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15. 01. 21

みんな嫌なんだ

先日高校の時の同窓会名簿を買いませんか?
という案内が来た。

名簿の推薦者として名を連ねている人に、謙介の
知っている人間がいたので
「あの名簿は怪しい名簿じゃないの? 大丈夫?」
って聞いてみたら、
「同窓会で作ろうということになったので
間違いはないよ」との返事だった。
だったら怪しげな名簿でもなさそう。

名簿なんて、本当に怪しいのが多いから、
気をつけないとね。名前を掲載してやるから
10万円よこせとか、いうところだってあるし、、。


ただまぁその名簿、購入するか、と言われたら
絶対に買わないけど。

謙介は小・中・高といい思い出がほとんどない。
小学校の時はクラスでいじめに遭ったし
中学校の時は特に1年の時と3年の時が
ひどかった。
1年の時なんて担任の先生がクラス中に
謙介のことをどう思っているのか書け、とか言って
学活の時間に調査をしたりして、。
あれで本当にあのクラスが嫌になった。

3年になったらなったで
成績成績とばかり言われて、、全然おもしろくなかった。
クラスも仕方なく同じクラスにいたけど、
面と向かっていやなことを言われたり
陰でいろいろなことをされたりしたし。

そういうことで中1と中3は、、
全くと言っていいくらいいい思い出がなかった。

わずかに中2の時のクラスが良かったなぁ、と
思えるくらい。 


でもまぁそれに比べたら高校はややましか。
高校の時も学校から勉強勉強と言われてうっとうしかったけど、
それでも高校の時には、いい友達に巡り合えたから。
そいつらとは(2人)今も付き合いがある。
高校の時で良かったのはそれくらい。


もう小中高とろくなことがなかったけど
その代り、大学はもうむちゃくちゃ楽しかった。
国文専攻なんてもう変なのばっかりで
少々のことをしたって、友達は面白がって
手をたたくし、先生は「遊び方が足らんで、もっと
やってみい」ってけしかけるし。
本当に毎日がすごく楽しくて時間があっという間に
経っていた。 生涯でもうあんな楽しくて濃密な時間を
過ごせるような経験はもうできない、と今も思う。


で、その高校の名簿購入のお知らせの封書を開けてみたら、
名簿の購入申込書と一緒に
同じ学年の住所不明者の一覧が入ってた。


見たら、謙介のいたクラスが一番不明者が多いの。(笑)
クラスの半分が住所不明。ほかのクラスは、
って思って見てみたらほかのクラスだって
どこも大体も3分の1強が不明。

実は謙介はその不明者のうちの何人かは今、どこにいて
何をしているのかは知ってるんだけど。

だけどほかの奴らも同じなんだ、
やっぱり「自分のその後」なんて
あの高校に言いたくもないんだろうな、と思った。

やっぱりあの学校が嫌いだったんだ。

いつだったか、その高校に(生徒でいたときに)
友達が「俺、この学校に居てたん、一生誰にも言わへん」
って言ってたのを聞いたことがあった。

3年の3学期なんて、大学入試があります、って
みんな1月の冬休み明けからほとんど学校に来てなかったし。
(担任からはしょっちゅう電話がかかっていたけど)

だからその流れで卒業式に来なかったのも結構いた。
(卒業式だって3分の1くらいが来なかった。一応は大学入試があるから
 という理由だったけど、ホントのところは多分、今さらもうええわ、って
 思っていたからだと思う。謙介は卒業アルバムの係だったので、
 学校行ったけど)

やっぱりみんな、もうええわ、って思ってるんだなぁ、
そんなふうに思いながら、俺はその送られてきた
同窓会名簿の案内をくずかごに捨てたのだった。


みなさんの学校時代の思い出はどうですか?


(今日聴いた音楽 灰色の瞳 歌加藤登紀子 長谷川きよし
 1974年)

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