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15. 10. 26

パイプオルガン演奏会

今年の春3月のこと。

別のセクションの方が突然来られて、、
何だろうと思ったら、
内の仕事場で毎年秋にコンサートをしているのだけど
来年度(つまりは今年の4月)から、
その実行委員を引き受けてもらえないか、
ということでした。

うちの仕事場にはパイプオルガンがあります。
楽器の中で一番大きな楽器だと思います。(たぶん)

コントラバスが大きい、といったって、何とか自分で
運搬が可能ですが、パイプオルガンは、、(笑)
ちょっと無理。


毎年、ヨーロッパからパイプオルガニストを招聘して
演奏会を開いているのです。
去年はドイツ人、一昨年はスペイン人、
今年はフランス人の方だそうです。


委員は全員で8人で、それぞれ分担して
広報やら折衝やら必要品の購入やらをするのだ
ということでした。もっとも演奏会の直前3日間は
演奏会の準備をしたり、表示づくり、会場設営と
いうような作業を全員で行うということのようです

コンサートっていうものが、どういう流れで開催するのか
ということについては、自分自身も毎年第九の
コンサートに参加してきましたし、運営にも携わって
いた時期もありましたから、まぁ何とかなるだろう、
という気もしました。

そういうことで、自分でよければ、ということで
お引き受けすることにしました。

謙介の担当は広報だったので、
知りあいの放送局のディレクターにチラシを送って
ローカルニュースのお知らせで取り上げてもらったり。
新聞社とか出版社やそのほか
(前任者から引き継いだ名簿を見ながら)
あちこちに電話をかけてポスターを貼ってもらったり
チラシを送ったりしていました。

これがうちの仕事場にあるオルガンです。

Img_9749
鍵盤は2階のバルコニーみたいになっている場所に
あります。
3段の手用の鍵盤と、同じく3段の足用のペダル鍵盤
があります。

このパイプオルガンの製作には3年。
設置工事だけで5か月かかったそうです。

このオルガンのある建物は、最初から
パイプオルガンの設置を計画に入れて
設計されたとのこと。平均残響は2.4秒。

下に2つスクリーンがありますが
これは右側のスクリーンにオルガニストの手元を映し
左側のスクリーンにオルガニストの足元を映すようにしている
スクリーンです。


一番大きな管で直径が35センチの長さ5メートル。
一番小さな管で直径が3ミリの長さ8ミリ。

このオルガンは合計で2591本の管からなっています。
製作は須藤さんとおっしゃる日本人の方が
製作しました。


演奏曲目は
ルイ・マルシャンの第一旋法によるオルガン組曲
ヨハン・セバスチャン・バッハのトッカータとフーガニ短調
同じくバッハのいと高きところにいます神にのみ栄光あれ
セザール・フランクの3つのコラール
オリビエ・メシアンの主の降誕より『神はわれらのうちに』
という曲目でした。


フランスの方なので、フランスの曲で
統一したかった(アンコールは別として)のですが
毎年、アンケートをするとやはり「トッカータとフーガ」か
「主よ人の望みの喜びよ」はどうしてもやって欲しい
というリクエストが多くて、この2曲のどちらかは
必ず入れる、とのことでした。

後、アンコールとして、なじみのある日本の曲を2曲。
今年は『花は咲く』と『ふるさと』。

なじみのある日本の曲、ということで、事前に候補の曲を
実行委員で相談しました。謙介は多分希望が多いのでは
と思って「花は咲く」を入れたらどうでしょう、と推した
のですが、それが演奏されて、ちょっとうれしかったです。

今回のオルガニストは、パリの大学で
即興演奏の指導もされていらっしゃる、ということなんですが、
フランス風の「花は咲く」は、ははぁ、やっぱりフランス人が
味付けしたらこうなるのね、という感じではありました。

ところどころ花は咲くの旋律がモチーフのように
出てきたりするのですが、全く別の宗教曲みたいで、、。
何せ受付にいましたから、ちらちらとしか
聴けず、、後から録画録音した音源をDVDにしてもらえる
というので、それで全曲聴くことになります。

それから聴きに来る人ですが
大体毎年観客数は650前後なんですよ、
ということでした。

それがお天気が良かったせいもありまして、、
932名の方に来ていただきました。

演奏者のフランス人の方も
気難しい人だったらどうしよう、とか思ったのですが
日本にとても興味があったとのことで、
四国のこんな田舎のことまで事前にいろいろと調べてこられていて、
最初に日本語であいさつはなさるわ、
のんびりとした日本の田舎を気にいってくださった
みたいで、満足していらっしゃったのが
こちらにも伝わってきてとてもうれしかったです。

謙介、リハーサル・当日と茶菓接待担当係もしていたの
でしたが、粗相がなくてこちらも一安心でした。


半年前から広報の分担、
曲目の選定、構成、と決めてきて
直前では準備の分担、当日のそれぞれの担当、
とバタバタ走り回りました。 みんな本来の業務との
かけ持ちなので、委員会の会議も夕方6時を過ぎての
開催で、しんどかった、のが本音です。
会議も遅いときは9時ごろまでやって、
終わって帰ったら10時になっていた、ということも
ありました。


それでも事故もなく、開催できて本当に良かった、と
ホッとしています。

特に本番の日は、謙介は受付の責任者だったので
坐る暇もなく、ずーっと立ちっぱなしでした。

その間も新聞社が取材に来た、と言っては
現場でお願いをし、小さい子を連れたおかあさんの席の
案内、と言っては走り、、、。

演奏会が終わって聴きに来られていた方が、みなさん出られた後は
ため息が出て、椅子に座りこんでしまいました。

その後は片づけでまた走り回りました。

後、アンケート集計とか、反省会が
残っていますが、これはまぁおまけのようなものですが、、。

今度は再来週に自分の音楽会があるので
こっちをがんばりまーす。

(今日聴いた音楽 ↑の演奏の中から
 「花は咲く」の旋律による即興曲)

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Comments

きっと、このパイプオルガン、すばらしい音をかなでるのでしょうね。
この日記で綺麗な音楽が聞きたくなりました
本日は、部屋で綺麗なクラシック音楽で僕は癒されたいと思います♪

Posted by: holly | 15. 11. 03 at 오후 1:12

---hollyさん
それが何せ実行委員で受付を担当していましたから、本番は演奏を全然聴くことが
できませんでした。(涙)いろいろな方が
来られるので、その対応をしていて
気がついたら、ホールで拍手が鳴っていて
お客さんがドッと出てこられたのです。
ただ、ホールへのドア越しにトッカータと
フーガとかが聞こえてきたので、
それを聞くことはできました。
パイプオルガンって、オルガンなんだから
鍵盤押したら音が出るわけですし、
誰が弾いたって同じじゃないの、という人も
いますが、全然そんなことはなくて
本当に繊細な楽器で、弾き手によって全く異なる音色が出ます。今回の演奏者は、
繊細なタッチで、今まで聴いたのとは
全く違った音色でした。(リハーサルの
時に少し聴きました。) また、来年。
今度はもうちょっと聴く時間があったら
良いなぁ、と思いました。

Posted by: 謙介 | 15. 11. 03 at 오후 6:26

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