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15. 03. 16

日本語の練習

謙介にリアルで会った方によく言われるのは
「きちんとした標準語でお話をされるのですね」
ということです。

というのも、外国人に日本語を教える、
という仕事をしていましたから、その前提として
標準語での発話もきちんと練習したんですよ。


そのために国立国語研究○が開催していた
外国人に日本語を教えるスタッフのための研修会が
ありまして、それに通って勉強していました。


この講習会では日本語の語彙、音声構造、
表記、発音(アクセント)までをそれぞれ日本を
代表するような先生について講義を受ける
というものでした。

それからアナウンサーの方に日本語の正しい発音、
イントネーションを習う、ということもしました。


たとえば関西の方言には「ガ行鼻濁音」というものが
ありません。

以前は関東はちゃんとガ行鼻濁音の発音で
話をしていたのですが、
最近はいろいろな地方の人が入ってきますから
東京に行っていろいろなところで人の話を聞いていても
あまりガ行鼻濁音がちゃんとできているケースを
聞くことが少なくなってきました。

ですが、謙介の習ったころは標準語においては
ガ行鼻濁音をきちんと発音する、
とありましたので、この発音の練習もしました。

「花が咲きました」という場合、主語の助詞の「が」
は若干「んが」に近い軽い「ん」を入れて
「はながさきました」と言わないといけないのですが、、。
西の人間はそういう発音がありませんから
意識しないとそれがやはりできないのです。
今はそこまで意識してやってはいませんが。


言葉は生き物でどんどん変化をします。

国文学科の学生だった時に国語学の先生から
出版されて5年も経つような辞書を使うな
と言われたことがありました。

他の学部学科はともかく国文科の学生は
新しい辞書を使え、ということは何度も注意されました。

それからウン十年たった現在も
謙介は仕事で文章の校正をしています。

仮名遣いとか常用漢字とか何年かに一度
変更がありますから、それにあわせて辞書も改訂があります。
やはり文章を見る仕事をしていると
たえず新しい辞書を見ておく必要があるのです。

そういうふうに日本語もどんどん変化をするので
図書館でも辞書はどんなに高価な辞書でも
「消耗品」扱いのところが多いですね。

変わると言えば言葉のアクセントもそうですね。
以前の標準語のアクセントの基準は東京の山の手の
言葉だったのですが、
今では関東周辺の言葉も含むようになってきています。
特に北関東のアクセントがどんどん入ってきています。

たとえばドラマです。 以前はド・ラマ だったのですが、
今は同じ音の高さでドラマというふうになってきました。
なんだかあの最近の言い方の「ドラマ」って謙介
違和感があるんですよね。
以前を知ってて、比較しようとするからかもしれませんが。


ドラマに限らず
気がつくとそういう北関東の平板アクセントが
放送で聞く言葉の中にずいぶん入ってきているなぁ、と思います。
交通の発達によって埼玉とか栃木が通勤圏通学圏になった結果
そうした地域の人の言葉が東京で聞かれるようになって
それが一般化した結果、という分析です。


言葉というのも時期によってずいぶんと変化をしますから
そういう時期時期の変化のあらわれなのでしょう。

そういうふうに言葉は刻々と変化をしていますし
謙介自身も前に習ってから、ずいぶん時間が経ったので
ずいぶんといい加減になってきている部分も
あります。

それでまぁこの辺でもう一度復習をしなくては
と考えました。

ということで、謙介、正しい日本語の発音も含めて
ご指導を受けることになりました。

先生はこの方。
Kagamisachiko


元NH○のアナウンサーの加賀○幸子さんです。

今回の講習でいろいろ学んだのですが
発音というのも大切なのですが、
間の取り方についてやはりご指導がありました。
同じことを言っても相手に伝わる、伝わらない、
ということがありますね。
そういうことを中心に声に出してやってみます。

放送局のアナウンサーじゃないのですから
限られた時間の中にここまで言わないといけない、
ということはないのです。間を取るところは取って
読めばいいのですね。

でも、途中でレッスンを受けていて、あ、そうか
と思ったところがありました。

古典を読む、ということで枕草子を読んだのですが
加賀美さんはやはりアナウンサーですから
言語として読んでいくわけです。
謙介はどうしても国文学的に分析しながら読んでいくところが
ありまして、、ここはこの意味だな、とか頭で確認しながら
読んでいくのです。

あ、そうかアナウンサーと国文学と
ベースが違ったらこうも読みって違うんだ
というようなことも分かったりして、、
おもしろい発見があったり。

加賀美さんが文章を読むときに
どういう姿勢とか発声で読んでいるのか、
目の前で読んでくださるので、もうはっきりと
それがよくわかりました。やはり微妙に頭とか
身体でリズムを取って読んでいる、ということも
わかりました。 そうか、こういうふうにするのか。

実際にやはり分かりやすく解説してもらうと、そうか、
と理解できたところもありまして、、。
よい勉強になりました。
Img_8958

最後にご著書にサインをお願いしました。
(ミーハーなやつ)

ただまぁこのご指導のおかげで飛躍的にこれで変わるか、と言えば
まだまだですが、多少はコツがわかった、かなぁ。(笑)
よい勉強の機会になったのは言うまでもありませんが。

以下おまけの話2つ


会場に行く途中でこの建物の前を通りかかりました。

この建物、今や全国的な注目を浴びることになってしまいました。
Yabai

こないだまでこの建物、耐震化工事をしていて
1月に終わったところだったのですが
免震ゴムが基準を満たしていないものだったそうです。

どうする、たって、東洋ゴ〇にその責任があるわけですから
東洋ゴ〇のお金で工事をやり直してもらうしかないでしょうに、、。


それとこれも会場に行く途中の看板なんですが、、
この会社って略して言うとどう言うのでしょうね。

Morusuta

下の部分の「モルガンスタン○ー」でさえ「モルスタ」って
言っていたのに、上にさらにごちゃっとついてしまいましたよ。
どう略して言うのでしょうかね。略しようがないような、、、。


この看板を見るたびにどう略すのかなぁ、と思うのでした。


(今日聴いた音楽 卒業写真 歌荒井由実
 まぁ、この時期定番のような、、。(笑))


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