということはおそらく奈良市側だけになるのでしょうが、ごみを処理する煙が
出るわけですし、文化遺産である廃寺の遺跡を壊して、ということをポスターでは書いてありました。どこの自治体もごみ問題は
深刻なところがありますが、奈良なんかは
持っていくところが限られますし、なかなか
難しいのだろうな、とは思います。
ですが、あからさまに市の境界近くにしないでもいいんじゃないか、とも思います。
 ハインティンク、正直に言いますと、もう亡くなったと思っていました。(ごめんなさい) この活躍を見たら小澤さんなんか、まだまだいける、とか思ってしまいます。

Posted by: 謙介 | 15. 10. 11 at 오전 9:20

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