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15. 10. 16

図書館をどう考えるのか

けふはしごとがへりにゑちごやにいきました。

Echigoya

もうお歳暮のコーナーがあって、、驚愕しました。
お昼に郵便局に行ったら、年賀はがきの予約してね、
とか頼まれたし、、。 四国なんて昼間は25度台まで
気温があがるので、半袖の人も結構います。
謙介に年賀はがきの予約してね、といった局員の人の
制服だって半袖でしたし。


そんな中でお歳暮だの年賀はがきだのと
言われても全然実感がありません。


           ×      ×


話は変わって、
蔦○に運営をまかせていた図書館のお粗末ぶりの
顛末、ここでも前に取り上げました。

聞いたら図書資料の分類もめちゃくちゃだったみたいです。

旧約聖書の「出エジプト記」とか
三島由紀夫の『金閣寺』が地理のところにあったとか。


聞くところによると、
分類については人間が行わなくて、コンピュータに
させたとのこと。

書名中に「エジプト」とか
「金閣寺」とあったから、パソコンの分類ソフトは
旅のガイドブックかと判断して
地理のところ、と指示した、ということなのでしょう。

人間の図書館司書がやっていたら
こんなミスはなかったはずです。

図書の分類ですが、大学の図書館のように
専門的な資料を扱う図書館だと、
その図書館独自の分類を
しているところも確かにありはします。

ですが、公共図書館だと、NDC(日本十進分類)という
本の分類の方法を基本に、分類している図書館が
多いと思います。

ここにその日本十進分類の最新版 新訂10版があります。
Ndc1


この版は
去年の8月に出たものです。

出エジプト記であれば、
190がキリスト教で、193が聖書、193.1が旧約聖書
と分類をしていって
出エジプト記は、193.212 という分類ですね。

Ndc2


三島さんの金閣寺だったら、 913.6  明治以降の日本の小説
というところに分類されます。

公共図書館によったら、193.212というような
細かい分類までしないで、
単に190で「キリスト教」という分類で止めておくか、
もっとおおざっぱに「1」として哲学・宗教という分類で
置くかもしれません。

三島さんの小説だって「910」(日本文学)もしくは「9」(文学)で
分類しているでしょう。

それが地理のところにあった、ということは
913.6ではなくて、291のところにあった、という
ことですね。

文学のところではなくて地理だった、
なんてもうおはなしになりません。

どうしてこんなことが起こったのか、と言えば、
パソコンの図書分類なんてそういう判断は
まだまだ十分にできないのだから、
後から必ず専門の人間が確認する
必要があるのに、それをしなかった。

図書の分類なんて、図書館の基本中の基本
なのに、その部分ですら手を抜いていた、
ということですねぇ。
安かろう悪かろうの見本みたいな対応です。
最初から経費はかかるだろうけど司書さんに
してもらっていれば、こんな不細工なことには
ならなかったでしょう。

図書資料の分類の問題というのは
ある意味枝葉末節の問題でしょうが、
本質的なことを言えば、

今回起こったずさんな民間委託の図書館の問題は
結局のところ、設置者の市町村が
図書館についてどう考えているのか、
というところに行きつくように思います。

設置主体者が図書館なんて、単なる
本の貸し出し施設でいいじゃないか程度の考えなのであれば、
「その程度」の図書館になってしまうのでしょう。

加えてその民間委託を受けたCCCの高橋館長が
とんでもないことを言っています。

「武雄市図書館の時、僕たちはド素人でした。」

ド素人なのに委託業務に手を挙げてよかったのか?
ド素人が専門的なノウハウの必要な図書館運営なんて
したらいけないのではないの?

といくらでもクエスチョンマークのついたことばが思い浮かびますし、

そして、そんな言い方は
武雄市の図書館利用者に対してあまりに失礼ではないか
と思うのは謙介だけですかね。

やれやれ。

おしゃれな内装で、ラウンジのようなものが
あって、雑誌のグラビアにでも出てきそうな
デザインの図書館にしました。
でも資料の分類はめちゃくちゃ、本がとこに
あるのかわからない。司書なんて雇っていないから
資料の相談にカウンターに行っても
「申し訳ございませんが、分からないのでございますぅ」と、
お返事の言葉は丁寧ですが、何の役にも立たない。


そもそもがその街に住む人が図書館で
どういうことをしているのか、ということを、市政の担当者は
きちんと調べてみたことがあるのでしょうか。

それに加えて市役所の政策を判断して、
実施を行うセクションの責任者って、
実際にその街の図書館を使ったことって
あるんですかね。


自分の街の図書館って
こういう施設だったらいいのに、とか
こんな図書館を作りたい、という
願いも考えもないから、本当に市民に役立つ
図書館っていうのは、こういうものだ、
という見識も持てない。
見識がないものだから、外見に走ってしまって
写真映りのいいよその図書館を見て、こういうのがいい、
って言ってしまうのかなぁ、って思います。

そして全面的に素人と本人たちが豪語するような委託業者に
放り任せることになった。その結果がこういうことになった、
ということなのでしょう。

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