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15. 02. 25

浅春・京都:その2

Ninnaji2
仁和寺の山門を入って南を見たところです。
正面の丘が双ヶ岡。
この丘の東側、写真画面で言えば
左側に吉田兼好さんが住んでいたのです。
ですから仁和寺は兼好さんの家のご近所。
つい数百メートル北のお寺。

近所の話ということで徒然草の中に仁和寺の話がわりによく出てくる
ということですね。やはりこうして実際にその場に行くと
位置関係がよく分かります。


仁和寺と言えば、やはり有名なのは桜でしょう。

とはいえ、ここの桜はもともと妙心寺にあった桜、と
聞きました。妙心寺にあったのですが、
桜なんて禅寺にあってはいけない、と
言うことになって、仁和寺に移植されたのだとか。

Ninnnaji3
仁和寺の桜はほかの桜と違って、花が人の目の位置に来ます。
「はながひくい」ので、花が低い⇒鼻が低いとかけて
「おたやんざくら」(お多福の鼻のように、はながひくいさくら)と言われています。

謙介、桜の中でもソメイヨシノは好きではありません。

なんだか花の色も嫌らしいピンクだし、
咲き方もワーッと派手なだけだし
下品な感じがしてソメイヨシノはどうしても
好きになれません。

春のいろいろな木々の間にまじって桜も咲いている、
ほかのいろいろな植物との色合いの調和の中で咲いている
というのが好きです。

古今集の素性法師の歌にあるように
「みわたせば やなぎさくらを こきまぜて 
 みやこぞはるの にしきなりける」という風情がいいなぁと
思うのです。

若い緑の中にぽっぽっと咲いている山桜のほうがずっと好きです。

Ninnaji4

今、ちょうど「京の冬の旅」の期間中で
日頃非公開の神社仏閣の建物がこの時期だけ
特別公開されているのですが、仁和寺の金堂・経蔵も
その特別公開中でしたので、早速見学に行きました。
これが国宝の金堂です。 昔の御所の紫宸殿を移築したものです。

Ninnaji5
御殿建築ですから、その時の蔀戸がありますね。
内部は日頃公開されていませんから仏像も非常に美しく
また壁画も色まで鮮明に残っていました。
極楽浄土というのはこういうものか、と思いながら
寒さを忘れてしばらく眺めていました。


こちらは経蔵です。
この建物、ちょっと不思議な建物です。
というのが、画面の左側に青緑に塗られている
窓があります。これを火頭窓(かとうまど)と言うのですが、
火頭窓は禅宗の様式なのです。
仁和寺は最初に言ったように真言宗の十八本山の一つですから
禅宗ではありません。
でもここだけ禅宗建物。(笑)

Ninnnaji6

続いて仁和寺の御殿の拝観をしました。
Ninnnaji7

ここも世界遺産です。
Ninnnaji92_2

御所と同じく右近の橘、左近の桜が植わっています。
桜はまだまだですね。
Ninnnaji8

御殿の中の霊明殿の扁額です。近衛文麿さんの書です。
Ninnnaji9

霊明殿から南東方向を見てみました。
お庭がきれいでした。 この日も春節休暇の関係でしょうね、
中国からの旅行者の人が多かったです。
写真を撮ろうとしていたので、シャッターを押してあげたりしました。
中国の人って写真を撮るときに必ず女優さんみたいなポーズを
取りますねぇ、、。
Ninnnaji10


霊明殿後ろ側の閼伽棚です。 仏さまにお供えするお花や
仏飯、お供え物をここで調製したのです。
Ninnnaji92_1

この日の天気は冬の京都らしい天気でした。
天気が10分おきに変わるのです。
晴れたかと思ったら、比叡山とか愛宕山が白くなって見えなくなり
やがてさーっと時雨が来ます。
時雨がきたと思ったら、いつか雨は止んで雲間からまた陽が射す、
といった具合です。

車を置いていた駐車場に戻り、今度は大覚寺に行きました。
仁和寺の前の道をさらに西にむかいます。
この道、以前謙介がいたころは単に「観光道路」という名前でしたが
今は「きぬかけの道」とかいうおしゃれな名前がついています。

謙介は至って従前どおり観光道路、と呼んでいますが。
最初に写っていた双ヶ岡から西を嵯峨野と呼んでいました。
ですから謙介の住んでいた常盤も当然嵯峨野だったわけです。
今はその範囲が嵐山の周辺とか、大覚寺の周辺の
風致地区だけの呼称になってしまって、その範囲が
ずいぶんと狭くなってしまったように思います。

大覚寺は、謙介にとってあははははの場所なんですけどね。
まぁその話は次回に。
長くなりました。今日はここで一旦措きたいと思います。

(今日聴いた音楽 さよならをするために 歌 ビリー・バンバン
 1972年)

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