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15. 07. 29

本当に分かっているんですかね

毎年のことですが、
この時期謙介のこのブログ
アクセス数が一気にどーんと増えます。

7月のこの時期はまだ多少増えたなぁ、くらいですが
8月に入ると、日々どんどん増えていって、、
8月3週目なんてすごいことになります。

どうしてか、と言えば、読書感想文の書き方
でうちのブログに来る人がどんと増加するようなのですよ。

毎年、、毎年、、

読書感想文なんて、夏休みの宿題にするの
止めてしまえ、って思うのですが、、、。

だって、感想文を書くのを前提に本を読むのなんて
楽しんで本を読めないじゃないですか。

それに感想文本来の書き方でもありませんし。


で、しかも、検索ワードで多いのが
「ファーブル昆虫記・読書感想文」というものです。

どういう理由で、ファーブル昆虫記なのでしょうか?
謙介、その理由を聞いてみたいのです。

先生がファーブル昆虫記を読んで、読書感想文を書け
と指示したのか?

それとも生徒本人が、ファーブル昆虫記で書きたい、
と希望したのか?

その辺は謎ですが。


ファーブル昆虫記って、岩波文庫で10分冊になっています。
とにかく長い。

文章だって結構難しい。
たとえばこんなふう

 このように戦慄や痙攣や統一のない運動をやっていても
 いけにえはそれを食むべき幼虫に加害力のないことに
 変わりはない。 私はあなばちの巣穴から、最初の半
 麻睡の時と同じ力で暴れるきりぎりすもどきを幾匹か
 引き出したことがある。

      ファーブル昆虫記1 山田吉彦 林達夫訳 岩波文庫版
      P171から引用

ファーブルさんの文章、本当に素晴らしいと思います。
彼自身が昆虫が大好きで大好きで
その魅力を他人に伝えずにはいられない、
という情熱がこの作品にあふれ出ているところが
すごくいいですね。
そういうところがファーブルさんの文章の魅力だと思いますし
読んだ人にもその情熱が伝わっていくのだと思います。


でも、ちょっと小中学生にはまだちょっと歯が立たない
文章じゃないかなぁ。 難しい言葉がどんどん出てくるし。
まぁ高校生だったら大丈夫でしょうけれども。


うちの仕事場のアルバイト学生と
この間夏休みの宿題の話をしていたのですが、
その学生さん、俳句が大嫌い、と言っていました。


夏休みの宿題で俳句を何句も作らされてきた、
というのです。

そんなことするから俳句が大嫌い、という学生や
生徒を作るのだと思います。

本当に俳句も読書もそうですが、

宿題で俳句を作れだの、感想文を書けと言われるような
課題がらみで作品を読めだの作れだのと言われるのくらい
うっとうしいことはありません。

ただ単に好きでそれをする、でいいではありませんか。


たまたまここで正岡子規が生まれたから、
その町に住む生徒はみんな宿題で
俳句を作らなければならない、
って、正直かわいそうだ、って思います。

子規さんはご自身が好きで情熱を傾けたのでしょうから
それでいいのでしょうけれど、俳句を作るのが
苦手とか嫌いな人だって一方にはいると思います。

そんなふうに
最悪の出会い方をするのでは、、本当にあとあと
全然違った反応になってくると思うんですけどねぇ。


今日はもうひとつ。


月曜日は遅番の出勤の日だったのです。
(遅めに出勤して、その分勤務終了が遅い日)

朝、9時に出勤していて、通勤の車の中で
ラジオのスイッチをつけたら
「夏休み子ども科学電話相談室」をやっていたので
何気なくそれを聞いていたのですが、、、。


謙介、そのやり取りを聞いていて、
ふと疑問におもったことがありまして、、。


相談をしてくるのは、下は4歳くらいから
上は小学校の6年生くらいまでなのです。

相談に乗ってくれる先生、4つとか5つの子どもに
ものすごく難しい言葉を使っているんですよ。

生命体とか。


もうちょっと子どもの発達段階に応じた
分かりやすい表現ってできないのか?
って思いました。

そのうえ、ましてや、電話です。
先生と子どもが対面していて、
目の前で先生が絵や図を書きながら、
というわけにはいきません。

でも電話の向こうからは平気で
難しい言葉がどんどん聞こえてきます。
あれって、子どもは本当に理解できているのでしょうか?


ラジオで聞いているいい年したオッサンだってわからない
専門用語が出てきてたのに、、、。


語学では、
電話を通して、言葉だけで自分の言いたいこと、
相手の言いたいことを理解しながら話ができる、
というのは相当高度な
言語の習得能力を必要とします。

先生は一応は「分かる? 」と聞いていて
相談者の子どもも「分かる」と答えているのですが、、。

先生は言うことだけ言って、分かった? って聞いて
適当に子どもが「分かった」って言ってるんじゃないか、とか。


謙介はその子に聞いてみたいなぁ、と思いました。
「本当に分かったの? せんせいのおはなし」って。

もしかして、
先生のほうは言ってる内容が「分かった? 」って聞いて
いるはずなんだけれども、
子どものほうは
電話から聞こえてくるのは日本語だから、
その日本語は分かる、って言ってるんじゃないのか。
と謙介は聞いていて思ったのですけどね。

先生と相談者の子どもの「分かる」に
ずれがあるように思えて仕方ありませんでした。

だってホントに子どもに理解してもらおうとしたら
大変ですよ。


それとも子ども科学電話相談に
わざわざ電話するような子どもさんは
利発でかしこい子たちでしょうから、
それくらいのことは理解できる、ということ
なのでしょうか。

科学電話相談の内容より、
子どもの発する言葉のほうに注意が行って
しまった謙介さんなのでありました。

(今日聴いた音楽 あたいの夏休み
 中島みゆき 歌 さまばーけーしょん
 なつひーるがえれー っと。
 あーあ、なんもない夏休みだ。)


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Comments

 子供どころか,高校生にも言葉で説明して理解してもらうのが難しいなあ・・・と痛感する,今日この頃(苦笑)

 というか,電話相談のお子様って,本当の本当にお子様なんでしょうか??? 番組用に大人が声を変えて・・・(苦笑)

Posted by: Ikuno Hiroshi | 15. 07. 30 at 오전 12:49

---Ikuno Hiroshiさん
たぶん、子どもでしょうけれども、、、ねぇ。(笑) でも、ですよ。とうの立ったおっさんでさえ、分かんないのに、、本当のところはどの程度の理解なんでしょうかね。こないだ大学生のバイトの子に、言い方3回くらい変えてようやっと理解してもらえました。高校生でも、、難しい、、本当にそうだと思います。

Posted by: 謙介 | 15. 07. 30 at 오후 10:56

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